鼻を高く、鼻スジも通して、鼻柱も下げて整えたい。鼻中隔延長、鼻尖縮小、鼻柱下降、鼻プロテーゼ 1ヶ月後
今回の症例の方は鼻が低いこと、小さいことを気にされていたお客様です。
術前の画像はこのような感じでした。


鼻スジも全体に弱い感じです。
鼻先も低いです。
ご希望としては鼻を高くして整えたい、鼻スジも通したいとのことでした。
鼻先を高くするには、耳介軟骨移植か鼻中隔延長なのですが、鼻先の軟骨は小さく沈みやすいことが予想され、
変化を出すためには耳介軟骨移植だけでは弱いと思われ、今回は鼻中隔延長をおこなうことになりました。
今回は耳からの軟骨を使用して鼻中隔延長をおこないます。
鼻柱が引っ込んでいるので鼻中隔延長で同時に鼻柱~鼻柱基部も下げて鼻柱下降をおこないます。
I型プロテーゼで鼻スジも通すことになりました。
ただ、額から鼻根の落差は少ないので、額からまっすぐ出る鼻にならないように気を付けてプロテーゼを挿入します。
それでは、鼻中隔延長・鼻柱下降・鼻尖縮小をおこなった1か月後の画像を見ていただきます。
まずは正面からの画像です。


鼻先から鼻柱にかけて伸びたが分かりますね。
鼻先や鼻柱の変化は正面からだと分かりにくいですが、側面から見ると分かりやすいかと思います。
それでは側面像の変化です。




鼻全体で見るとプロテーゼで鼻根部も高くなっていますので、鼻先の相対的な変化は見えにくくなっているかもしれませんが、高さはしっかり出ています。
高さが出たので鼻の穴が縦に長くなっています。
また、鼻柱に注目すると、術前は引っ込み気味でしてたが、術後は、小鼻に対して鼻柱~鼻柱基部がぐっと下がったのが分かりますね。
鼻根にも鼻先にも高さが出て鼻柱もしっかり下方に延長したのが分かります。
それでは下からの画像も見てもらいます。


鼻先が高くなったぶん鼻の穴も伸びて縦長になっています。
オープン法の傷あとも若干ありますが目立ちにくいですね。
経過と共にもっと色も抜けて目立たなくなります。
以上が術前後の変化の画像でした。
ちなみに、3Dで解析してみますと、、、

鼻先が一番高くなっており、最大で3.9㎜、4㎜近く高くなっていました。
プロテーゼで鼻根中心に鼻筋も程よく高くなっていますね。
次に横からの術前後の比較です。

鼻柱から鼻柱基部も下方にしっかり延長しているのが分かりますね。
鼻全体に高さが出て、引っ込んでいた鼻柱も出て来て、全体にバランスが良くより整ったお鼻になったかと思います。
今回おこなった鼻中隔延長、プロテーゼについては以下のページでも解説していますのでご参考になさってください。
- 内容:鼻の穴を切開してシリコンプロテーゼを入れることで鼻筋を通し鼻根を高くします。
- 料金:207,080~234,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ズレのリスク
鼻先を細くシュッとさせたい。鼻尖縮小、軟骨移植、ストラット 6ヶ月後
今回の方は、鼻先を高くしたいとのことで、以前に糸で鼻先を高くするミスコをおこなったことがある方でした。
ミスコは半年で糸が溶けて効果がなくなってしまうので、今回軟骨移植をおこなって鼻先を高く長持ちさせたいとご希望されました。
術前の画像はこんな感じでした。


鼻先の先端は高さも長さももう少しあるとシュッとして整いそうな感じです。
お客様はもともと耳介軟骨移植だけをご希望でしたが、鼻先に軟骨を入れるだけでは団子鼻がより目立って鼻が大きくなってすっきり感がなくなってしまいます。
これについては下記コラムで話していますのでご参考ください
今回は、鼻先をシュッとさせるために、鼻尖縮小で鼻先を細くして、同時に鼻先の先端に耳介軟骨を移植することになりました。
あとは、鼻先の高さを出したいとのご希望だったので、耳介軟骨のストラット(支柱)を鼻翼軟骨の内側脚に挟んで、沈んで後戻りしないように補強することにしました。



