鼻を高く、鼻スジも通して、鼻柱も下げて整えたい。鼻中隔延長、鼻尖縮小、鼻柱下降、鼻プロテーゼ 1ヶ月後
今回の症例の方は鼻が低いこと、小さいことを気にされていたお客様です。
術前の画像はこのような感じでした。
鼻スジも全体に弱い感じです。
鼻先も低いです。
ご希望としては鼻を高くして整えたい、鼻スジも通したいとのことでした。
鼻先を高くするには、耳介軟骨移植か鼻中隔延長なのですが、鼻先の軟骨は小さく沈みやすいことが予想され、
変化を出すためには耳介軟骨移植だけでは弱いと思われ、今回は鼻中隔延長をおこなうことになりました。
今回は耳からの軟骨を使用して鼻中隔延長をおこないます。
鼻柱が引っ込んでいるので鼻中隔延長で同時に鼻柱~鼻柱基部も下げて鼻柱下降をおこないます。
I型プロテーゼで鼻スジも通すことになりました。
ただ、額から鼻根の落差は少ないので、額からまっすぐ出る鼻にならないように気を付けてプロテーゼを挿入します。
それでは、鼻中隔延長・鼻柱下降・鼻尖縮小をおこなった1か月後の画像を見ていただきます。
まずは正面からの画像です。
鼻先から鼻柱にかけて伸びたが分かりますね。
鼻先や鼻柱の変化は正面からだと分かりにくいですが、側面から見ると分かりやすいかと思います。
それでは側面像の変化です。
鼻全体で見るとプロテーゼで鼻根部も高くなっていますので、鼻先の相対的な変化は見えにくくなっているかもしれませんが、高さはしっかり出ています。
高さが出たので鼻の穴が縦に長くなっています。
また、鼻柱に注目すると、術前は引っ込み気味でしてたが、術後は、小鼻に対して鼻柱~鼻柱基部がぐっと下がったのが分かりますね。
鼻根にも鼻先にも高さが出て鼻柱もしっかり下方に延長したのが分かります。
それでは下からの画像も見てもらいます。
鼻先が高くなったぶん鼻の穴も伸びて縦長になっています。
オープン法の傷あとも若干ありますが目立ちにくいですね。
経過と共にもっと色も抜けて目立たなくなります。
以上が術前後の変化の画像でした。
ちなみに、3Dで解析してみますと、、、
こんな感じで、青い部分が高くなった部分です。
鼻先が一番高くなっており、最大で3.9㎜、4㎜近く高くなっていました。
プロテーゼで鼻根中心に鼻筋も程よく高くなっていますね。
次に横からの術前後の比較です。
鼻根から鼻先まで全体に高くなっているのが分かります。
鼻柱から鼻柱基部も下方にしっかり延長しているのが分かりますね。
鼻全体に高さが出て、引っ込んでいた鼻柱も出て来て、全体にバランスが良くより整ったお鼻になったかと思います。
今回おこなった鼻中隔延長、プロテーゼについては以下のページでも解説していますのでご参考になさってください。
- 内容:鼻の穴を切開してシリコンプロテーゼを入れることで鼻筋を通し鼻根を高くします。
- 料金:207,080~234,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ズレのリスク
鼻先を細くシュッとさせたい。鼻尖縮小、軟骨移植、ストラット 6ヶ月後
今回の方は、鼻先を高くしたいとのことで、以前に糸で鼻先を高くするミスコをおこなったことがある方でした。
ミスコは半年で糸が溶けて効果がなくなってしまうので、今回軟骨移植をおこなって鼻先を高く長持ちさせたいとご希望されました。
術前の画像はこんな感じでした。
鼻先の先端は高さも長さももう少しあるとシュッとして整いそうな感じです。
お客様はもともと耳介軟骨移植だけをご希望でしたが、鼻先に軟骨を入れるだけでは団子鼻がより目立って鼻が大きくなってすっきり感がなくなってしまいます。
これについては下記コラムで話していますのでご参考ください
今回は、鼻先をシュッとさせるために、鼻尖縮小で鼻先を細くして、同時に鼻先の先端に耳介軟骨を移植することになりました。
