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美容コラム/ Beauty column

二重埋没法を考えている人必見!こんな人は二重埋没法しても二重になりません

作成日:2025.11.3

二重埋没法で二重がつきにくい人の特徴|眼瞼下垂・くぼみ目・厚ぼったい人は必ず見て
二重埋没法で二重をつっくたり、二重を広くしたいとお考えの方は多いと思いますが、二重埋没法だけでは二重がつきにくいという方は少なからずいらっしゃいます。
どういう方が二重がつきにくくて、どうしたら良いかということについて解説していこうと思います。
二重埋没法をお考えの方に参考にしてください。

二重埋没法について

二重埋没法というのは瞼の裏と表を糸で連結させる手術です。
二重埋没法をした人
まぶたの裏側はまぶたを開ける力が加わる部分なので、作りたい二重部分の皮膚や眼輪筋とこの裏側の組織を糸で連結させることで、連結した皮膚が引き込まれて折り目がついて二重になります。
これが二重埋没法の原理です。

二重が付きにくい人の特徴

前述した原理がきちんと働くような土台がないと二重になりません。
例えば、二重を引き込む力がしっかりないとダメですし、二重部分の厚みが薄くて、安定して折り目がつかないとダメです。
また、折り目に皮膚が多少かぶることで二重になりますが、そのかぶる皮膚の余裕がないとダメです。

つまり、眼瞼下垂の人や、まぶたが厚い人くぼみ目の人(皮膚に余裕がない人)などでは二重がつきにくくなります。

ぴんと来ないかもしれませんが、これから一つずつ詳しく話していきますので、これからお話しすることをしっかり聞いていただければお分かりいただけるかと思います。

二重が付きにくい原因

二重がつきにくい人原因としては、今話したように ①まぶたが厚ぼったい ②目の開きが悪い(眼瞼下垂) ③くぼみ目(皮膚に余裕ない) の3つがありますので、それぞれについてこれから解説していきます。
また、番外編として、 ④まぶたのたるみが強い ⑤蒙古ひだが強い についてもお話ししようと思います。
それでは始めていきます。

①まぶたが厚ぼったい

まず二重になりにくい人の原因として多いのが、まぶたの厚みですね。
厚ぼったい瞼の人は、当然まぶたが薄い人に比べて折り目がつきにくくなります。
厚みによる折り曲げやすさのイメージ
このイラストのように、薄い本は折り曲げやすいですが、分厚い本は折りたためないですよね。
同じイメージになります。
皆さんも、まぶたが厚い人は二重埋没で二重がつきにくい、戻りやすいよというのはよく聞くと思います。
そのような方では、術後腫れが目立ちやすかったりもします。
あとは、まぶたというのは上の方(眉側ですね)に行くほど厚みがどんどん増します。
二重広いほど厚みが出る
こちらの図からもわかる通り、高い位置に二重をつくるほど(広い二重にするほど)瞼の厚みが増すことになり、折り目がつきにくくなるというのもあります。

まぶたが厚ぼったい方におすすめの施術

そこで、瞼が厚ぼったい方は二重を安定させやすくするためにはどうしたら良いかということを解説していきます。

お分かりの方も多いと思いますが、やはり二重が安定しやすい二重全切開の手術をおこなうのがおすすめです。

二重全切開をおこなうことで、眼輪筋などのまぶたの厚みを減量して折り目をつきやすくすることができます。
あとは、傷が治る力でしっかり癒着させて表と裏を連結させますのでさらに戻りにくくなります。
ただ、全切開は、二重埋没法よりは戻りにくくなりますが、絶対取れないというわけではないのでそこはご了承下さい。
全切開はご存じのようにダウンタイムが長く、通常二重埋没法の場合1週間くらいのところ、二重全切開はダウンタイムが1か月と言われています。
なのでご都合を長めにつけてもらってやる必要がある手術になります。

二重全切開症例写真

では全切開の症例写真を見ていただきます。
(術前)⇒(術後)

二重全切開症例写真 術前
二重全切開症例写真 術後

この方は、術前はまぶたがやや厚ぼったく二重がつきにくそうな方でした。
術後は、二重全切開をおこなってしっかり二重を作ったことではっきりした二重ができました。

どうしても埋没法がいいという方

あとは、あまりダウンタイムが取れないという方や、切るのは怖いという方もいらっしゃると思います。
どうしても二重埋没法がいいという方は、なるべく戻りにくく工夫する必要があります。