そうなることで、鼻先から先端まで筋が通って細くなりよりシュッとして見えるようになります。

それでは、横からの画像も見てもらいましょう


鼻先の先端に頂上ができて鼻先がシュッとして横から見た鼻先のラインが整いましたね。
軟骨移植の自然で、しっかりした効果が分かりやすいかと思います。
次に斜めからの画像を見てもらいます。


鼻がシュッとしたのが分かります。
最後にしたからの画像です。


かつ、軟骨移植で鼻先に頂上ができて高くなったのが分かりますね。
耳介軟骨移植でも、ストラットを立てたり、軟骨の置き方を工夫すれば、このようにしっかり鼻先を整えることができますよ。
耳介軟骨移植について詳しくは下記ページもご参考ください。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
人中の間延び感を自然な感じで改善させさる。人中短縮 3ヶ月後
術前の画像を見てもらいます。

人中の長さを測ってみると17㎜でした。
そこまで長くありません。
ただ、もう少し短くしてバランスを整えたいというご希望があり、人中短縮をおこなうことになりました。
人中は14㎜を目指して3㎜幅切除することにしました。
また、鼻孔堤のもあり上がりはあまりないので、鼻腔に入り込むような形で、傷を目立ちにくくする切開をおこなうことになりました。
人中短縮術はお顔の目立つ位置に傷ができるため、傷を気にされる方は多いですが、傷を入り組むように切開し、中縫いをしっかりおこなえば通常は目立ちにくく治っていきます。
当院では、傷に力が加わって目立って治ってしまわないように、口輪筋を前鼻棘や鼻中隔軟骨に引き上げて固定します。
そうすることで傷を目立ちにくくして後戻りのリスクを減らすようにしています。
ただ、最初は唇が引きあがりますので、小鼻が広がる感じになりますが、徐々に引き上げ効果が落ち着いて小鼻の広がりも戻っていきます。
なので、1ヶ月ほどは小鼻はやや広くなるとお考えいただくと良いかと思います。
人中短縮術について詳しくは以下のページもご参考ください
それでは、3か月後の症例写真を見ていただきましょう


自然な感じの変化ですね。
傷もまだ赤みはありますが、必ず白く抜けていきますのでもう少し目立ちにくくなっていきます。
色があるうちはメイクでカバーしていただければほとんど目立ちません。
人中の長さは術前は17㎜で、術後は15㎜でした。
2㎜縮まったことになりますが、2㎜の少し変化でもバランスは良く見えますね。
人中が長い人や、かなり狭くしたい方ではもっと切除幅を広くすることもできますが、人中短縮術は後戻しはできないので、無理なく自然な範囲の切除(人中の長さは14,5㎜くらい)をお勧めしています。
- 内容:鼻の下を鼻のラインの沿って切除してリフトアップします。
- 料金:267,960~382,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、色素沈着。傷の赤みや盛り上がりのリスク
低かった鼻先を高く、鼻の穴も目立ちにくく。鼻尖縮小+軟骨移植+ストラット、鼻孔縁下降 1ヶ月後
今回のお客様は、鼻を目立ちにくくしたい、鼻の穴が目立つのが気になるとのことでご来院されました。
術前の画像を見ていただきます。
(手術前)


あとは、鼻先が右に傾いていますね。下から見ると良くわかります。
また、鼻柱が小鼻に対して上に位置しているため、ACRとしては上向きでした。
ACRは以下の図のような小鼻と鼻柱の三角のことで、

次に横から見た画像です。


もう少し鼻先を高くした方が良さそうですね。
術前は以上のような感じでした。
なので、今回はお客さんと話し合って、鼻尖縮小と軟骨移植をおこなって、さらに鼻孔縁下降術で少しでも鼻の穴をめだちにくくすることになりました。
また、正面(前方)方向に高さが低く、軟骨を載せても押し込まれて後戻りしやすいため、ストラットを立ててあと戻りにくくすることになりました。
それでは、術後の画像を見てもらいます。