あとは、鼻先の高さを出したいとのご希望だったので、耳介軟骨のストラット(支柱)を鼻翼軟骨の内側脚に挟んで、沈んで後戻りしないように補強することにしました。
それでは、6か月後の変化を見てもらいましょう。
そうなることで、鼻先から先端まで筋が通って細くなりよりシュッとして見えるようになります。
この図で言うと、赤丸部分を鼻尖縮小で細くして、緑丸部分には耳介軟骨移植をおこなって鼻先全体を整えるということになります。
それでは、横からの画像も見てもらいましょう
鼻先の先端に頂上ができて鼻先がシュッとして横から見た鼻先のラインが整いましたね。
軟骨移植の自然で、しっかりした効果が分かりやすいかと思います。
次に斜めからの画像を見てもらいます。
鼻がシュッとしたのが分かります。
最後にしたからの画像です。
かつ、軟骨移植で鼻先に頂上ができて高くなったのが分かりますね。
耳介軟骨移植でも、ストラットを立てたり、軟骨の置き方を工夫すれば、このようにしっかり鼻先を整えることができますよ。
耳介軟骨移植について詳しくは下記ページもご参考ください。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
低かった鼻先を高く、鼻の穴も目立ちにくく。鼻尖縮小+軟骨移植+ストラット、鼻孔縁下降 1ヶ月後
今回のお客様は、鼻を目立ちにくくしたい、鼻の穴が目立つのが気になるとのことでご来院されました。
術前の画像を見ていただきます。
(手術前)
あとは、鼻先が右に傾いていますね。下から見ると良くわかります。
また、鼻柱が小鼻に対して上に位置しているため、ACRとしては上向きでした。
ACRは以下の図のような小鼻と鼻柱の三角のことで、
上向きだと不格好に見えてしまいます。
次に横から見た画像です。
もう少し鼻先を高くした方が良さそうですね。
術前は以上のような感じでした。
なので、今回はお客さんと話し合って、鼻尖縮小と軟骨移植をおこなって、さらに鼻孔縁下降術で少しでも鼻の穴をめだちにくくすることになりました。
また、正面(前方)方向に高さが低く、軟骨を載せても押し込まれて後戻りしやすいため、ストラットを立ててあと戻りにくくすることになりました。
それでは、術後の画像を見てもらいます。
鼻先が斜め下方向に延長されて引っ込んだ鼻先が伸びてバランスよくなりましたね。
ACRが改善したのが分かります。
鼻孔縁下降でさらに鼻の穴が見えにくくなりました。
次は側面像です。
鼻先がシュッとしました。
鼻背が少しハンプ感(わし鼻感)がありましたが鼻先が高くなったことで目立ちにくくなりました。
また鼻尖上部に凹みがあったので、そちらにもついでに軟骨を移植してラインを整えています。
ストラットを立てることでこのようによりしっかり鼻先に高さを出すことができますし、後戻りのリスクを減らすことができます。
最後に下からの画像です。
術後はうまく傾きを改善して、曲がっていた鼻先を修正できました。
鼻翼軟骨は形や厚みも左右で違うことが多く、傾きや左右差の修正には限界があり、修正できないこともあります。
ただ、今回の方のようにうまく修正できる可能性がありますので、なるべく調整してに合わせるようにしています。
また、術後は鼻先は鼻尖縮小と軟骨移植でより細くなって、高さも出てシュッとしたのが分かるかと思います。
以上まとめると、術後の変化では、鼻先が細くなって高くなり、鼻の穴が目立ちにくくなり、鼻な先の傾きも補正されたということになります。
当初の鼻を目立ちにくくしたい、鼻の穴が目立つのが気になるという悩みはご希望通り改善できたかと思います。
今回の手術の耳介軟骨移植について、鼻孔縁下降術については以下のページで解説していますのでご参考ください。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
豚鼻と目立つ鼻の穴を改善させる(鼻尖縮小・軟骨移植・鼻孔縁下降)3か月後