例えば点止めなどに比べると、連結止め、特に3点連結止めの方が瞼全体を力を分散させて面で支えることでかなり安定しやすくなります。
この図の右側の糸のかけ方ですね。
埋没法点でなく面で支える
当院では、もとびアイゴールドという埋没法になりますが、二重がつきにくい人には、このような戻りにくい埋没法がお勧めになります。
もとびアイゴールド

また、厚み取りといって、埋没法の糸玉を埋め込む小さい穴を利用して二重のライン上の眼輪筋を切除してあげると、二重がさらに安定しやすくなるのでさらに良いです。
厚み取りイメージ

厚み取りは、眼輪筋だけでなく、眼窩脂肪も切除して瞼のボリュームを減らします。
眼窩脂肪が多いと瞼はむくみやすくて二重は戻りやすくなってしまいます。この太った人の洋服のボタンがはじけ飛ぶようなイメージですね。
デブ弾け前後
なので、まぶたがむくみやすい人に関しては眼窩脂肪を切除すると二重がはじけにくくなって、戻りにくくなる可能性があります。

二重埋没法(もとびアイゴールド)+厚み取り症例写真

二重埋没法(もとびアイゴールド)と厚み取り(眼輪筋切除と目の上の脂肪取り)をおこなった症例写真です。

(術前)⇒(術後)

二重埋没法(もとびアイゴールド)+厚み取り 術前
二重埋没法(もとびアイゴールド)+厚み取り 1か月後

術前はまぶたが厚ぼったいですね。
二重埋没法で単純に二重を広くするとより厚ぼったくなって二重も不安定になりそうでしたが、厚み取りで二重のライン上の眼輪筋を切除したことで安定した二重ができました。
また、脂肪とりで眼窩脂肪のボリュームを減らしたので、まぶたの腫れぼったさが見た目にもかなり落ち着きました。
まぶたがむくみにくくなったぶん二重が戻りにくくなっています。
切らない手術の中では、もとびアイゴールドと厚み取の組み合わせが一番二重が安定しやすくなります。

ちなみに、先ほど、二重を広くするとまぶたに厚みが増して二重がつきにくくなるとお話しました。
作る二重幅に関して言うと、二重を安定させるにはなるべく狭めがおすすめです。

二重全切開で作れる二重幅

あとは、二重全切開ならいくらでも二重を広く作ることができると勘違いされている方もいらっしゃいますが、二重全切開で作れる二重幅は10㎜までの二重になります。
それ以上の幅は、解剖的に無理がかかって不自然になりやすく、後で修正も難しくなってしまうのでおすすめできませんのでご注意ください。

以上が、二重埋没法で二重にならない原因の一つ目、まぶたの厚みについてでした。

②眼瞼下垂

次に、二重にならない原因のふたつ目ですが、眼瞼下垂というのがあります。目の開きが悪い人ですね。
眼瞼下垂手術イメージ
このイラストのように、目の開きが悪いと黒目の上の方が隠されて眠たそうで疲れた感じの目元になります
。老けた感じにも見えてしまいます。
それだけでなく、目の開きが悪いと、二重を引き込む力が弱くなります。
そうすると二重が浅くなって二重のラインが弱くつきにくくなってしまうんですね。

眼瞼下垂の方はくぼみ目も合併していることが多いです。
まぶたが重いので眉を上げて目を上げようとして、くぼみ目はさらに悪化します。
後でお話ししますが、くぼみ目も二重ができにくい原因となりますので、余計に二重がつかなくなってしまいます。
以上のように、眼瞼下垂の方に二重埋没法をおこなっても、ラインはかなり浅く弱かったり、そもそも全くつかないことも多いです。

眼瞼下垂の方におすすめの施術

なので、眼瞼下垂の方が二重を作るためには、眼瞼下垂を改善させる必要があります。
眼瞼下垂の治療には以前のコラムでも話していますが切る方法と切らない方法があります。

