切る小鼻縮小術は将来どのくらい傷跡が残るのかを解説
作成日:2024.6.11
切る小鼻縮小とは
切る小鼻縮小は小鼻の付け根のラインに沿って切開し、組織を切除して小鼻を小さくする手術です。
鼻翼縮小とも呼ばれています。
切る小鼻縮小には内側法と外側法があり、内側法は鼻の穴の横幅を切ることで小鼻の幅を狭くし、外側法は小鼻の外側の基部を切って縦幅を狭くすることで小鼻の張り出しや丸みを減らすことができます。
内側法と外側法を組み合わせて行うことが多いです。
内側法と外側法を組み合わせると小鼻を土台から動かせるので効果が出やすく、後戻りのリスクも少なくなります。
内側法と外側法を組み合わせて行うメリット・デメリットについては以前のコラムでもまとめてありますので是非そちらも参考にして下さい。
小鼻縮小の症例写真やダウンタイムについては以前にもコラムやYouTubeでアップしていて、今回も重複する症例があります。
ダウンタイムについては以下のコラムにまとめています。こちらも参考にして下さい。
今回は特に傷跡にフォーカスして症例写真を見ていこうと思います。
小鼻縮小内側法と外側法を同時おこなった5人の症例をご紹介します。
術後の傷の画像を見て頂いて、傷がどれくらいで目立ちにくくなるのかイメージしてもらえばと思います。
症例で傷跡を見る
では実際に症例写真で傷跡ついて解説していきたいと思います。
症例写真①
一人目の方です。
(手術前)⇒(3か月後)
正面から見ると小鼻の際に沿って切開線ができています。
目立ちにくいかとは思いますが、正面から見ると小鼻の際から鼻の穴の入口にかけて少し線状のラインが見えます。
(手術前)⇒(3か月後)
下からよく見ると小鼻の際に線状の傷が見えますね。
こうやってみると傷があるのが分かりますが、真下から見ないと分からない部位なので目立ちにくいです。
この画像は3ヶ月後ですので時間たつともう少し目立ちにくくなる可能性はあります。
(手術前)⇒(3か月後)
斜めからの画像です。
傷は小鼻の外側に沿った傷なので術後あまり目立ちません。
外側に傷が出るので目立つというイメージを持たれる方は多いかもしれませんが、わりと目立たないということが分かるのではないでしょうか。
症例写真②
2人目の方です。
この方も小鼻縮小の外側法と内側法を同時におこなっています。
(手術前)⇒(3か月後)
小鼻の際に沿って傷があります。
一人目の方と同じように小鼻の際から鼻の穴に移行する部分にうっすら傷があります。
下からの画像です。
(手術前)⇒(3か月後)
下から見ると傷が少し見えるのがわかります。正面からも少し見えますが、下から良くのぞき込んでみてみないと分からない程度です。3ヶ月でここまで目立ちにくくなりますが、もう少し馴染んでくる可能性もあります。
次に斜めからの画像です。
(手術前)⇒(3か月後)
この方も外側の傷は小鼻の際の溝と一致しているため目立ちにくいですね。
小鼻縮小の傷は、正面から見て隠れない鼻の穴の際の部分が傷が目立ちやすいといえるかもしれません。
ただ、それでも普通の人が見ても気が付かないレベルの傷かと思います。
症例写真③
3人目の方です。
(手術前)⇒(3か月後)
傷は鼻の際なのでわかりにくいですね。
下からの画像では少し鼻の穴の際に傷の癖がありますがそれほど目立ちません。
次に斜めからの画像です。
(手術前)⇒(3か月後)
斜めからの画像ですが、傷はそれほど目立ちませんね。
この方も3ヶ月後の画像なので経過を見ればもう少し傷は目立ちにくくなっていくかと思います。
症例写真④
4人目の方です。
(手術前)⇒(6か月後)
この方は手術から6か月後の状態です。
鼻の際に傷がありますがかなり目立ちにくい傷かと思います。
次に斜めからの画像です。
(手術前)⇒(6か月後)
外側の傷もかなり目立ちにくいですね。
素人目には手術したことも分からないレベルかと思います。
症例写真⑤
最後の5人目の方です。
(手術前)⇒(8か月後)
正面から見える部分にある鼻の穴の際のところに少し切開の傷跡が見えます。
下から見ても少し影があります。ただ、それほど目立つものではなかと思います。
(手術前)⇒(8か月後)
斜めからの画像では、かなり傷は目立ちにくく治っており、言われた上で良く見ないとわからないような傷かと思います。
まとめ
以上が小鼻縮小の内側法と外側法を同時におこなった方々の傷跡の画像でした。
小鼻縮小は皮膚に傷が残るとはいえ傷はかなり目立ちにくいのがわかりますね。
目立ちやすいのは外側の切開線というより、小鼻から鼻の穴に移行する部分が正面から見える部分なので、傷ができると目立つ可能性はあります。
特に手術後間もないうちは線の食い込みが少し残りはっきり見えやすかったりしますが、時間と共になじんで目立ちにくくなっていきます。半年もすればしっかり馴染んでいたのが分かっていただけたかと思います。
小鼻は大きいと不格好に目立って、顔全体の印象がいまいちに見えてしまいます。
小鼻縮小は効果が出やすい施術ですのが、症例写真のように傷はわりと目立ちにくく、小鼻が大きい方ではあまり怖がりすぎずに選択肢の一つとして考えてみるのも良いかと思います。