今回のお客様の術前の画像はこんな感じです。
術前のお鼻は上向きのアップノーズで、鼻の穴が目立っており、いわゆる豚鼻の状態でした。
お客様は鼻先を下げて豚鼻を改善させたいが、自然な感じでしっかり変化を出したいとのことで、
異物には抵抗があって軟骨で変化を出したい、鼻先に高さを出したいわけではない、とのご希望でした。
以上を総合して、今回は、鼻尖縮小・軟骨移植・鼻孔縁下降をおこなうことになりました。
鼻尖縮小で団子鼻を改善させつつ、軟骨移植で下方向(尾側)に鼻先を伸ばしてアップノーズを改善させます。
そうすることで豚鼻感を改善させます。
あとは、鼻の穴が目立っていたので、鼻孔縁下降術で鼻の穴の縁のせり上がりを下げて鼻の穴をより目立ちにくくすることになりました。
鼻の穴が目立ちにくくなれば豚鼻感はぐっと改善されます。
それでは、3か月後の変化を見てもらいましょう
耳介軟骨移植で鼻先が下がってアップノーズが改善されたのはもちろんですが、鼻孔縁下降術で鼻の縁を下げたことで鼻の穴がぐっと目立ちにくくなりました。
耳介軟骨移植は鼻先を下げてくれますが鼻の穴の縁はあまり下げられないため、鼻孔縁下降術で鼻の穴の縁を同時に下げてあげるとぐっと鼻の穴は見えにくくなります。
術前と比べると3か月後は鼻の穴が目立ちにくくなってすっきりしたお鼻になりましたね。
また、鼻先に注目すると、術前は鼻翼軟骨が広がって幅がありましたが、術後は鼻翼軟骨が寄って鼻先が細くなったのもわかります。
以上の手術を組み合わせることで豚鼻がぐっと改善して鼻の不格好な特徴が減って目立たない美しい鼻に近づきました。
次は側面の変化も見てもらいます。
術前は上を向ていた鼻先が術後は下方向に向いたのが分かりますね。
人中のラインと、鼻柱のラインの角度に注目すると、術前は90度よりやや開いていたのが、術後は90度よりやや狭くなりました。
鼻先から鼻柱が下がったということになります。
このように側面から見るとアップノーズが改善したのが分かります。
以上が今回のおこなった鼻尖縮小・耳介軟骨移植・鼻孔縁下降術の効果です。
鼻の穴が目立つ方では、耳介軟骨移植や鼻中隔延長で鼻先を下げるだけでなく、鼻孔縁を下げる鼻孔縁下降術を組み合わせると効果的ですのでご検討していただくと良いかと思います。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
正面から見て鼻の穴が気になるので目立ちにくくしたい(鼻尖縮小+軟骨移植+I型プロテーゼ+鼻孔縁延長 3か月後)
今回の症例の方は、正面から見て鼻の穴が見えるのが気になるので目立ちにくくしたいとご相談されました。
術前の鼻の正面から見た感じはこんな感じでした。
お客様がおっしゃるように鼻の穴がやや目立っていますね。
横から見るとこんな感じ。
いかがでしょうか。何が原因で鼻の穴が目立ってしまっているかわかりますでしょうか。
原因を見極めることで効果的な手術が決まってきます。
原因は複数あって、
まず、一つは、鼻先が上を向いている、すなわちアップノーズ気味だというのがあります。
鼻先が上を向いていると、いわゆる豚鼻と言われ、鼻の穴が目立ちやすくなります。
あとは、やや小鼻が大きいという点もあります。
小鼻が大きいと当然鼻の穴も大きく見えやすくなってしまいます。
あとは、ややは鼻の穴の縁(鼻孔縁)がややせり上がっているというのがありました。
横から見ると鼻の穴の縁がやや尖って上を向いているのがわかります。
まとめると、
①アップノーズ
②小鼻が大きめ
③鼻孔縁がややせり上がっている
以上の3つの原因によって鼻の穴が目立ちやすくなっていました。
それぞれを改善させる手術には、
①鼻尖縮小+耳介軟骨移植 or 鼻尖縮小+鼻中隔延長
②小鼻縮小(内側+外側)
③鼻孔縁下降術
があります。