眼瞼下垂の程度が軽い方や切りたくない方では、切らない眼瞼下垂がお勧めです。

二重埋没法も同時におこなう切らない眼瞼下垂プレミアムというメニューもありますので、同時に二重を作ることも可能です。
ちょっと症例写真を見てもらいます。

切らない眼瞼下垂プレミアム症例写真

切らない眼瞼下垂プレミアムと言って、切らない眼瞼下垂と二重埋没法2点止めを同時におこなった方の症例写真です。
(術前)⇒(術後)

切らない眼瞼下垂プレミアム 術前.jpg
切らない眼瞼下垂プレミアム 術後

この方は術前は、やや目の開きが悪く、くぼみ目もあったので、このまま二重埋没法だけおこなっても安定した二重にならないことが予想されました。
切らない眼瞼下垂の手術をおこなうことで、目の開きを良くなって、二重が引き込みやすくなり安定しやすくなります。
また、目の開きが改善されるとくぼみ目も少し改善する可能性があります。
なので、今回は、切らない眼瞼下垂で眼瞼下垂とくぼみ目を改善させて二重ができる土台つくりをして、同時に二重埋没法をおこなって二重にしました。
術後の画像を見ていただくと、目力が出てぼんやりした目がはっきりして明るくなりましたね。
広く不安定だった二重もご希望の幅の二重ラインで安定しました。
切らない眼瞼下垂プレミアムは切らずにすべて糸で行いますので、ダウンタイムは1週間ほどで済みます。
切るとダウンタイムは1か月かかります。
ダウンタイムは短く、眼瞼下垂も二重も安定させることができて、目力のある明るい目元にすることができますよ。

さて、今は切らない眼瞼下垂についてでしたが、眼瞼下垂の程度が強い方やしっかり二重を安定させたいという方、切っても良いという方、くぼみ目も少しでも改善させたいという方では、切る眼瞼下垂の手術がおすすめです。
正式には、二重全切開と挙筋前転術と言います。

同時に眼窩脂肪を引き下げて同時にくぼみ目を少しでも改善させたりすることもできます。

切る眼瞼下垂の症例写真

切る眼瞼下垂の方も症例写真を見ていただきます。
(術前)⇒(術後)

切る眼瞼下垂 術前
切る眼瞼下垂 術後

術前の画像は、この方もくぼみ目で眼瞼下垂です。
この状態で二重を安定させることはできません。
このような方は二重埋没法をおこなってもまず安定した二重を作ることはできません。
なので、この方の場合は今回は二重を切開して、挙筋前転術という眼瞼下垂の手術をおこないながら二重を作りました。
眼窩脂肪も引き下げてくぼみ目もなるべく改善てさらに二重を安定させるようにしました。
術後の画像を見ていただくと、目の開きが改善して、くぼみ目も改善したのが分かります。
また、二重の土台がしっかり整ったことで、二重がしっかりついて安定しました。
全体に明るく若々しい目元になりましたね。

以上が切る眼瞼下垂、切らな眼瞼下垂の症例写真でした。

眼瞼下垂の方は二重埋没法では二重を安定させるのは難しいので治療するのですが、今見てもらったように、眼瞼下垂を改善させると二重が安定するだけでなく、目力も出て、目を明るく若々しくすることができます。 切る方法も切らない方法も同時に二重を作ることができますので眼瞼下垂の方で二重にしたい方は一度の手術で治療が可能です。 以上が二重になりにくい2つ目の原因の眼瞼下垂でした。

