20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
【鼻整形】鼻プロテーゼのリスク・失敗について
作成日:2026.6.6

目次
鼻プロテーゼとは(簡単に)
鼻根の部分にプロテーゼを入れて鼻筋を通す手術となります。
鼻根が通ると鼻やお顔全体のバランスが良くなります。
失敗、リスク
①細すぎたり高すぎると不自然になる
基本的に自然な高さ、幅のものを入れていれば不自然になることは少ないです。
ただ、細すぎたり・高すぎたものを入れると不自然さが出てきていかにも整形した感じになります。
高いプロテーゼを入れると、将来皮膚がどんどん薄くなっていきプロテーゼが透けたり形が浮き出てくる可能性があります。
そうなると、周りの方からみて「プロテーゼが入っているのかな」という印象になりやすくなります。
また、額との落差がない場合はおでこから真っ直ぐ出る鼻になるので不自然に感じることが多いです。
②ずれて曲がるリスク
剥離が甘かったり、曲がって剥離するなど不適切だったり広すぎると曲がるリスクがでてきます。
プロテーゼの形に最小限に剥離して、当院ではプルアウト固定(プロテーゼの上下に皮膚から糸を出してズレないように固定すること)でしっかり固定しています。
プルアウト固定などでしっかり固定したり工夫をしてきちんと行うと曲がるリスクも少なくなります。
もともと鼻スジの土台の左右差はあることが多い部分にはなります。
傾きが違う人や左右差のある方ではある程度調整して、曲がりが強調されないところに入れますが元の左右差はなくすことは難しいです。
③プロテーゼが露出するリスク
基本的に今はあまりないですが、昔はL型のプロテーゼやI形プロテーゼを鼻先まで入れる先生もいました。
鼻先は遺物が入っているとどんどん皮膚が薄くなって赤くなってからプロテーゼが出てくる可能性があります。
鼻先までプロテーゼを入れないようにするなど工夫をすれば、露出のリスクを減らすことができます。
L型よりもI型の方が露出するリスクは低いです。
④アップノーズになるリスク
鼻先までI型を入れたり、L型で鼻先まで入っていたりするとプロテーゼは被膜で覆われるため、被膜が拘縮(縮むと)して鼻先が上がる傾向があります。
拘縮すると鼻先がダイレクトに引きあがるためアップノーズ(豚鼻)になりやくすなるリスクがあります。
L型は必発するため、I型にしてリスク減らすようにしますがそれでも若干リスクは残ります。
⑤感染するリスク
プロテーゼは異物のため血流がないのでばい菌がつきやすくなります。
そのため感染しやすいというリスクがあります。
手術前に抗生剤の点滴をしたり、手術後内服で感染を予防することでリスクを減らすことができます。
ただ、感染した場合(赤く腫れてきたり、痛みがあったりなどの症状)によっては抜去が必要になることもあります。
※軽い感染の場合は抗生剤の内服で良くなることもあります。
その他の注意点
・鼻先の手術とプロテーゼは同じ傷からアプローチするため、基本的には一遍にやった方が良いです。
(鼻先を細くする鼻尖縮小や、鼻先を高くする軟骨移植など)
別々に手術すること自体は可能ですが、一度治った傷を再度開けて手術を行うため、変形したり・拘縮したりするリスクがあります。
※特に鼻中隔延長を考えているなら一度にやった方がよいです。
推奨なので、段階的にできなくはない。
ただ、小鼻はアプローチが違うので自由に組み合わせ可能になります。
プロテーゼは定期的な入れ替えが必要?
定期的な入れ替えは必要ないです。
プロテーゼは問題なければずっと入っていて問題ないものにはなります。
ただ、後で取り出したり、高さを変えるために入れ替えることは自由に可能となります。
特に希望がなければそのままでも大丈夫です。
まとめ
プロテーゼも不自然になったり・曲がったりするリスクはありますが、気を付けて施術を行うことでそういったリスクを抑えることができます。
鼻は左右差が強いパーツなので左右差や傾きを完全に治すことは難しいです。
ある程度調整して自然な範囲で行うことは可能にはなります。
プロテーゼの手術を行う際は、きちんとリスクを知ったうえで行うのが良いです。
もしプロテーゼで悩んでいる方で先にヒアルロン酸を注入して自分の顔に合うのか試してみるのもひとつの手かと思います。