①耳介軟骨移植や鼻中隔延長についてはご存じの方は多いかと思います。
移植軟骨を利用して鼻先を高くしたり伸ばす手術です。
よく知らない方は以下のコラムをご参考ください
また、
②小鼻縮小(内側+外側)に関しては、小鼻の内側と外側を切開することで、小鼻の幅も丸みも減らす手術で、つまり小鼻全体を小さくする手術です。
ご存じの方は多いかと思いますが、詳しくは以下のコラムもご参考ください。
③鼻孔縁下降術については、あまり知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、
基本的に、耳介軟骨を鼻の縁(鼻孔縁)にポケットを作って移植する手術で、そうすることで鼻の縁を下げることができます。
鼻の穴を目立ちにくくしたい方に有効な手術で、鼻の穴がせり上がっているタイプの方に適しています。
詳しくは以下のページを参考にしてください。
今回の方の場合は、以上の3つの手術をおこなうと鼻の穴が目立ちにくくなり、手術を組み合わせることでさらに鼻の穴は目立ちにくくなります。
今回はお客様とのご相談のうえで、まず鼻の穴の切開からできる手術、つまり鼻尖縮小と耳介軟骨移植、鼻孔縁下降術をおこなうことになりました。
また、希望により鼻全体のバランスを整えるために鼻のプロテーゼを入れることになりました。
小鼻に関しては鼻の穴が気になるようなら必要に応じて後日段階的におこなおうということになりました。
それでは、3ヶ月後の変化を見てもらいましょう
まずは正面からです。
耳介軟骨移植で鼻先が下がって豚鼻が改善しました。
鼻先も鼻尖縮小で細くすっきりとしましたね。
次に、鼻孔縁に注目すると、術前はせり上がていた鼻孔縁が、鼻孔縁下降術で下がりましたね。
鼻孔縁が下がったことで鼻の穴が目立ちにくくなりました。
プロテーゼで鼻筋がとったのも分かります。
次は側面の変化です。
せり上がり気味だった鼻孔縁も下がって横からも鼻の穴が見えにくくなりました。
プロテーゼで鼻根部も高くなっていますね。
総合すると、術前は鼻の穴が目立って気になっていましたが、術後はご本人のご希望通り目立ちにくくなりました。
また、プロテーゼを入れたことで鼻全体のバランスも良くなりました。
これだけでも満足されていると思いますが、さらに鼻の穴を目立ちにくくして鼻の存在感を減らしたければ、小鼻縮小(内側+外側)をおこなうと良いでしょう。
- 内容:鼻の穴を切開してシリコンプロテーゼを入れることで鼻筋を通し鼻根を高くします。
- 料金:207,080~234,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ズレのリスク
鼻翼縮小で小鼻を小さく、鼻尖縮小・軟骨移植で鼻先もすっきり、自然な感じで整えました 6ヶ月後
今回のお客様は、小鼻が広がっているので小さくしたいということと、鼻先を斜め下方に少し自然な感じで下げたいとご希望され来院されました。
術前の画像はこのような感じです。
小鼻に横幅があり、鼻先も団子鼻で丸みが強かったです。
小鼻を小さくするために、鼻翼縮小(内側法+外側法)をおこなうことになりました。
小鼻は組織が厚く硬い部分ですので、切らずに小さくしてもすぐに戻ってしまいます。
ただ、小鼻を内側から外側までしっかり切って小鼻を土台から寄せて狭くすることで、小鼻をしっかり小さくすることができ、後戻りも少なくなります。
今回も内側と外側をしっかり切って、組織を減量し土台から寄せます。]
後戻りを減らすために減張縫合で左右の小鼻を寄せることで後戻りを減らし、傷がきれいに治りやすくします。
鼻翼縮小(小鼻縮小)については下記のページをご参考ください。
あとは、団子鼻が強いので、鼻尖縮小をおこなって鼻翼軟骨を寄せることで団子鼻を改善させます。
また、斜め下方に鼻先のラインを整えるために耳介軟骨移植を同時におこないます。