③くぼみ目、眼球突出、内反気味の方

では、次に3つ目の原因、くぼみ目について解説します。

くぼみ目は、イラストのような上まぶたがくぼんでいる方ですね。
くぼみ目
あとは、 夕方になると目がくぼんできて、特に左目に広いラインができて三重になったり不安定になると言う方もいらっしゃいます。
それも程度の軽いくぼみ目になります。
ちなみに、お顔は左がやせている方が多いので、右より左のほうがくぼみやすくて、年齢と共にくぼんでくると、左のくぼみがより強くなって二重が不安定になりやすくなります。
さて、なぜくぼみ目になる二重になりにくいかと言うと、二重に皮膚が被りにくくなるからなんですね。
くぼみ目の方では、くぼみにたるみが引き込まれて皮膚に余裕がない状態になっています。
二重というのは皮膚が上から折り重なることでつきますが、くぼみ目の方では、皮膚に余裕がないので、二重に皮膚が被らないので二重にならないんですね。
くぼみ目の構造(断面図)
あともう一つの理由としては、皮膚のかぶる方向が変わるということですね。
くぼみ目ではまぶたが相対的に前に突出することになって、皮膚が被りづらくなってしまって二重になりにくくなるんですね。
くぼみ目の構造2(断面図)
あともう一つの理由としては、皮膚のかぶる方向が変わるということですね。
くぼみ目ではまぶたが相対的に前に突出することになって、皮膚が被りづらくなってしまって二重になりにくくなるんですね。
くぼみ目力の方向(断面図)
当然、眼球が突出気味の方、出目の方ですね。
そういう方も二重はつきにくくなります。
眼球突出(断面図)
あと、もう一つのパターンとして、たまにですが、まぶたが内反気味の方もいらっしゃいますが、そういう方も二重がつきにくいです。
内反気味の方はくぼみ目とは違いますが、まぶたの皮膚がまつ毛側に回り込もうとする力があります。
内反の構造(断面図)
なので、二重を引き込もうとする力と逆向きの力なので、二重が引き込まれにくくなって二重がつきにくくなってしまいます。

くぼみ目の方にお勧めの施術

では次に、このような方々では安定した二重を作るためにはどうしたら良いかということについてお話ししようと思います。 まずくぼみ目の方。
くぼみ目の方は当然くぼみを治す必要があります。
くぼみを治す方法としては、プチ整形ではヒアルロン酸を目の上に注入するというのがあります。

また、手術であれば脂肪注入するというのがあります。脂肪注入は瞼は薄い部分ですのでややしこりなどの影が出るリスクというのはあります。
あと、くぼみ目を改善する方法としては眼瞼下垂の手術をするというのがあります。
目の開きが良くなることで引き延ばされたまぶたが縮み、まぶたに厚みが出てボリュームが改善する効果があります。
眼瞼下垂厚みの変化
また、先ほどお話しましたが、くぼみ目の方は眼瞼下垂を合併していることも多く、二重の引き込みも強くなるので眼瞼下垂が改善して二重が出やすくなるメリットもあります。
あとは、先ほども言いましたが、切る眼瞼下垂の手術をおこなった場合は、同時に眼窩脂肪を引き下げて瞼にボリュームをさらに出すことも可能です。
なので、手術でしっかりくぼみ目を改善させることができます。
以上がくぼみ目を治す方法でした。

では、ここで、具体的に症例写真でくぼみ目改善効果を確認していただきます。

くぼみ目改善、ヒアルロン酸

(術前)⇒(術後)

目の上ヒアルロン酸 処置前
目の上ヒアルロン酸 処置後

この方はもともと二重ですが、くぼみ目のせいで二重が不安定になっていました。
先ほど話しましたが、特に左のくぼみが強いですね。
二重は上のラインが勝つという法則がありますが、くぼみが二重の役割を果たしてしまって、元の二重は不安定になってしまっています。
くぼみ目をヒアルロン酸で改善させました。
術後はくぼみが改善して、皮膚に余裕が出たぶん二重が安定しました。
逆にたるみが出たことで二重は少し狭くなりました。
このような感じで、くぼみ目を改善させることで二重が安定してきます。
もともと二重でない方の場合は、この方のようにくぼみ目を改善させてから二重埋没法をおこなうことで二重が安定しやすくなります。

くぼみ目改善、挙筋前転①

次は、切る眼瞼下垂をおこなってくぼみ目を改善させて二重を安定させた症例です。
(術前)⇒(術後)

くぼみ目改善、挙筋前転① 術前
くぼみ目改善、挙筋前転① 術後

術前はくぼみ目で、この状態だと、皮膚にたるみがけっこうない限り二重埋没法をおこなっても二重は安定しません。
そこで、切る眼瞼下垂つまり、二重全切開・挙筋前転術をおこないました。
奥に落ち込んだ眼窩脂肪は少なめでしたが、眼窩脂肪を引き下げてさらに少しでも目の上にボリュームを出すようにしました。
術後を見ていただくと、くぼみ目がしっかり改善したのが分かりますね。
くぼみ目が改善して目の開きも良くなったことで二重もはっきりと安定し、目がはっきりして明るくなりました。
くぼみや眼瞼下垂は老化と共に悪化するものなので、改善されると目元は若々しくなります。