鼻先が斜め下方向に延長されて引っ込んだ鼻先が伸びてバランスよくなりましたね。
ACRが改善したのが分かります。
鼻孔縁下降でさらに鼻の穴が見えにくくなりました。
次は側面像です。




鼻先がシュッとしました。
鼻背が少しハンプ感(わし鼻感)がありましたが鼻先が高くなったことで目立ちにくくなりました。
また鼻尖上部に凹みがあったので、そちらにもついでに軟骨を移植してラインを整えています。
ストラットを立てることでこのようによりしっかり鼻先に高さを出すことができますし、後戻りのリスクを減らすことができます。
最後に下からの画像です。


術後はうまく傾きを改善して、曲がっていた鼻先を修正できました。
鼻翼軟骨は形や厚みも左右で違うことが多く、傾きや左右差の修正には限界があり、修正できないこともあります。
ただ、今回の方のようにうまく修正できる可能性がありますので、なるべく調整してに合わせるようにしています。
また、術後は鼻先は鼻尖縮小と軟骨移植でより細くなって、高さも出てシュッとしたのが分かるかと思います。
以上まとめると、術後の変化では、鼻先が細くなって高くなり、鼻の穴が目立ちにくくなり、鼻な先の傾きも補正されたということになります。
当初の鼻を目立ちにくくしたい、鼻の穴が目立つのが気になるという悩みはご希望通り改善できたかと思います。
今回の手術の耳介軟骨移植について、鼻孔縁下降術については以下のページで解説していますのでご参考ください。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
ヒアルロン酸(ホホ・ほうれい線鼻横(貴族フィラー)・鼻) 1週間後
CATEGORY
今回の症例の方の処置前の画像はこのような感じでした。

また、鼻横のほうれい線の凹みもややありました。
歳を重ねるごとにコメカミやホホ、ほうれい線などの組織は委縮して凹みは進行していきます。
今回の、ご本人のご希望としては、頬を中心にお顔をふっくらさせて若々しくなりたいとのことでした。
ご相談の結果、ヒアルロン酸をホホ、鼻横(貴族フィラー)、鼻根に注射することになりました。
ヒアルロン酸は部位によって硬さの違うヒアルロン酸を使い分けます。
頬やほうれい線ではボリューマというヒアルロン酸、鼻根はボラックスという硬いヒアルロン酸をお勧めしています。
ヒアルロン酸は注入直後は過剰に変化が出やすいです。
ただ、それは本来の効果ではなく、1週間くらいでなじんでむくみも減った状態が効果の完成の状態です。
この辺りは以下のコラムをご参考ください。
それでは、完成の1週間後の画像を処置前の変化と併せて確認してもらいましょう。


ぱっと見でふっくらして明るい印象になりましたね。
ホホがコケていると疲れた感じ・老けた感じに見えてしまいますが、卵型のラインになると若々しく明るく見えます。
また、ホホにボリュームが出ると逆三角形に近づきますので、フェイスラインもすっきり見えて小顔効果を出すこともできます。
あとは、ほうれい線部分の鼻横にヒアルロン酸を入れていますが、鼻横にボリュームが出たことで中顔面全体にさらに立体感が出て若々しくなっています。
鼻横のほうれい線のヒアルロン酸は貴族フィラーとも呼ばれていて、鼻横にボリュームがでることで口もとの突出感が改善し、お顔に立体感が出て上品なお顔になります。
貴族フィラーも人気の注射の一つです。
それぞれの注射でもふっくらしますが、今回、頬ヒアルと貴族フィラーの組み合わせることで、中顔面からホホにかけてよりふっくら感・立体感が出て若々しくなりましたね。
あとは、鼻のヒアルロン酸も注射したのですが、鼻根部を見ていただくとヒアルロン酸で鼻筋が通ったのが分かりますね。
全体に、お顔の凹凸が綺麗に出てメリハリのあるお顔にもなりました。
次は斜めからの画像も見てもらいます。