後戻りを抑えるために、効果を保ちやすくするためにストラット(支柱)を立てて土台を強化することにもなりました。
鼻先の手術に関しては鼻尖縮小+耳介軟骨移植+ストラットになります。
これらはすべて鼻の穴の中の傷(オープン法)で行うことができます。
それでは、鼻翼縮小(内側法+外側法)、鼻尖縮小+耳介軟骨移植+ストラットの6か月後の変化を見てもらいます。
まずは正面からです。
小鼻はしっかり小さくなりましたね。
鼻尖縮小で、横に幅のあった鼻先が、術後は頂点が真ん中にきました。
小鼻も鼻先もすっきりしたことで鼻全体が小さくすっきりとした印象になりました。
鼻先に注目すると下方向に厚みが出て鼻先が少し伸びて下がりました。
小鼻と鼻柱の関係を見ると、術前はACRがやや上向きだったのが、術後はまっすぐになったのがわかります。
次に斜めからの画像です。
耳介軟骨移植で鼻先が斜め下方向に厚みが出て鼻尖縮小の効果とも合わせて、鼻先がシュッとした印象になったのがわかります。
単に下方向に伸ばすとオウム鼻、たれ鼻になってしまいますが、ストラットを立てて前方方向にもしっかり高さを出したことで鼻先は斜め下方に伸びています。
こうすると高さを保ったままバランスを崩さずに鼻先を斜め下方に伸ばした形になります。
鼻翼縮小と鼻尖縮小で鼻はすっきりして目立ちにくくなり、耳介軟骨移植で自然な感じで鼻先も整って、全体的に整形感もなく忘れ鼻に近づいたかと思います。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
小鼻と鼻先を整える(鼻尖縮小、耳介軟骨移植、ストラット、鼻翼縮小(内側+外側)) 6ヶ月後
自分の鼻の形に合った施術をアドバイスしてほしいとお話しされていました。
術前の鼻先の状態はこのような感じでした。
小鼻は横に広く、鼻の幅が大きくみえてしまい目立っていました。
鼻の特徴が増えるごとにお鼻は不格好にみえてしまいます。
横から見ると、鼻先の高さがやや低く、さらに鼻柱に対してもやや上がっていました。
どの手術をおこなうと良いでしょうか。
まずは、鼻翼縮小(小鼻縮小)で小鼻の幅を狭くするのが重要ですよね。
鼻翼縮小では、小鼻の内側と外側を切って小鼻の土台ごと寄せて小さくすることで効果的に小鼻を小さくすることができます。
ただ、小鼻が小さくなると、相対的に鼻先が大きく見えてしまいます。
なので、団子鼻になって目立たないように、同時に鼻尖縮小をおこなうことをお勧めさせてもらいました。
また、側面から見て鼻先が前方にも、下方向にも高さが弱かったので、軟骨移植をおこなうことで斜め下方に高さを出して鼻先のラインを整えることもおすすめさせてもらいました。
ただし、鼻先の鼻翼軟骨は柔らかく動くので、鼻先に単に軟骨を載せても沈み込んで高さを効果的にキープできないことがあるので、鼻翼軟骨の間にストラット(支柱の軟骨)を立てて沈みにくく補強することもお勧めさせてもらいました。
こうすることで鼻先に移植した軟骨の効果が後戻りしにくくなり、高さを保ちやすくなります。
以上総合すると、今回の手術は、鼻尖縮小+耳介軟骨移植+ストラット+鼻翼縮小(小鼻縮小)(内側法+外側法)をおこなうことになりました。
それでは、6か月後の症例写真を見てもらいます。
まずは正面です。
正面から見ると鼻翼縮小で小鼻の幅がしっかり狭くなって鼻がすっきりしたのがわかります。
小鼻が狭くなると、鼻先の団子鼻が目立ってきますが、鼻尖縮小をおこなったことで鼻先もすっきり細くなりました。
術前は鼻翼軟骨の頂点がやや離れて団子鼻気味でしたが、術後は頂点が真ん中になって鼻尖縮小の効果がわかりやすいかと思います。
鼻翼縮小で小鼻も小鼻も鼻先も細くなることで鼻全体が小さくすっきりして存在感が減ります。
そうすると忘れ鼻に近づいて整ったお鼻になります。
また、鼻先に注目すると耳介軟骨移植で下方向にも厚みが出て、豚鼻感が減ってより整って見えるようになりました。
