20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
【美容医療】40・50代の方におすすめのコスパが良い若返り治療をトップ3を解説
作成日:2025.11.21
今日は、実はコスパの良い持続効果の高い若返り治療のベスト3についてお話ししようと思います。
僕は20年美容医療に携わっていますが、長年の経験で考えて、若返り治療の中でコスパが高い、持続効果の高い治療を3つピックアップしてみました。
ただ、これは大変悩みました。
やっぱり良い治療というのはたくさんあって、3つ選ぶとなると迷ってしまいます。
ドクターでも迷うくらいなので、仮にお客さんがいろいろ受けてみて感想を聞いたとしても、たぶんみんないろんな答えになるんじゃないかなと思います。
もちろん、効果の感じ方や価値観には個人差があるわけです。
なので今回はあくまで私、もとび美容外科の院長のベスト3ということですのでご了承下さい。
目次
コスパの良い若返り治療3位
では、発表します。
コスパの高い、持続効果の高い若返り治療、第3位は、、、 ヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸は法令線やマリオネットラインなどに注射してしわや凹みを埋めるあれですね。
老化と共に今言ったほうれい線、ゴルゴ線、マリオネットラインなどのしわとか、 額やこめかみ、ホホ、目の上などのお顔のボリュームは減って凹んできます。
この図の青い部分ですね。
毎回言っていますが、若返り治療というのは老化と逆のことをおこなえばよいんですね。
なので、この図の青い部分の凹み部分にヒアルロン酸を注射してボリュームを出すことで手軽に若返り効果が出ます。
そして、この注入するヒアルロン酸ですが、今のヒアルロン酸はいろいろな種類のヒアルロン酸が販売されていて長持ちもしやすくなっています。
ヒアルロン酸の種類にもよりますが、1~2年持ちますよと言われています。
初めて注入する方で土台がない方では、見た目はもう少し早く半年とかで減った感じが出るかもしれませんが、2回、3回と注入を繰り返して土台ができてくる長持ちしやすくなってきます。
何年も保つようになる方も多いです。
部位によりますが、目周りなどヒアルロン酸が吸収されにくい部位では、5年とか10年近く経っても効果をある程度保っているような方もいらっしゃいます。
逆にヒアルロン酸の場合、定期的に注入しすぎると足しすぎになってしまうので注意が必要です。
なので、持続期間が高い、コスパの高い若返り治療にヒアルロン酸を選ばさせていただきました。
ヒアルロン酸はプチ整形でダウンタイムも短く手軽にできますし、注入してすぐに若返り効果が得られます。
また、気に入らなければ溶かすことができて安心なので、とても人気のおすすめの治療になります。
そんなヒアルロン酸ですが、具体的な症例写真を見てもらいます。
ほうれい線ヒアルロン酸症例写真(正面)
(施術前)→(施術1週間後)


まずはほうれい線ヒアルロン酸をおこなった方ですね。
画像は1週間後の画像です。
しわが深いと老けたり疲れた印象に見えてしまいますが、法令線の影が減って若々しくなりましたね。
鼻横のほうれい線中心にヒアルロン酸を注射するのは貴族フィラーとも呼ばれていて、鼻や口まわりの凹凸感が改善して上品なお顔に見えるようになります。
この方もお顔がより若々しくなってお顔全体の印象が良くなりました。
頬ヒアルロン酸症例写真
(施術前)→(施術1週間後)




次にホホのヒアルロン酸の症例写真を見てもらいます。
ホホに注目すると処置後は、ヒアルロン酸でふっくらしたのが分かりますね。
ホホのコケを埋めると、お顔に丸みが出て卵型のフェイスラインに近づいて若々しくなります。
斜めから見た感じもホホにボリュームが出てコケ感が改善したのが分かります。
以上がコスパの高い若返り治療第3位のヒアルロン酸でした。
ちなみに第3位は非常に迷いました。
実を言うとボトックスと迷いました。
ボトックスは眉間とか目尻・おでこの表情じわに非常に効果的で、1回あたりの料金も安いですし、コスパが最強クラスなのは間違いないです。
僕自身もやったことがあってとても効果的だったので余計に迷いましたが、今回は持続効果の高いという文言が入っているので、持続効果で言うとヒアルロン酸の方に軍配が上がるかなと思って第3位はヒアルロン酸にさせてもらいました。
コスパの良い若返り治療2位
さて、次は第2位です。
コスパの良い若返り治療第2位は、、、、目の下のクマ取り手術になります。
目の下のクマを取る手術は、主に目の下の脂肪取り+脂肪注入と、裏ハムラ法があります。
このクマとり治療は幅広い年齢でおこなわれています。
皮膚のたるみを切除する場合は表ハムラ法ですが、大多数の方は表を切開しない目の下の脂肪取り+脂肪注入や裏ハムラ法でクマ取りをおこなっています。
今回手術を選んだわけですが、皆さんもイメージできるように、 切らないプチ整形や例えば糸リフトやハイフなどの若返り治療の場合は、ダウンタイムも1回の料金は手軽に受けやすいとはいえ、効果の持続は限られていて、維持するために繰り返す必要があるので、長い目で見えるとコスパはかなり悪くなってしまいます。
逆に、手術の場合は、初回の料金はかかりますが、一度の治療で効果を長く保つことができますので、結果的にコスパが大変良く、何度も通う必要もないので手間や時間のコストも減らせます。
特にクマ治療は効果が高く、持続も長いため、手術代金を考えても満足されている方は非常に多いです。
そんなクマ治療ですが、脂肪取り・脂肪注入と裏ハムラのそれぞれの症例写真を見てもらいます。
目の下脂肪取り+コンデンス脂肪注入の症例写真
(術前)→(手術10か月後)


