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美容コラム/ Beauty column

眉下切開のよくある否定派意見に対する見解をお話しします

作成日:2024.4.25

眉下切開の傷の症例写真③術前 Youtubeなどで眉下切開についての動画を見ていると否定的というか慎重な意見が見られることがあります。
そのような意見には同意できるものもあれば、ちょっと「ん?」と思うこともあります。
眉下切開の否定的な意見に対しての見解をこの動画でお話ししたいと思います。

否定派の意見

まず、否定派の意見としては以下に挙げるような意見がみられました。

①眉下切開をすると二重が浅くなる、きれいな二重にならない
②目と眉が近づいて不自然になる
③傷が残って目立つ、若い人は傷が汚くなる。お金儲けのために若い人にすすめているんじゃないか

それぞれについて解説をしていきます。

①二重が浅くなる、きれいな二重にならない、について

まず、否定派の意見としては 眉下切開をすると二重が浅くなる、きれいな二重にならないというのがあります。
たしかにたるみがなくなりすぎると二重が浅くなったり、二重のラインの目尻側が出にくくなって二重が短くなる傾向があります。
みなさん眉を引っ張り上げてみてください。
ある程度引っ張り上げると二重が浅くなっていって、さらに引っ張ると二重がなくなってしまいますよね。
眉下切開で引っ張り上げる過ぎると二重がつかないというのはありそうに思えます。
ただ、二重がなくなるまで眉下切開で引っ張り上げると、通常は上まぶたの皮ふに余裕がなくなりすぎて、兎眼と言って目が閉じなくなってしまいます。
兎眼 自分の経験上から言うと、目が閉じる範囲でまつ毛が外反しすぎないような範囲で切除をおこなえば、基本的に二重の織り込みがついて二重が出てくれます。
目が閉じにくくなるまでたるみを引き上げてしまうと、二重が浅くなりすぎてラインがきれいに出なくなってしまうリスクがでてきますが、基本的には兎眼にならない範囲で皮膚を切除すれば問題ないかと思います。
必ず診察や術前のデザインの際には、眉を引き上げておおよそのシュミレーションをおこなっており、その状態での二重のラインの浅さや外側の二重が短くなるのが問題ないか確認してもらっています。
眉下切開は正確なシュミレーションは難しいですが、おおよそのイメージを確認することができます。 シュミレーションを見てもらって、ラインが浅くなるのが気に入らない方はもそもそも眉下切開はお勧めしていません。
また、以前に二重の全切開や埋没法を行っていてラインがガタついている場合、皮膚がたるんで隠れてくれることによってガタガタが目立たなくなっている場合も多いです。
その様な場合に眉下切開をすると二重ラインのガタつきが目立ってしまう場合があります。
なので、シュミレーションでラインがガタついてしまう場合もお勧めしていません。

結局、適正な範囲内で皮膚切除をおこなえば通常問題はないです。
また、シュミレーションをして納得した上でおこなえば問題はないかと思います。
逆にラインが浅くなるからと言ってたるみや厚みがある方が眉下切開をせずに、広い位置に二重をつくって、更に厚ぼったい不自然な二重になってしまうことの方がリスクが高いのではないかと思っています。

②目と眉が近づいて不自然になる

次に、否定派の意見としては、目と眉が近づくという意見があるようです。
確かに眉下切開は術後は目と眉が近づく手術ではあります。
もともと目と眉が離れている方はバランスが良くなるので問題ないかと思いますが、目と眉が近めの方が問題になってくるかと思います。
これは、別のコラムでも解説していますので興味がある方は詳しくはそちらもご参考ください。

上記コラムでも解説させてもらっていますが、眉下切開では、目と眉が近づくというよりは眉の位置はそれほど変わらずに二重が広くなり目が大きくなることで目と眉が近づいて見えることが多いです。
症例写真を見てもらいます。
(眉下切開症例写真)

眉下切開症例写真①術前
眉下切開症例写真①術後

この症例の方は、術後は二重が広くなって目が開くようになり、まぶたの厚みも改善して眉下切開の効果がしっかり出ていますね。
眉は若干落ちましたが、二重が広くなって目が大きくなったことで、主に目と眉が近づいているように見えます。
このくらい近づくぶんには全く違和感はありません。

 次はもともと目と眉が近い方の症例写真を見てもらいます。

眉下切開症例写真①術前
眉下切開症例写真①術後

この方は目と眉が近いということで他院さんでは眉下切開を断られるところがあるかもしれません。
ただ、眉の挙上癖はありませんでしたし、眉下切開しても目と眉はダイレクトに近づかず、手術は可能と判断して手術をおこないました。
術後は二重幅広くなって目が大きくなりましたね。
眉は外側で若干下がっていていますが、眉の位置的にはそれほど下がっていないかと思います。
目と眉の距離に注目すると主に二重が広くなったぶん、目と眉が近づいているのがわかります。
眉と瞳孔の距離はあまり変わっていません。
眉があまり落ちずに、二重が広くなって目と眉が近づくぶんには、印象的に不自然になることはありません。
もともと眉が近い方でも手術が可能なことが分かっていただけるかと思います。

ただし、瞼のたるみが強く、眉の挙上癖がある方の場合は、眉下切開をするとまぶたが軽くなり、眉を上げる必要がなくなって眉がダイレクトに下がってくる可能性があります。
また、おでこがたるんでいて眉が下がってきている方の場合も、眉下切開でまぶたが軽くなると、眉が下がって必要以上に目と眉が近づいてしまうこと可能性があります。
なので、年配の方などでおでこのたるみがあって眉が下がりそうな方や、お若い方でも眉を無意識に挙上している方などでは、目と眉が近づきすぎるリスクが出てくるので注意が必要です。
そのような方では、目を閉じて眉の緊張がなくなって下がった状態で眉を抑えてシュミレーションし、鏡で見てもらいます。
近すぎて嫌だということであれば手術はおこないません。
そのようにシュミレーションすることで目と眉が近すぎて気に入らないということは回避することが可能です