全体的に、お客様ご希望通りのすっきりしたお鼻に近づいたかと思います。
では次に側面像を見てもらいましょう
低かった鼻先が耳介軟骨で斜め下方に厚みが出たのがわかります。
術前は鼻先ややつぶれ気味でしたが、術後はしゅっと鼻先がシャープになったことで側面からの鼻の形も整って見えるようになりました。
次は下からの画像です。
小鼻に注目するとの幅が狭くなったのが良くわかります。
鼻先に注目すると、術前は鼻先の鼻翼軟骨が離れて頂点が2峰性で幅がありましたが、術後は鼻先の頂点が真ん中に来て、きれいな鼻先の形になりました。
イラストで示すと鼻尖縮小はこのような変化になります。
傷に関して言うと、鼻尖縮小・軟骨移植・ストラットは当院ではクローズ法でおこなっておりますので、鼻柱に傷は残りません。
また、小鼻縮小をしていますが、小鼻の自然な丸みは保たれて、変な食い込んだノッチなどはできていません。
ちなみにノッチとは下のイラストのような食い込みで、小鼻の丸みを切り取ってしまうことでできやすくなります。
当院では、小鼻の外側の丸みを残しながらカットしているのでノッチができづらいようにしています。
また、ある程度の小鼻の丸みも残されているので顔から急に小鼻が生えたような丸みのない不自然な鼻(下図)にもなっていません。
鼻翼縮小のデザインで個々に合わせた切除幅でおこなわないと、切除しすぎて不自然な小鼻になってしまい、修正も難しくなってしまいます。
当院では、皮膚の余裕を引っぱって計測して、自然な丸みを残して最大限張り出し切除するように外側の切除幅を決めています。
また、鼻翼縮小は外側を切るので傷が目立つのではないかと心配される方は多いです。
ただ、外側の傷は、鼻翼顔面溝といって、小鼻とホホの境目に位置するように切るため、溝と一致して目立たなくなります。
普通の人が見ても手術したことはわからないかと思います。
今回の症例の方の斜めからの画像で小鼻の傷を見てもらいましょう。
いかがでしょうか。
傷は小鼻の外側の溝(鼻翼顔面溝)に一致してほとんど目立たないのがわかるかと思います。
小鼻縮小は傷が目立つのではないかと心配されている方は多いですが、基本的に目立ちにくいです。なので多くの皆さんが手術をされます。
ただし、溝から傷が離れすぎたり、雑な縫合をおこなうとたちまち傷は目立ってしまいます。
なので、当院では、傷が離れないように減張縫合(下図)をおこないながら、
引き連れずにきれいに治るように、縫い合わせる組織のズレや段差を合わせながら丁寧に傷を縫い合わせています。
以上が鼻尖縮小、耳介軟骨移植、ストラット、鼻翼縮小(内側+外側)の症例写真でした。
小鼻縮小は内側法で小鼻の幅を狭くする、外側法で小鼻の張り出しを減らすという役割がありますが、今回のように内側法と外側法を同時に行うことでより効果的に小鼻を小さくすることができます。
鼻翼縮小(内側法+外側法)については以下のページをご参考ください。
また、鼻先をしゅっと整えたい場合、鼻尖縮小だけでは難しく、今回の方のように鼻尖縮小と耳介軟骨移植を組み合わせて鼻先に高さを出す必要があります。耳介軟骨移植についても以下のページをご参考ください。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
自然な感じで鼻先を細く高く(鼻尖縮小、耳介軟骨移植)6ヶ月後
今回のお客様は鼻先をしゅっとさせたいと希望されました。
術前の鼻の画像です。
鼻先は丸みがあり団子鼻でした。
正面から見ると鼻翼軟骨がやや開いているのがわかります。
ちなみに、鼻翼軟骨は下のイラストのように鼻先を形づくる骨格の軟骨です。
鼻翼軟骨は文字通り翼のように鼻先にある軟骨です。
しゅっとさせたいとご希望でしたが、しゅっとさせるためには
①鼻先を細くする
②鼻先を高くする
