切開する眼瞼下垂のビフォーアフターを症例写真付きで解説
作成日:2024.9.28
眼瞼下垂とは
眼瞼下垂とは目の開きが悪い状態のことです。
目の開きが悪くなると瞼がかぶって黒目が隠れ、二重もひろくなりぼんやりした眠たそうな目元になってしまいます。
また、眼瞼下垂だと、頭痛・肩こりの原因となり、おでこにしわが寄りやすくなってしまいます。
さらに、下三白眼、目のくぼみ、二重の不安定さの原因となります。
眼瞼下垂の程度も軽度~高度まであります。
そんな眼瞼下垂を改善するのが眼瞼下垂の手術になります。
手術は大きく分けて切開するものとしないもので2種類にわかれます。
今回は切開して目の開きを良くする手術の症例写真を紹介していきます。
切る眼瞼下垂とは
二重を切開して目の開きを良くする手術です。
皮膚を切開してたるんだ挙筋腱膜を露出させ、前転して(引き下げて)瞼の裏側(後葉)を短縮させ目を開けやすくします。
同時に二重をしっかり作ることができ、 三重を改善させたり、脂肪を除去したり、 くぼみ目を改善させることが可能です。
症例写真①
全切開挙筋前転
術前→術後3か月
二重を広くしたいとのご希望で、二重は全体に一段広くしました。
左の目の開きが悪く、挙筋短縮術は左をしっかり短縮しました。
施術後は二重幅が全体に広くなり、目の開きが改善して明るくなりましたね。
左の開きがより良くなって左右差も減りました。 全体に目力が出て、眠たい感じがなくなり目が明るくなりました。
二重切開の完成は半年から1年以降になります。
3か月目の画像では不自然さはかなりなくなっていますが、もう少しなじんでいきます。
症例写真2
全切開挙筋前転、ROOF切除
術前→術後3か月
もともと瞼が厚ぼったく一重の方 軽度眼瞼下垂もあったので、全切開挙筋前転 をおこないました。
瞼の眼窩脂肪やROOFを切除して瞼の厚みを 減らし、皮膚のたるみも少し切除しています。
全切開なのでいろいろな手術を組み合わせて おこなうことができます。
術後は腫れぼったさがすっきりとし、 自然な二重になって目元が明るくなりましたね。
症例写真3
全切開挙筋前転
術前→術後6か月
二重が不安定で二重を広くして安定させたい とのことでご来院されました。
カウンセリング時、目の開きが悪く、二重が三重に なっていて不安定でした。
眼瞼下垂の手術をおこなうと同時に、まつ毛側のたるみを切除して 三重を解除しながら二重を広く安定させ ました。
術後は三重は改善し、二重が広くはっきり しましたね。
眼瞼下垂の手術により目の開きも改善し 目元がはっきり明るくなりました。
3か月めなのでまだもう少し瞼のむくみは なじんでくるかと思います。
症例写真4
全切開挙筋前転
術前→術後4か月
もともと一重の方で、目を大きくしたいと のことでご来院されました。
まぶたは厚ぼったくて二重がつきにくかったことと、軽度眼瞼下垂がありました。
そのため、二重をしっかり作り、同時に眼瞼下垂を 改善させるために全切開、挙筋前転術を おこないました。
4か月後は完成にかなり近づいてきています。
二重になったことで目元がはっきりとし、 眼瞼下垂が改善して目力も出ましたね。
目と眉の距離も縮まってバランスも良くなりました。
眼瞼下垂が改善すると眉が落ちてきて 目と眉が近づいてバランスが良くなる効果もあります。
症例写真5
全切開挙筋前転術
術前→術後4か月
目尻切開、切らないたれ目などで切って目を大きくしたいとのことで、ご来院されました。
全切開と眼瞼下垂をおこなって二重をはっきりとさせて 目の開きを改善させました。
また同時に目尻切開とたれ目をおこなって 白目を大きく露出させるようにしました。
術後は二重が安定して目の開きが良くなりましたね。 目が開きやすくなることによってくぼみ目も 改善しました。
4ヶ月後は以前の目と比べて華やかになり、 デカ目になったのが分かりますね。
目を大きくするには、 上方向→二重術、眼瞼下垂、内側方向→目頭切開、外側→目尻切開、下方向→タレ目がおすすめです。
上記を組み合わせるごとにデカ目効果を高くすることができます。
今回の方も組み合わせたことでより目が大きくなりました。
切開や切らない方法を自由に組み合わせることができますので、 ダウンタイムやリスクなどを考慮して自分に合った施術を選択していただければと思います。
症例写真6
全切開挙筋前転
術前→術後3か月
お客様はもともと別の目元施術を考えていらっしゃったそうですが、他院で眼瞼下垂を指摘されて当院を受診されました。
目の開きが悪くくぼみ目もあるため、 切る眼瞼下垂術をおこないました。
同時にくぼみ目を改善させるために奥から 眼窩脂肪を引っ張ってきてボリュームが 改善するようにしました。
まとめ
以上が切る眼瞼下垂のビフォーアフターでした。眼瞼下垂の手術をすると目元が明るく若々しくなりますね。
ついでに左右差も整えることができます。 何もしなければ眼瞼下垂はどんどん悪化していきますので、長期的に眼瞼下垂の進行を抑えるためにも手術は有効です。
切る眼瞼下垂は切らない眼瞼下垂に比べてしっかり目の開きを改善させることができ、術中の調整も可能です。
また、切る眼瞼下垂の場合は二重を切開しますので、二重を作ったり、二重の幅を変えたり、 くぼみ目を改善させたり、まつ毛側の皮膚のたるみを除去したり、三重を改善したり、脂肪のボリュームを除去したりと、切るついでにいろんなアレンジが可能です。
ただし、腫れや食い込みなどダウンタイムの不自然さが長めに続く手術ですので、長くダウンタイムがとれる方におすすめの施術です。
今回もご覧いただきありがとうございました。