【二重埋没法】二重埋没法の挙筋法と瞼板法ってどっちが良いの?
作成日:2024.7.16
目次
二重埋没法でどうやって二重ができるの?
眼瞼挙筋が縮むことで瞼板が引き上がり目が開きます。
二重ができる仕組み
瞼がひきあがると皮膚側の線維性組織が引き上がり二重が出来ていきます。
その線維性組織の部分を埋没で行なっていくのが二重埋没法となります。
挙筋法と瞼板法の糸のかけ方について
(挙筋法)
裏側を連結させる位置が挙筋(上)にかかっている場合は挙筋法となります。
(瞼板法)
瞼板(下)に糸がかかっている場合は瞼板法となります。
(挙筋法と瞼板法の糸をかけるところの違い)
瞼板(下)と挙筋(上)の間に赤い点線がありますが、
その点線より上の場合は挙筋法で、下の場合は瞼板法ということになります。
挙筋法と瞼板法のメリット、デメリット
挙筋法のメリット・デメリット
メリット
・どちらかというと自然な二重構造に近い
⇒元々二重の方は挙筋腱膜から線維性組織が皮膚側に伸びて二重になっている為、挙筋法の場合は挙筋腱膜に糸を掛けるため元々二重の方と似たような構造を作っていきます。
・眼球(角膜)に傷つくリスクが少ない
⇒瞼板は硬い板となりますので、万が一糸が露出した際に眼球が当たった際に目がこすれてしまう可能性がありますが
挙筋は柔らかい組織となりますのであまり眼球をこするリスクが少なくなります。
※基本的に糸が露出しないようにしっかり糸がかけていきますが、万が一の場合は挙筋法の方が安心と言われています。
デメリット
・狭い二重は作れない
⇒挙筋腱膜と希望の二重の落差が大きいと糸の位置が上がってしまうため、希望の二重の高さより挙筋法では二重は広くなりやすくなります。
そのため狭い二重で希望の場合は挙筋法ではご案内が難しくなります。
・眼瞼下垂になる可能性がある
⇒挙筋法の場合は挙筋腱膜にかけるため、髙い位置にかかると上げる筋肉に負荷がかかります。
そうすると、目の開きが悪くなってしまう(瞼を上げる力が弱くなってしまう)可能性があります。
瞼板法のメリット、デメリット
メリット
・比較的二重が戻りにくい
⇒瞼板は硬い組織となりますので、糸をかけるとしっかりと支持をしてくれる為安定した二重が作りやすくなります。
・狭めの自然なラインが出て安定しやすい
⇒二重は狭いほど自然な感じになってきます。(狭すぎると奥二重になります)
狭いほど無理もかからず二重が安定しやすくなります。
デメリット
・糸が露出した場合角膜が傷つくリスク
⇒糸を露出させない様に注意して行ないますが、挙筋(挙筋法)にかけるより角膜を傷つけるリスクがあります。
・広い二重は作れない
⇒挙筋法の逆で、瞼板にかけると低い位置に二重が引き下がり二重幅は狭くなります。
当院のやり方
当院では挙筋法・瞼板法はどちらも行なっておりますが、
挙筋法や瞼板法でどちらにかけるというご案内は行なっておりません。
広い二重を希望の方は挙筋腱膜に糸をかけていくため、挙筋法となります。
狭い二重をご希望の方は瞼板に糸をかけていくため、瞼板法となります。
二重埋没法のかけ方のポイント
二重幅は皮膚側の高さだけでなく、結膜側の高さも重要となります。
お客さまの希望の二重幅によって高さを変えていくことが重要となります。
結論
・瞼板法と挙筋法、それぞれメリット、デメリットがありどちらかが正解ということはありません。
・希望の二重の幅でどちらが良いかは変わってきます。
・クリニックによって売りはあるが、 あまりこだわりすぎなくても良いかと思います。