この症例の方は目の下の脂肪取り・脂肪注入をおこなった方です。
10ヶ月後の状態ですが、目の下の凹凸クマが改善してすっきりしましたね。
疲れた感じが減って若々しくてすっきりした印象になりました。
目の下の脂肪取り・脂肪注入はこんな感じでクマ取り効果は高いですし、長持ちもする治療ですが、比較的ダメージは少なく、ダウンタイムもそれほど長くならないので手術と言えど受けやすい治療になるかと思います。
裏ハムラの症例写真
(術前)→(手術6か月後)


二人目の方は裏ハムラ法でクマ取りをした方です。
半年後の画像ですが、目の下の凹凸がなくなって目の下がフラットになってクマが改善しましたね。
この方も目の下がすっきりして老けた感じが改善しました。
裏ハムラは裏瞼の内側から外側まで広く切開して、下まぶた全体を剥離して空間を作って脂肪を移動させる手術ですので、ある程度ダメージがある手術ですが、表側に傷がつきません。
目の下だけで手術を完結させたい方にはおすすめの手術です。
以上が第2位クマ取り手術についてでした。
コスパの良い若返り治療1位
それでは、コスパの良い、長持ちする若返り治療の第1位を発表します。
第一位はこちらも効果が持続しやすい手術になります。
なんだと思いますか??
第一位は眉下切開を選びました。
どうでしょう。皆さんの第一位はなんでしょうか。
さて、眉下切開というのは、上まぶたのたるみを眉の下で切開して切除する手術です。
上まぶたのたるみを自然な感じで切除できる唯一と言っても良い手術です。
加齢とともに上まぶたのたるみが強くなると、二重幅が狭くなり、三角目になってきます。
たるみがもっと進行すると黒目にたるみがかかってきて目が開けづらく、見えにくくなってしまいます。
また、たるみがあると眉を常に上げるようになって、額のしわが常に出たり、頭痛肩こりの原因になったりします。
そんな上瞼のたるみを眉の下を切開してしっかり切除するのが眉下切開です。
眉の下の傷は目立ちにくく治っていきます。
大体平均8,9mmくらいたるみを切除しますので、長年蓄積されたたるみがしっかりリセットされます。
一度上瞼のたるみがリセットされると、長期的に目の上はたるみにくくなって目元は老けにくくなります。
目のアンチエイジングとしてはクマ取り治療と並んで最強クラスの治療だと思います。
また、年配の方だけでなく、お若い方でも上瞼のたるみがある方も多いです。
上まぶたにたるみがあると、まぶたが厚ぼったくなる、二重が狭くなる、目が小さく見えるなどの症状が出ますので、眉下切開ではそれらの症状を一度に解決できるので、お若い方で眉下切開をおこなう方も多いです。
どちらかというとお若い方がおこなうことが多いくらいです。
眉下切開で上瞼のたるみを切除しておくと、将来的にも上まぶたがたるみにくく目元が老けにくくなるのでアンチエイジングとしても効果的です。
では、眉下切開も症例写真を見てもらいましょう。
眉下切開症例写真①
(術前)→(術後)


こちらの症例の方は術前は上まぶたのたるみが目元にかぶってきて外側中心に二重が狭くなっていわゆる三角目になってしまっています。
上まぶたのたるみは真ん中から外側にかけて強いため、このように年齢と共に三角目になってくる方は多いです。
このたるみは眉下切開で解消することができます。
術後の画像を見ていただくと、外側のまぶたのたるみが改善して外側の二重幅が見えるようになりましたね。
睫毛も黒目もはっきりみえるようになって目元が明るくなって若々しくなりました。
たるみを一旦リセットすれば何もしないのと比べると将来的な老け方が全然違ってきて、かなり目元は老けにくくなります。
眉下切開症例写真②
(術前)→(手術6か月後)


ついでにお若い方の症例も見てもらいます。
術前はまぶたがやや厚ぼったくて狭めの二重です。
この状態で例えば二重埋没法で二重を広くすると二重が食い込んで厚みが強調されてしまい、戻りやすくもなってしまいます。
なので、眉下切開をおこなった訳ですが、術後を見ていただくと、二重が自然な感じで広くなりましたね。
まぶたの厚みもすっきりしました。目も大きく明るくなっています。
たるみが減ったので、この後、さらに二重を広くしたければ術後の状態だと無理なく埋没法で広くすることができます。
このように眉下切開はお若い方のニーズにも合って、非常に効果的で人気な手術ですし、長期的なアンチエイジング治療でもあります。
以上がコスパの高い若返り治療第一位の眉下切開でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一位から三位まで発表しましたが、今回、若返り治療ベスト3を考える際にいろいろ悩みました。
他には、候補としては脂肪注入(ほうれい線・マリオネットラインなど)だったり、先に話したボトックスだったり、眼瞼下垂の治療だったりも考えました。
あとは、老化と共に鼻が大きくなるので小鼻縮小や鼻尖縮小なども長持ちしやすい治療なのでありかなと思ったりもしました。
ただ、ベスト3をいうなら自分の中ではやっぱり、今話した眉下切開、目の下くま手術、ヒアルロン酸になるかなと思います。
共感していただける方もいらっしゃるのではないかと思います。
ただ、前にも言ったように効果の出方や価値観は人によって様々です。
そしてなにより、その方のお顔に最適な手術というのは様々です。
一般的なコスパの良い手術というのも大事ですが、なにより自分に適した手術見極めてをおこなうというのがより重要だと思います。
ご自身に合った適切な手術をおこなえばおのずと満足度は高くなり、結果的にコスパが良いということにつながるかと思います。
なので、若返り治療をお考えの方では、今回のコラムも少し参考にしていただきながら、いろいろ情報を集めたり、実際にカウンセリングを受けたりしてご自身に最適な治療を選んでいただければと思います。