頬骨の張り出しが目立ちにくくなりコケ感もなくなりました。
また、ほうれい線の鼻横部分にボリュームが出ているのもわかります。
鼻横付近の凹凸感が減ってバランスが良くなりました。
次は、鼻スジに注目していただくと、ヒアルロン酸で鼻根が高くなり、鼻筋がシュッとしたのが分かります。
ホホ、鼻横、鼻筋、それぞれが小さな変化ですが、ヒアルロン酸を組み合わせるとお顔の印象がぐっと若々しくなり、非常に効果的です。
ヒアルロン酸は気に入らなければ溶かすこともできますし、簡単にお顔の印象を改善できますので大変人気の治療になっています。
- 内容:しわや凹みにヒアルロン酸を注入してしわや凹みを改善します。
- 料金:69,800~74,800円(税込)
- リスク:一時的なむくみや内出血。吸収されるリスク。
豚鼻と目立つ鼻の穴を改善させる(鼻尖縮小・軟骨移植・鼻孔縁下降)3か月後
今回のお客様の術前の画像はこんな感じです。



術前のお鼻は上向きのアップノーズで、鼻の穴が目立っており、いわゆる豚鼻の状態でした。
お客様は鼻先を下げて豚鼻を改善させたいが、自然な感じでしっかり変化を出したいとのことで、
異物には抵抗があって軟骨で変化を出したい、鼻先に高さを出したいわけではない、とのご希望でした。
以上を総合して、今回は、鼻尖縮小・軟骨移植・鼻孔縁下降をおこなうことになりました。
鼻尖縮小で団子鼻を改善させつつ、軟骨移植で下方向(尾側)に鼻先を伸ばしてアップノーズを改善させます。
そうすることで豚鼻感を改善させます。
あとは、鼻の穴が目立っていたので、鼻孔縁下降術で鼻の穴の縁のせり上がりを下げて鼻の穴をより目立ちにくくすることになりました。
鼻の穴が目立ちにくくなれば豚鼻感はぐっと改善されます。
それでは、3か月後の変化を見てもらいましょう


耳介軟骨移植で鼻先が下がってアップノーズが改善されたのはもちろんですが、鼻孔縁下降術で鼻の縁を下げたことで鼻の穴がぐっと目立ちにくくなりました。
耳介軟骨移植は鼻先を下げてくれますが鼻の穴の縁はあまり下げられないため、鼻孔縁下降術で鼻の穴の縁を同時に下げてあげるとぐっと鼻の穴は見えにくくなります。
術前と比べると3か月後は鼻の穴が目立ちにくくなってすっきりしたお鼻になりましたね。
また、鼻先に注目すると、術前は鼻翼軟骨が広がって幅がありましたが、術後は鼻翼軟骨が寄って鼻先が細くなったのもわかります。
以上の手術を組み合わせることで豚鼻がぐっと改善して鼻の不格好な特徴が減って目立たない美しい鼻に近づきました。
次は側面の変化も見てもらいます。




術前は上を向ていた鼻先が術後は下方向に向いたのが分かりますね。
人中のラインと、鼻柱のラインの角度に注目すると、術前は90度よりやや開いていたのが、術後は90度よりやや狭くなりました。
鼻先から鼻柱が下がったということになります。
このように側面から見るとアップノーズが改善したのが分かります。
以上が今回のおこなった鼻尖縮小・耳介軟骨移植・鼻孔縁下降術の効果です。
鼻の穴が目立つ方では、耳介軟骨移植や鼻中隔延長で鼻先を下げるだけでなく、鼻孔縁を下げる鼻孔縁下降術を組み合わせると効果的ですのでご検討していただくと良いかと思います。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
間延びした人中を短く、若々しく 人中短縮術 3か月後
CATEGORY
今回のお客様の術前の画像はこのような感じでした。

人中の長さは21㎜でした。通常、15㎜前後がバランスが良いので人中は長めですね。
上唇もやや薄めです。
鼻孔底隆起はそれほど強くありませんでした。
なので、今回は、鼻腔の境目ギリギリに切り込んでいくように切開することにしました。

今回は、鼻の下の皮膚の切除幅を5㎜としました。
人中の長さとしては、16㎜くらいを狙っていく感じでたるみを5㎜切除することにしました。
それでは3か月後の手術前後の変化を見ていただきましょう。