③傷が残って目立つ、若い人は傷が汚くなる。

否定派の意見の3つ目は、③傷が残って目立つ、若い人は傷が汚くなるのではという意見です。
お金儲けのために若い人にすすめているんじゃないかとまで言う先生もいます。
自分の意見と違うとなんでもお金儲けと批判するのもどうかと思いますが。

さて、眉下切開は、確かに眉の下を切開しますので傷が残ります。
眉の下なので部位としては目立ちやすい部分に傷がつくことになります。
傷が怖いという方はもちろんやらない方が良いと思います。
ただ、眉下切開は以前のコラムでも解説したように傷が目立ちにくい部分です。

眉下切開の多くのメリットと比べるとメリットがデメリットを上回ることが多く、眉下切開をやった方がよいケースは多いです。
また、症例写真を見てもらいます。

眉下切開の傷の症例写真③術前
眉下切開の傷の症例写真③術後

傷に注目してみてもらうと術後の眉の下の傷はそんなに目立ちませんね。
言われてよく見ても眉下切開をやったということはわかりにくいですので、普通の人が見るとまずわからないかと思います。
眉下切開はこのような感じで傷は目立ちにくく治ることが多いです。
眉下切開のメリットとしては瞼の厚みがすっきりして自然な感じで二重が広くなります。
目も開けやすくなり、また、間延びした目だと目と眉が近づいてバランスが良くなります。
このような効果を二重埋没法や二重の切開などで出すことは不可能です。
二重術で無理やり広い二重を作ると厚ぼったいハム目になったり、二重も不安定になってしまいます。 今回の方も瞼に厚みがあるので二重術で無理やり広くするとより厚みが増して不自然になってしまったかと思いますので、眉下切開は正解だったと思います。

若い人は傷が目立ちやすい?

あとは、特に若い人は傷が汚くなりやすいので年配の人が良いという意見もあります。
確かに若い人ほど皮膚に張りや厚みもあって傷に緊張がかかりやすく、傷も治そうとする力が強いので年配の人に比べると傷が目立ちやすくなる傾向があります。
ただ、当院で眉下切開をおこなう方は大半の方がお若い方ですが、傷はそれほど目立たないことがほとんどです。
お金儲けのために若い人に手術をしているという意見もありますが、それは全く見当違いかと思います。
今はSNSも発達してそんなことができる時代でもありません。
デメリットが大きいならこの手術はこんなに流行っていないと思いますし、私自身もやりません。
本当に良い治療と思っているから多くの先生が行っています。
お若い方は二重を広くしたり目を大きく見せたりする希望が多いですが、二重術や脂肪とりなどだけでは眉下切開のような自然な効果は出せません。
眉下切開は自然なデカ目効果があり、傷も目立ちにくいことが多くのでお若い方で大変人気になっています。
たるみが進むとかえって眉下切開を受けにくくなることがあるので、当院では、たるみがあるお若い方には早めに施術することをおすすめしています。
ただし、眉下切開の慎重派の先生方も話されていますが、ドクター選びは慎重にした方が良いとか、流行りでやらない方が良いというのはその通りかと思います。
眉下切開は眉の下の皮膚を切除する単純な施術なのでどの先生もやりやすい施術と思いますが、簡単に考えてデザインして切開してしまうと一生目立ってしまうような傷になってしまう可能性があります。以前のコラムで眉下切開の当院の工夫で解説していますが、

個人個人にきちんと合ったデザインで、いろいろ考えながら施術をおこなう必要があります。
そうしないと傷が目立ってしまうリスクは上がります。
ですので、ドクター選びは慎重にした方が良いと思います。
あとは、流行っているからと言ってやらない方がもちろん良いです。
そもそも眉下切開に限らず、美容の施術は流行っているから行うものではありません。
他人がきれいになったとしてもご自身のお顔は同じではありません。
キチンと施術が自分に希望に合っているのか、自分の顔が施術に向いているのかをカウンセリングで見極めてもらう要があります。
適応がないのにおこなってしまうと、後で後悔して、戻すに戻せなくなってしまいます。

まとめ

以上が眉下切開で見られる否定的な意見、慎重派の意見についての見解でした。
否定的な意見は眉下切開のリスクについてきちんと考えるように促しているものだと思います。
二重が浅くなる、目と眉が近づく、傷が汚くなるなどのリスクに関しては、きちんとシュミレーションをして適応・不適応を見極めれば回避できますし、手術を丁寧に工夫しておこなえばリスクは減らせます。
現に当院ではお若い方中心に大変多くの方が眉下切開をおこなって満足されていらっしゃいます。
リスクが高く、満足度が低いならそもそもこのようにおすすめしていません。

ただ、先ほども言いましたように、切開して傷が残る手術ですので、みんなやっているからということではなく、カウンセリングを受けてきちんとご自身のご希望と目元の状態と踏まえて、手術の適応があるのかきちんと判断してもらってから慎重にお考えいただくと良いかと思います。
眉下切開をお考えの方に少しでも参考にしていただければと幸いです。

眉下切開について詳しくは施術ページもご参考ください。

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~執筆者紹介~

西尾 謙三郎 医師
医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴
平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
平成26年 もとび美容外科クリニック開院
資格
美容外科専門医(JSAS)
日本アンチエイジング外科学会専門医
アラガンボトックスビスタ 認定医
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本加齢医師会
日本レーザー医学会
日本美容外科医師会
18年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。
「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

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