上記の2つをおこなうと鼻先がしゅっと細くなって整います。
もちろん鼻先を細くするだけでもしゅっとしますが、鼻先の先端に高さがでることでより鼻先は細く高く整って見えるようになります。
今回は、鼻先を細くする鼻尖縮小と、鼻先を高くする耳介軟骨移植をおこなうことになりました。
両方、鼻の穴の中だけを切開するクローズ法で行うことができます。
鼻尖縮小は、下図のように鼻翼軟骨を尖らせて、左右寄せ合わせることで鼻先を細くします。
同時に耳から採取した軟骨を載せることで鼻先を斜め下方に高くします。
イラストでは鼻先の前方方向にだけ軟骨を載せていますが、それだけだとアップノーズになってしまいますので、下方(尾側)にもshieldgraftという軟骨を載せてます。
それでは、半年後の症例写真を見てもらいます。
正面からの画像です。
術前は離れていた鼻翼軟骨で鼻翼軟骨の頂点が左右に分かれて鼻先が太く丸くなっていますが、6か月後は、鼻尖縮小で鼻先の頂点が真ん中に寄って団子鼻が細くなりました。
さらに、平坦だった鼻先の先端に軟骨移植で厚みが出たことで鼻先にメリハリが出てしゅっと見えるようになりました。
次に側面像です。
丸みがあってやや低かった鼻先が、軟骨移植の厚みで斜め下方に高くなってより尖ってシュッとしたのがわかります。
軟骨を正面方向(前方)と下方向(尾側)にそれぞれ移植したことで斜め下方伸びています。
鼻先がしゅっと尖っただけでなく高さも出てメリハリが良くなりました。
側面像からだと軟骨移植の効果がわかりやすいですね。
次は下からの画像です。
術前はやや丸みがあって鼻先が術後は細くとがってきたのがわかりますね。
やや高さも出たことで丸みのあった鼻先が三角形に尖りました。
以上が、6か月後の変化でした。
自然な感じですが、鼻先がしゅっと整ったのがわかります。
鼻尖縮小・軟骨移植なら、あまりばれずに自然な感じで鼻先を整えることができます。
なお、鼻尖縮小には、通常の鼻翼軟骨を寄せる鼻尖縮小と、カットして段差を作ることでより細くする3D法があります。
皮膚の厚い方や軟骨の小さい方では3D法がお勧めです。
それぞれの施術について詳しくは以下のページもご参考ください。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
鼻先をしっかり細くして高くしたい。鼻尖縮小(3D法)、軟骨移植、ストラット 1ヶ月後
アップノーズにはなりたくないとのことでした。
術前の状態は鼻先は団子鼻で、鼻先の皮膚は硬くて厚めでした。
鼻先アップノーズで、鼻柱は小鼻に対して後退していますね。(ACR上向き)
鼻先の皮膚が厚い人は、通常の鼻尖縮小で軟骨を寄せて細くしても外側に細くなった感じが出にくいです。
なので、今回は、3D法でしっかり段差を作って鼻先を細くすることになりました。
通常の鼻尖縮小と3D法の違いは以下の図の通りです。
3D法では段差を作ることで鼻先のサイドが低くなりしっかり細く見せることができます。
また、鼻先は立てた軟骨ぶんの高さが出て、鼻先を鼻柱方向に高くすることができます。
ちなに、3D法では内側脚が鼻先の支柱になるのですが、内側脚は細くて弱いため曲がったりするリスクがあります。
なので、図の赤い部分のように、ストラットという軟骨の支柱を通常立てる必要があります。
ただ、3D法だと、鼻柱方向に高さがでるので、アップノーズがさらに強調されてしまう可能性があります。
なので、今回は耳介軟骨移植もおこなって、鼻先を下方向(尾側方向)にも同時に伸ばすことになりました。
鼻先を斜め下方に伸ばすイメージです。
本当はACRは上向きなので鼻柱基部にも軟骨を入れるとより鼻としては整ってくるのですが、今回ご希望などもあり鼻先だけの手術としました。
それでは、術前術後のビフォアアフターを見てもらいましょう
正面からの画像を見ていただくと、鼻先が細くなったのがわかりますね。