計画通り人中の長さは16㎜ほどになりました。
上唇もやや厚みが増して、若々しくなりましたね。
お顔全体的に見ても人中が短くなってバランスが良くなりました。
当院では鼻中隔軟骨やANSの骨膜などに口輪筋を挙上して固定しています。
そうすることで傷が離れる力を抑えて傷をきれいに治しやすくして、鼻の穴もダイレクトに引っ張られて目立つリスクを減らすようにしています。
もちろん、周径差や段差を考慮しながら丁寧に中縫い、外縫いをおこなって傷を合わせます。
3か月後の傷はあまり目立たちませんね。
普通の人が見ても傷跡はあまりわからないと思います。
それでは次に、手術1週間後、1ヶ月後、3か月後の経過の画像も見てもらいます。
(1週間後)

傷のところに点々と抜糸の後がありますが、すでに傷は目立ちにくく治っていますね。
口輪筋を引き上げているせいで小鼻の幅は少し広くなっていますが、徐々に落ち着いていきます。
傷を目立ちにくくするためと、鼻の穴がダイレクトに下がらないようにするためですので、少し我慢していただきます。
次は1ヶ月後です。
(1ヶ月後)

傷は硬さがある時期ですが、すでに目立ちにくくなっています。
まだ若干の変化をする時期ですのでもう少し経過を見ていただきます。
(3ヶ月後)

傷は目立ちにくくて、後戻りもほぼ落ち着いて完成に近くなってします。
完成は半年で見ていただきますが、半年後の経過はまた後日ご紹介させていただきます。
以上が今回の人中短縮術の経過でした。
傷は多くの場合でかなり目立ちにくくて、効果も自然でしっかり出ますので満足度の高い施術です。
ただ、最初は小鼻の幅が広くなったりして落ち着くまで多少変動がありますので経過を見ていただく必要があります。
人中短縮手術について詳しくは以下のページもご参考ください。
- 内容:鼻の下を鼻のラインの沿って切除してリフトアップします。
- 料金:267,960~382,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、色素沈着。傷の赤みや盛り上がりのリスク
伸びた人中を短くして若々しく 人中短縮術 手術直後、1週間後、1ヶ月後、3か月後
CATEGORY
今回のお客様の術前の画像はこんな感じでした。

人中の長さは19㎜ありました。
理想は、14,5㎜なのでもう少し短い方がバランスが良いですね。
人中を短くする方法は、プチ整形ではボトックスと唇のヒアルロン酸があり、手術では、人中短縮術があります。
今回は手術でしっかり人中を短くしてバランスを良くしたいというご希望で、人中短縮術をおこなうことになりました。
年齢と共に人中はたるんで伸びてきて、上唇も薄くなってしまいます。
そうすると鼻の下が伸びてバランスが悪くなってしまいますが、人中短縮することで鼻下長が短くなり、唇も同時に厚くなり若返り効果を出すことができます。
人中短縮術は、上口唇を引き上げて厚みを出すので、リップリフトとも呼ばれています。
人中短縮術では、下の図のように鼻の下部分の皮膚を切除して人中を短くする手術です。

さて、今回の方は術前の人中の長さは19㎜でしたが、15㎜を目標に、4㎜切除することにしました。
それでは、3か月後の正面と斜めからの画像を見ていただきます。


人中に注目してみると3か月後は人中が短くなったのがわかりますね。
間延び感が改善してバランスは良くなりました。
若々しい雰囲気になりましたね。
上唇について見ると、中央中心に唇が厚くなったのがわかります。唇が厚くなることでも若々しさが出ます。
傷は完成までは6か月は見ていただきますが、3か月ですでにほとんど目立たず、人中短縮をしたことはばれないかと思います。
次に斜めからの画像です。
まずは左斜めの画像です。


斜めからの印象でも、人中が張り出して間延びしていた感じが改善したのがわかります。
雰囲気が若々しくなりましたね。
あとは、術前は鼻柱の基部がやや引っ込んでいましたが、術後は鼻柱の基部が引き出されてバランスが良くなりました。
人中短縮では下のイラストのように鼻柱基部下降の効果を少し出すこともできます。

