鼻の穴のせり上がりを治す鼻孔縁下降術のビフォーアフター
作成日:2024.5.24
目次
鼻孔縁下降について
鼻の穴が目立つ原因はいくつかありますが、そのなかも鼻の穴の縁(鼻孔縁)がせり上がっていて鼻の穴が目立つ人には 鼻孔縁下降術が効果的です。
鼻孔縁下降術は鼻孔延長術とも言います。
鼻孔縁下降術(鼻孔縁延長)では、鼻の穴の縁を軟骨や複合組織(軟骨と皮膚)を使って延長することでせり上がりを改善させて鼻の穴を目立ちにくくします。
軟骨や複合組織は耳から採取します。
鼻の穴の中を切開し、鼻孔縁の後退(せり上がり)の程度が軽い人では軟骨移植を、程度が強い人では軟骨と皮膚の複合組織を移植し縫合します。
鼻の穴の中の切開ですので傷は外から見えません。
鼻孔縁下降術について詳しくは以下をご参考下さい。
この写真のように鼻の穴の縁がせり上がっているタイプの方は、正面だけでなく、斜めや横からみても鼻の穴が目立っています。
鼻の穴がせり上がっている人は、鼻の縁の組織が少ないため 鼻の縁がせり上がってしまっています。
鼻孔縁下降術で、図のように耳の軟骨や皮膚複合組織を鼻孔縁に移植することで、鼻の縁にボリュームを出して鼻孔縁を下げることができます。
鼻の縁が伸びることで鼻の穴が目立ちにくくなります。
鼻の穴の縁のせり上がり以外にも、鼻の穴が目立つ原因について以前のコラムにもまとめています。ぜひこちらもご参考下さい。
そんな鼻穴の縁のせり上がりを改善する鼻孔縁下降術ですが、これから具体的に症例写真でその効果を見ていただこうと思います。
鼻孔縁下降術の症例写真
症例写真(鼻孔縁延長)①
まず一人目の方の症例写真です。
術前は鼻孔縁がせり上がっていてどの角度から見ても鼻の穴が目立っていますね。
また、もともと団子鼻気味でもあったので鼻先を細くする鼻尖縮小も同時におこなっています。
鼻孔縁下降術は、鼻孔縁に軟骨を入れて軟骨のボリュームが出るため、団子鼻がやや強調される可能性があります。
そのため、団子鼻気味の方では鼻尖縮小を同時に行うことが多いです。
術後の写真を見ると正面から見て目立っていた鼻の穴が目立ちにくくなったのがわかりますね。
斜めから見ると、左右とも、せり上がった鼻孔縁が下がり横から見た鼻の穴も目立ちにくくなったのがわかります。
症例写真(鼻孔縁延長)②
次は二人目の方です。
この方も鼻孔縁下降で鼻先の丸みが強調されないように鼻尖縮小を同時におこなっています。
術後の画像を見てください。
正面から見ると、斜め外側にせり上がった鼻孔縁が下がって平坦になったのがわかります。
鼻の穴が目立ちにくくなりましたね。
次に左右の斜めからの画像を見てください。
鼻孔縁がせり上がっている人は、正面からだけでなく、斜めからも横からも鼻の穴が目立ってしまっています。
術後、右も左も鼻孔縁が下がって平坦になり鼻の穴が目立ちにくくなったのがわかります。
症例写真(鼻孔縁延長)③
次は3人目の方です。この方は小鼻縮小で小鼻を小さくしましたが、右の鼻孔縁のあがりを気にされており、小鼻縮小と同時に右のみ鼻孔縁下降術をおこなって左右差を整えています。
正面からの画像で見ると、術前はややせり上がっていた右の鼻孔縁ですが、術後は鼻孔縁の左右差が少なくなりましたね。
小鼻縮小で小鼻が小さくなったことで鼻の穴自体も小さくなってすっきりしました。
右の斜めからの画像では、右の鼻孔縁のせり上がりが改善したのがわかります。
この方のように左右差を治すために片側だけ鼻孔縁下降術をする方もいらっしゃいます。
症例写真(鼻孔縁延長)④
4人目の方の症例写真です。
この方は、以前にアップした、“鼻の穴を目立たなくする方法”というタイトルのコラムの中でも紹介させていただいた方です。
この方は鼻孔縁延長と同時に小鼻縮小も行って小鼻も小さくしています。
さらに、鼻尖縮小術もおこなっています。
正面画像を見ると、術前は鼻孔縁がせり上がっているのがいますね。
術後は鼻孔縁が下がって鼻孔縁が平坦になり、鼻の穴が目立ちにくくなったのが良く分かりますね。
小鼻縮小をして小鼻もしっかり小さくしていますので鼻の穴もぐっと小さくなっています。
斜めからの画像を見てみると 左右どちらの方向からも、術前の上がった鼻孔縁が下がって平坦になったのがわかります。
このように、鼻孔縁下降術はせり上がった鼻の穴を小さくするのに効果的です。
小鼻縮小では、小鼻の幅を縮小したり、小鼻の張り出しや丸みを減らすことで小鼻全体を小さくすることができます。
小鼻が大きい人は、小鼻縮小も同時に行うとより鼻の穴を小さくすることができます。
症例写真(鼻孔縁延長)⑤
次は5人目の方です。
この方も今までの症例と同じように、鼻孔縁が下がって鼻の穴が目立ちにくくなりましたね。
正面から見ても変化を感じますが、横や斜めからの画像では、鼻の穴が見えにくくなったのがよくわかります。
症例写真(鼻孔縁延長)⑥
6人目の方です。
この方も術前は、正面から見るとややせり上がった鼻孔縁が、術後は下がってせり上がりが平坦になりました。
それによって鼻の穴が目立ちにくくなりましたね。
斜めや横からの鼻の穴の見え方も目立ちにくくなりました。
この方は同時にプロテーゼも入れて鼻筋を通しています。
術後の写真を見ると鼻筋が少し通ったのがわかります。
鼻孔縁延長ではクローズ法で鼻の穴を切開して手術をするため、鼻の表面に傷を作ることなく他の鼻先や鼻根の手術を同時に行うことができます。
症例写真(鼻孔縁延長)⑦
最後に7人目の方です。
この方も鼻尖縮小を同時に行っています。
この方は術前も鼻孔縁がそれほど大きくせり上がっているわけではありませんでしたが、今までの症例写真の方々のように鼻孔縁が自然な感じで下がって鼻の穴が目立ちにくくなりましたね
斜めからや画像も同じように、少し見えていた鼻の穴が目立ちにくくなっています。
このように鼻孔縁下降術は、その方に合った自然な感じで鼻孔縁が下げることができます。
まとめ
以上が鼻孔縁下降術の症例写真と解説でした。
鼻孔縁下降術ではどのような効果がでるか具体的にわかっていただけましたでしょうか。
鼻孔縁がせり上がっていると鼻の穴の存在感が増して不格好に見えてしまいます。
鼻孔縁下降術でほんの少し鼻孔縁を下げるだけで、鼻の穴が見えにくくなり、自然な感じですっきりと整って見えるようになります。
鼻孔縁がせり上がっている鼻の穴のタイプの方は、鼻孔縁下降術をお考えいただければと思います。
また、小鼻の大きい方では小鼻縮小術を、鼻先が上を向いている方では軟骨移植を、鼻孔縁下降術と同時におこなうことで、より鼻の穴を目立ちにくくすることができます。
鼻の穴の大きさを気にしている方は、どんな施術があっているのかぜひご相談いただければと思います。