くぼみ目改善、挙筋前転②

もうひとかた、切る眼瞼下垂をおこなった症例写真です。
(術前)⇒(術後)

くぼみ目改善、挙筋前転② 手術前
くぼみ目改善、挙筋前転② 3ヶ月後

この方も術前はくぼみが強く、眼瞼下垂もあったため、このまま二重埋没法をおこなっても不安定になる可能性がありました。
お客様のご希望もあり、切る眼瞼下垂をおこない、同時に眼窩脂肪を引き下げてくぼみ目を改善させることになりました。
術後の画像を見ると、眼瞼下垂と眼窩脂肪の引き下げをおこなったことでくぼみ目がしっかり改善したのが分かりますね。
二重は元のラインで切開しているのでそれほど幅は出ていませんが、安定した自然な二重ラインになっています。
このかたも目力が出てくぼみ目も改善したことで目元が若々しくなっています。

以上、くぼみ目を改善させた症例を見ていただきました。

ちなみに、内反している方の話もしましたが、内反している方の場合は、二重全切開をして、しっかり睫毛側を引き上げて内反の治療をおこないながら二重を作っていく必要があります。
以上です。

シュミレーションしてみよう

これで、二重がつきにくい主な原因3つと二重にするための方法について解説しました。
二重がつきにくい人のパターンについてお話ししましたが、二重がつきにくいかどうかは二重のシュミレーションをすれば容易に判断できます。
なので、まずは二重のシュミレーションをしてみると良いと思います。
専用のスティックがあればそれで、なければつまようじ2本でも良いので、準備してください。
鏡の前で目を閉じてご希望のあたりの二重の高さに棒をあてがって目を開けてみて二重を作ってみてください。
瞬きをすると戻ってしまうのでなるべく瞬きしない様に我慢してくださいね。
ゆっくり棒をずらして抜いた時に、二重はしばらく安定してつきますでしょうか。
すぐペロッと戻ってしまう方は二重がつきにくいと言えます。
二重は広くするほどつきにくくなるので、戻りやすい人では、二重を狭くしたりして安定しやすい二重をつくってみましょう。
それでもペロッと戻ってしまう場合は、かなり二重がつきにくいといういことになります。
今まで話したように二重になりにくいのには理由があります。
自分の瞼の厚みは強くないか、くぼみ目ではないか、眼瞼下垂はないか、 チェックしてください。
当てはまるようなら先ほどお話ししたような治療をおこなってまず二重がつくような土台作りをしていただく必要があります。
そのうえで二重埋没法などの二重術をおこなうこと良いです。

ちなみに、冒頭でもお話ししましたが、番外編として、二重になりにくいという話に関連して、まぶたのたるみが強い方と蒙古ひだが強い方についてもちょっとお話しします。

番外編①瞼のたるみ強い

まず、まぶたのたるみが強い方についてお話しします。
たるみがある方では二重幅が狭くなったり、三角目になったりして二重埋没法を考える方もいらっしゃるかと思います。
たるみが強いでは、二重がつかないというわけではありませんが、二重を広くしても皮膚が被ってくるので二重幅が出にくいというのがあります。
また、二重埋没法でたるみをもちあげようとして二重を広くするとまぶたが厚ぼったくなったり、二重が不安定になったりしますし、後でたるみを取る手術をおこなうことが難しくなったります。
根本的にたるみを改善しないかぎりまた長期的な安定は難しいというのもあります。
たるみのある方では二重埋没法は応急処置としてはありですが、長期的には第一選択の手術ではありません。
この辺はコラムやYouTubeチャンネルで何度もお話ししていますが、「眉下切開と二重全切開の効果と適応とリスクを徹底解説!症例写真もご紹介」などを参考にしていたければと思います。
二重整形と眉下切開について

 

