2019.06.17

昨日は抗加齢医学会に。糖質制限について院長

第19回抗加齢医学会

昨日は横浜に行って日本抗加齢医学会に参加しました。

学会は東京や横浜などで行われることが多いので、東京に住んでいると大変便利ですね。

 

今回は基本的な美容のお話や、老化について、美についてのお話を聞くことができました。

今回の学会は美容の先生だけでなく、いろいろな分野の先生が参加されており、自分の畑違いのこともいろいろ勉強できて大変ためになりました。

人はなぜ美を追求するかというテーマを昔から考えており、本を読んだりして興味がありました。

その答えに関して今回もなかなか見いだせなかったですが、少しヒントを得たような気もしました。

その辺についてはまた追々。

 

さて、学会のでためになった話題の一つに糖質制限がありました。

スイーツ(炭水化物)

みなさんも糖質制限されている方も多いのではないでしょうか。

私も炭水化物は気にしているところで、糖尿病ではありませんが食後の高血糖による動脈硬化・認知症などのリスクが心配で、いろいろ食生活を見直しているところでした。

健康診断などで空腹時血糖が正常の方でも、食後が高血糖の場合は糖尿病に匹敵するような血管障害などのリスクがありますので、注意が必要なのです。

皆さんもご存じとは思いますが、食後の高血糖を抑えるために、食事の順番は、野菜⇒タンパク質⇒炭水化物(ご飯であろうと)という順番で食べ、食物繊維を多くとり、炭水化物は控えめにすることが大切です。

食後1時間後くらいにウォーキングなどの運動も効果的のようです。

 

今回は食後高血糖ではありませんが、糖質制限が老化や寿命にどう影響するかという発表がありました。

穏やかな発表会なのかなと思いましたが、多少論争もあったりして、結構この分野は白熱しているのだなとちょっと新鮮で、興味深く講演を聞かせていただきました。

 

ある発表では、糖質制限を行って育ったマウスは見た目にも老化が促進されており、寿命も縮んだという研究の発表でした。

腸内細菌叢も変化して善玉菌が極端に減って、悪玉菌が増えていたそうです。

糖質制限中のボディービルダーの方の便もそのような傾向があるようです。

筋肉質の体

ただし、糖質制限を行うとそのぶんタンパク質・アミノ酸の摂取量が増えます。

加齢と共に変性したタンパク質が増えて老化を促進するという可能性もあるようです。

また、マウスの実験ですので人ではどこまでマウスの実験が当てはまるのかは未知数です。

一方で、大規模調査で糖質摂取が少ないほど寿命が長くなるという結果や、脂肪の摂取量が多くても少なくても老化や寿命に影響はないという研究もあるようです。

結局、糖質制限に否定的な先生もいれば、老化を抑え寿命を延ばすという先生もいて、私たち一般人はどちらを信じてよいのかなかなかわからない状況にあります。

 

ただ、人の体型や体質によっても有効な食事は違ってくるでしょうし、年齢によっても、健康なのか、病気なのかで必要な栄養素の割合は変わってくると思います。

いろんな人がいる中で糖質制限について一緒くたに結論を出すのはなかなか難しいのかなと思います。

 

しかし、炭水化物を控えてプロテインやささみばかりを食べる生活は、人類の歴史の中で、遺伝子はそれを想定して最適化されていないのは明らかでしょう。

極端な糖質制限は避け、無駄な糖質はとらないようにする。

自分の年齢に合った適切なエネルギー・食事量をしっかり見極めてそれを消費(運動)してコントロールすることが大切なのではないかと思います(それが一番難しく教えてもらいたい部分ですが)。

エネルギーの過剰摂取は老化(炎症など)にもエネルギーがまわされてしまい、老化を促進して寿命を縮めることは間違いないのかなと思います。

結局、昔から言う、”腹八分目”。

無駄に食べ過ぎないというのが自分にとっては正解なのかなと思うので、食後血糖を上げすぎないように、炭水化物はとりすぎないように当面は実践していきたいと思います。

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