次に右斜めの画像です。


鼻柱基部も下がってバランスが良くなっています。
唇も厚くなってふっくら見えてさらに若々しい感じになっています。
以上が3か月後の変化でした。
傷も目立ちにくいですし、鼻の下が長い人にはとても良い手術ですよね。
次に、術後の経過も見ていただきます。
まずは手術直後です。
(手術直後)

浮腫みもあります。
当院では傷が汚く治らないように、離れる力が加わりにくいように口輪筋を鼻中隔付近に固定しています。
なので、小鼻は最初は引き上げられる力が加わるため、幅が広くなりますのでご了承ください。
術前後比較するとこんな感じです。


抜糸は最短で5日後から可能です。
ダウンタイムは1週間で見てください。
では次に抜糸時の1週間後の画像です。
(1週間後)

中縫いをしっかりして丁寧に縫合すれば傷はあまり目立つことはありません。
次に1か月後の画像です。
(1ヶ月後)

傷も目立ちにくいですし、完成したような感じです。
3か月後です。
(3ヶ月後)

ただ、本当の完成までは半年後で見ていただくとよいです。
3か月後はもう傷は落ち着いてきていますので口輪筋の引き上げ効果がなじんでも問題ありません。
切開系の手術は完成までは半年は見ていただきますが、ご覧のように1週間以降、傷はあまり目立たずに経過していくことが多いです。
- 内容:鼻の下を鼻のラインの沿って切除してリフトアップします。
- 料金:267,960~382,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、色素沈着。傷の赤みや盛り上がりのリスク
正面から見て鼻の穴が気になるので目立ちにくくしたい(鼻尖縮小+軟骨移植+I型プロテーゼ+鼻孔縁延長 3か月後)
今回の症例の方は、正面から見て鼻の穴が見えるのが気になるので目立ちにくくしたいとご相談されました。
術前の鼻の正面から見た感じはこんな感じでした。
横から見るとこんな感じ。
原因を見極めることで効果的な手術が決まってきます。
原因は複数あって、
まず、一つは、鼻先が上を向いている、すなわちアップノーズ気味だというのがあります。
鼻先が上を向いていると、いわゆる豚鼻と言われ、鼻の穴が目立ちやすくなります。
あとは、やや小鼻が大きいという点もあります。
小鼻が大きいと当然鼻の穴も大きく見えやすくなってしまいます。
あとは、ややは鼻の穴の縁(鼻孔縁)がややせり上がっているというのがありました。
横から見ると鼻の穴の縁がやや尖って上を向いているのがわかります。
まとめると、
①アップノーズ
②小鼻が大きめ
③鼻孔縁がややせり上がっている
以上の3つの原因によって鼻の穴が目立ちやすくなっていました。
それぞれを改善させる手術には、
①鼻尖縮小+耳介軟骨移植 or 鼻尖縮小+鼻中隔延長
②小鼻縮小(内側+外側)
③鼻孔縁下降術
があります。
①耳介軟骨移植や鼻中隔延長についてはご存じの方は多いかと思います。
移植軟骨を利用して鼻先を高くしたり伸ばす手術です。
よく知らない方は以下のコラムをご参考ください
また、
②小鼻縮小(内側+外側)に関しては、小鼻の内側と外側を切開することで、小鼻の幅も丸みも減らす手術で、つまり小鼻全体を小さくする手術です。
ご存じの方は多いかと思いますが、詳しくは以下のコラムもご参考ください。
③鼻孔縁下降術については、あまり知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、
基本的に、耳介軟骨を鼻の縁(鼻孔縁)にポケットを作って移植する手術で、そうすることで鼻の縁を下げることができます。
詳しくは以下のページを参考にしてください。
今回の方の場合は、以上の3つの手術をおこなうと鼻の穴が目立ちにくくなり、手術を組み合わせることでさらに鼻の穴は目立ちにくくなります。
今回はお客様とのご相談のうえで、まず鼻の穴の切開からできる手術、つまり鼻尖縮小と耳介軟骨移植、鼻孔縁下降術をおこなうことになりました。
また、希望により鼻全体のバランスを整えるために鼻のプロテーゼを入れることになりました。
小鼻に関しては鼻の穴が気になるようなら必要に応じて後日段階的におこなおうということになりました。
それでは、3ヶ月後の変化を見てもらいましょう
まずは正面からです。