瞼のたるみが強い方にお勧めの施術

では、瞼のたるみが強い方はどういう治療ををたら良いかというと、たるみを切除して改善する眉下切開をするのが良いです。

たるみを切除することで二重幅は若いころの広い二重になりますし、腫れぼったさも改善され、目も軽く大きくなります。
たるみを除去するので効果は半永久ですので、将来的に目元が老けにくくなります。
切ると傷が怖いという方はいるかもしれませんが眉下切開の傷はかなり目立ちにくいですし、ダウンタイムも二重埋没法と同じ1週間ほどなので、お若い方中心に行われている手術になります。
ただ、年齢を重ねてたるみがどんどん強くなってくると、眉下切開をすると縦じわが出たり、くぼみ目が強調されるリスクがありますので、眉下切開ができない人も出てきます。
そのような方では二重埋没法を検討していただくしかないかと思います。

こんな感じで、眉下切開は、まぶたのたるみを解決させるのにとても良い手術ですが、眉下切開の実際の症例写真を見てもらってイメージしていただければと思います。

眉下切開症例写真

(術前)⇒(術後)

眉下切開 術前
眉下切開 6か月後

さて、この方は術前はたるみが強いためまぶたが厚ぼったく見えていて、まつ毛も黒目もたるみに隠されていて目が小さく見えてしまっています。
このようなたるみのある目を二重埋没法で無理やり広くした場合を想像してみてください。
厚ぼったいので二重は食い込んだ感じになり、ハム目になるでしょうね。
また、二重幅が出にくいので高い位置に二重を作ることになるので二重は不安定になるでしょうし、たるみは残るので黒目やまつ毛もはっきり見えにくい状態のままになると思います。
たるみがある状態で無理やり二重を作っても、不自然で不安定なラインになってしまうことが予想されます。
今度は術後の目元を見ていただいて、二重埋没法をおこなうことを想像してみてください。
術後の本来の目元が出ている状態で二重をつくれば、狭い二重でもはっきりした無理のない二重が出るでしょうし、より自然で安定した二重になりそうなことは想像するのに難しくないですね。
なので、瞼にたるみがある方の場合は、二重埋没法を考えるより先に眉下切開を考えていただくのが良いです。
以上が目の上のたるみについてでした。

番外編②蒙古ひだが強い

次にもう一つの番外編として蒙古ひだが強いということに関してお話しします。
なぜこれを取り上げたかというと、蒙古ひだが強いと二重にならないとか二重を広くできないと言っている先生がいるからです。
いつも疑問に思っているんですがもちろんそんなんことはないです。
他院のカウンセリングを受けて、目頭切開しないと二重にならないと言われる人けっこう最近多いんですね。
二重の埋没法や眉下切開を希望する人に、売り上げを上げるためにルーチンで目頭切開をお勧めするクリニックが増えているみたいです。
後でも言いますが、目頭切開すると目頭側の二重幅を出しやすくできるというのがありますが、もともと一重の人で二重の希望もないのに、眉下切開する際に、目頭切開もしないと目頭側のたるみが取れないといっている先生もいるみたいです。
もう何でもありという感じになっています。
基本的に蒙古ひだと二重というのは全く別ものなので、目頭切開しないと二重ができないとか広くならないということはありません。
蒙古ひだが強くても二重を広くすることはできます。
目頭切開というのは目の横幅を出して印象が結構変わる手術なので、売上げを上げるためにルーチンですすめる手術ではないと思っています。
先生に言われるがままにやって後悔しているという人もいらっしゃいました。
目頭切開は本来は目の横幅を広くして目を大人っぽく華やかに見せる手術なので、決して二重にしたり二重を広くしたりする手術ではありません。
蒙古ひだが強い人というのは、蒙古ひだより二重のラインが低くなることで、目頭側の二重のラインが蒙古ひだに隠れて図のような末広型の二重になります。
二重が蒙古襞より低い末広型
蒙古ひだが強いほど目頭側の二重幅は見えにくく末広型になるというのは確かにあります。
ただ、それは目頭側だけの話になります。

埋没法末広型症例写真

(術前)⇒(術後)