お客様もご希望は鼻先を細くしたいなので、3D法でしっかり鼻先が細くなってご希望通りになったかと思います。
鼻柱基部に軟骨移植などをおこなってACRを整えればさらにバランスが良くなったかと思います。
下からの画像は鼻先の変化がわかりやすいので見ていただきます。
鼻先が細くなったことで、鼻の穴もやや縦長になりました。
3D法なので鼻先に高さが出ているのもわかります。
次は側面像で鼻先の高さがどうなったのか確認してみます。
3D法だけでは鼻先はよりアップノーズになりますが、耳介軟骨移植でshield graftを下方向に取り付けて伸ばしたことでアップノーズにならずに鼻先に高さを出すことができました。
また、ストラットを立てているので若干ですが鼻柱基部も下がってくれています。
通常の鼻尖縮3D法の違いについては下記コラムもご参考ください
以上が今回、鼻尖縮小3D法、軟骨移植、ストラットの効果でした。
以下の方は鼻尖縮小でも3D法がおすすめです。
・鼻先の皮膚が厚い方
・鼻先の軟骨が小さい方
・鼻先に高さが欲しい方
・鼻先をしっかり細くしたい方
団子鼻が気になる方はぜひご参考ください
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:268,000~317,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
たれ鼻を引きあげて整える。鼻尖縮小(3D法)、ストラット、鼻柱挙上 1ヶ月後
術前の状態はこんな感じです。
横から見ると鼻先の高さは弱く、鼻柱が下垂していました。
鼻柱がもともと下がっているために笑うと余計に鼻先の下がりが気になってしまっていました。
今回は、鼻先を細くかつ高さを出すために鼻尖縮小の3D法でしっかり鼻先を細くし、ストラットを立てることにしました。
鼻尖縮小の3D法は、通常の鼻尖縮小のように鼻翼軟骨を尖らせて寄せて細くするものではなく、鼻翼軟骨をカットして立てて段差を作ることで細くする方法です。
カットして中間脚を立てることで鼻先に高さを出すこともできます。
そして、鼻柱方向に高さが出るため、鼻先はアップノーズ方向に高くなります。
なので、今回の方にちょうど良い方法です。
3D法の際は内側脚の支柱が倒れたりしないように耳から軟骨を持ってきストラット(支柱)を挟んで立てます。
鼻柱や鼻尖を挙上するためにストラットを利用して、ストラットを鼻中隔軟骨に引き上げて固定することで内側脚ごと引き上げて、鼻柱や鼻先全体を挙上することにしました。
手術はオープン法でおこないます。
では術後の画像を見てもらいます。
まずは正面像です
1か月後は鼻先の丸み減り、すっきりしてメリハリが出ました。
また下がっていた鼻柱が引き上がって、鼻柱の垂れ下がりが改善したのがわかります。
次に側面像を見てもらいます。
丸く突き出ていた鼻柱が真っすぐになりましたね。
鼻柱と口唇の角度もちょうど良い角度です。
3D法で鼻先が高くなったのもありますし、3D法のストラットが鼻中隔に引き上げられて固定されたことでプチ鼻中隔延長のようになり鼻先にしっかり高さが出ています。
術前は低く垂れていた鼻先がしっかり正面を向いて整いましたね。
これで笑顔時に鼻先が下がったように見えにくくなったのではないかと思います。
鼻柱の下がりと団子鼻で鼻先が大きく見えてしまっていましたが、鼻柱が引き上がって鼻先も3D法で細くなったことで術前に気にされていた鼻先の丸みも改善しました。
お客様のご希望通りの鼻先になったのではないかと思います。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:268,000~317,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。