耳介軟骨移植で鼻先が下がって豚鼻が改善しました。
鼻先も鼻尖縮小で細くすっきりとしましたね。
次に、鼻孔縁に注目すると、術前はせり上がていた鼻孔縁が、鼻孔縁下降術で下がりましたね。
鼻孔縁が下がったことで鼻の穴が目立ちにくくなりました。
プロテーゼで鼻筋がとったのも分かります。
次は側面の変化です。




せり上がり気味だった鼻孔縁も下がって横からも鼻の穴が見えにくくなりました。
プロテーゼで鼻根部も高くなっていますね。
総合すると、術前は鼻の穴が目立って気になっていましたが、術後はご本人のご希望通り目立ちにくくなりました。
また、プロテーゼを入れたことで鼻全体のバランスも良くなりました。
これだけでも満足されていると思いますが、さらに鼻の穴を目立ちにくくして鼻の存在感を減らしたければ、小鼻縮小(内側+外側)をおこなうと良いでしょう。
- 内容:鼻の穴を切開してシリコンプロテーゼを入れることで鼻筋を通し鼻根を高くします。
- 料金:207,080~234,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ズレのリスク
鼻翼縮小で小鼻を小さく、鼻尖縮小・軟骨移植で鼻先もすっきり、自然な感じで整えました 6ヶ月後
今回のお客様は、小鼻が広がっているので小さくしたいということと、鼻先を斜め下方に少し自然な感じで下げたいとご希望され来院されました。
術前の画像はこのような感じです。
小鼻を小さくするために、鼻翼縮小(内側法+外側法)をおこなうことになりました。
小鼻は組織が厚く硬い部分ですので、切らずに小さくしてもすぐに戻ってしまいます。
ただ、小鼻を内側から外側までしっかり切って小鼻を土台から寄せて狭くすることで、小鼻をしっかり小さくすることができ、後戻りも少なくなります。
今回も内側と外側をしっかり切って、組織を減量し土台から寄せます。]
後戻りを減らすために減張縫合で左右の小鼻を寄せることで後戻りを減らし、傷がきれいに治りやすくします。
あとは、団子鼻が強いので、鼻尖縮小をおこなって鼻翼軟骨を寄せることで団子鼻を改善させます。
後戻りを抑えるために、効果を保ちやすくするためにストラット(支柱)を立てて土台を強化することにもなりました。
これらはすべて鼻の穴の中の傷(オープン法)で行うことができます。
それでは、鼻翼縮小(内側法+外側法)、鼻尖縮小+耳介軟骨移植+ストラットの6か月後の変化を見てもらいます。
まずは正面からです。


小鼻はしっかり小さくなりましたね。
鼻尖縮小で、横に幅のあった鼻先が、術後は頂点が真ん中にきました。
小鼻も鼻先もすっきりしたことで鼻全体が小さくすっきりとした印象になりました。
鼻先に注目すると下方向に厚みが出て鼻先が少し伸びて下がりました。
小鼻と鼻柱の関係を見ると、術前はACRがやや上向きだったのが、術後はまっすぐになったのがわかります。
次に斜めからの画像です。




耳介軟骨移植で鼻先が斜め下方向に厚みが出て鼻尖縮小の効果とも合わせて、鼻先がシュッとした印象になったのがわかります。
単に下方向に伸ばすとオウム鼻、たれ鼻になってしまいますが、ストラットを立てて前方方向にもしっかり高さを出したことで鼻先は斜め下方に伸びています。
こうすると高さを保ったままバランスを崩さずに鼻先を斜め下方に伸ばした形になります。
鼻翼縮小と鼻尖縮小で鼻はすっきりして目立ちにくくなり、耳介軟骨移植で自然な感じで鼻先も整って、全体的に整形感もなく忘れ鼻に近づいたかと思います。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。