切る眼瞼下垂のリスク、失敗
作成日:2025.1.14 更新日:2025.1.23
眼瞼下垂とは
目の開きが悪くなると瞼がかぶって黒目が隠れ、二重もひろくなりぼんやりした眠たそうな目元になってしまいます。
また、眼瞼下垂だと、頭痛・肩こりの原因となり、おでこにしわが寄りやすくなってしまいます。
眼瞼下垂の程度も軽度~高度まであります。
そんな眼瞼下垂を改善するのが眼瞼下垂の手術になります。
手術は大きく分けて切開するものとしないもので2種類にわかれます。
今回は切開して目の開きを良くする手術の症例写真を紹介していきます。
切る眼瞼下垂術とは
二重切開をおこなって目の開きを良くする手術です。
瞼の裏側がたるむことで眼瞼下垂が起こりますが、皮膚を切開してたるんだ挙筋腱膜を露出させ、前転して(引き下げて)瞼の裏側(後葉)を短縮させ目を開けやすくします。
同時に二重をしっかり作ることができ、 三重を改善させたり、脂肪を除去したり、 くぼみ目を改善させることが可能です。
今回は、この切る眼瞼下垂(全切開+眼瞼下垂)の手術を行った時に考えられるリスクや失敗について説明していきます。
切る眼瞼下垂術のリスク・失敗
・ダウンタイムが長引く
・傷が残る
・低矯正、過矯正 ⇒思ったより上がらなかったり上がり過ぎたりするリスク
術中麻酔や腫れで完成と違う状態になることがあり 、その状態で調整すると低矯正、過矯正のリスクがあります。
・修正が簡単ではない(半年くらいは再手術できない)
眼瞼下垂術自体のリスク
切る方法、切らない方法に問わず眼瞼下垂の手術をすることによるリスクを挙げていきます。
・兎眼
・ドライアイが悪化するリスク⇒目がしっかり閉じづらくなる可能性があるため
・目と眉が近づく
・見かけ上二重が狭くなるリスク ⇒リスクというわけではないですが、考えられる変化としてあります。
見かけ上二重は狭くなりますが、目の開きがよくなることで目全体ははっきり明るく見えるようになります。
・皮膚のたるみが出やすくなる⇒目の開きがよくなることで、余った皮膚がたるみとして邪魔になる場合があります。
・一時的に乱視が出て視力が悪くなるリスク ⇒万が一出たとしても半年ほどで改善していきます。
まとめ
以上のように、 切る眼瞼下垂は切開するのでダウンタイムが長かったり、傷ができるリスク、修正は手軽にはできないなどのリスクがあります。
ただし、切らない方法より戻りにくく、同時に、二重術やくぼみ目やたるみの改善をおこなうことができるメリットがあります。
メリットも多い施術ですので、リスクをしっかり把握したうえで納得して施術を行っていただければ幸いです。