埋没法末広型症例写真 術前
埋没法末広型症例写真 術後

症例写真を見ていただくと、術前は上部の蒙古ひだは強めの方で、二重を広くしても末広型の二重になりやすいかなというのは予想されます。
二重埋没法で二重を広くしました。
術後を見ていただくと、予想通り、末広型で二重が広くなりました。
ただ、二重はこのように広くなってくれます。
蒙古ひだがあるから二重が広くできないとか、二重にならないというわけではありません。
ただ、平行型の二重にしたい場合は、二重の高さをどんどん高くして行って蒙古ひだの高さを二重が越えると、二重が蒙古ひだの上に出て来て平行型にすることができます。
なので、蒙古ひだが強い人で平行型にしたい人は、かなり二重を広くすることで平行型になる可能性はありますが、二重が広くなりすぎて現実的でないことがあります。
そこで、目頭切開をおこなって蒙古ひだを解除して蒙古ひだを低くする必要があります。
なので、平行型をご希望の方に目頭切開を提案するのは良いとは思います。
ちなみに、目頭切開といっても一般的なz形成だけでは平行型になりにくいので、例えば、目頭切開のZ形成Park法とか、目上切開と言われるような上部の蒙古ひだを切除していく方法をおこなう必要があります。

 

Park法症例写真

(術前)⇒(術後)

Park法症例写真 術前
Park法症例写真 術後

ここで目頭切開Z形成Park法の症例写真を見てもらいます。
術前は上部の蒙古ひだがやや張り出していて、目頭側の二重幅が出にくくて、末広型の二重でした。
Z形成のPark法をおこなった術後の画像を見てください。
術後は目頭側で二重幅が見えやすくなって、若干平行型の二重になりましたね。
このようにPark法では目頭側の二重幅を出しやすくすることができます。
ただし、必ず平行にできるというわけではないです。
なるべく平行型にしたいなら全切開とPark法を組み合わせるのが最も平行型になりやすいです。
あとは、先ほど話したように目頭切開ですので、術後は目の横幅が広くなります。
今回の症例の方も、目の幅が広くなって大人っぽくなって、男性なので精悍な顔つきになりました。
目の印象が変わったのがお分かりになるかと思います。
なので、目頭切開は、本来は目の横幅を広くして華やかにするのが目的なので、目頭切開のシュミレーションをして、シュミレーションの目の印象を確認してそれが良いとご希望されれば初めて目頭切開をおすすめできます。
ただ、他院で目頭切開をおすすめされたお客様にお話を聞くと、平行型にしたいとか、目の横幅を出したいとか希望もないのに、ルーチンに目頭切開を勧められているのが現状のようです。
なので、何でもかんでも目頭切開をセットでおすすめるクリニックは気を付けた方が良いと思います。
蒙古ひだが強いからと言って、二重埋没法で二重になりにくいとか、二重を広くできないというわけではないよということでした。

まとめ

以上、長くなりましたが、二重埋没法をしても二重になりにくい人についてお話ししました。
まとめますと、まぶたが厚い人、眼瞼下垂の人、くぼみ目の人は二重になりにくいということです。
まぶたが厚い人は二重の全切開など戻りにくい二重術をおこなう必要がありますし、眼瞼下垂やくぼみ目の人は眼瞼下垂の手術やフィラー注入などで土台を整えながら二重術で二重を作る必要があるということを解説しました。
番外編として、目の上のたるみがある方の場合も二重埋没法では根本的な改善は難しくて眉下切開を考えると良いということでした。
あとは、二重や眉下切開などの相談の際にセットで目頭切開を強く勧める先生がいますが、目頭切開はあくまで目の横幅を広くくする手術であって、本当に必要か注意したほうが良いということでした。
以上になります。
長くなってしまいましたが最後まで見てくださってありがとうございます。
二重埋没法をお考えの方に参考にしていただければ嬉しいです。

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~執筆者紹介~

西尾 謙三郎 医師
医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴
平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
平成26年 もとび美容外科クリニック開院
資格
美容外科専門医(JSAS)
日本アンチエイジング外科学会専門医
アラガンボトックスビスタ 認定医
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本加齢医師会
日本レーザー医学会
日本美容外科医師会
18年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。
「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

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監修医師

監修医師

西尾 謙三郎 医師(院長) Kenzaburo Nishio

20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴

平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業

平成26年 もとび美容外科クリニック開院

資格

美容外科専門医(JSAS)

日本アンチエイジング外科学会専門医

アラガンボトックスビスタ 認定医

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

日本加齢医師会

日本レーザー医学会

日本美容外科医師会

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西尾 謙三郎 医師(院長)
西尾 謙三郎 医師(院長) Kenzaburo Nishio

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