20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
40代以上の方必見!たるみがある人がやってはいけない美容医療3選
作成日:2026.3.26

目次
たるみがある人がやってはいけない美容医療3選
今回のテーマは、「たるみがある人がやってはいけない美容医療3選」です。
年齢を重ねるごとに、特に40代以降になると、若い頃に比べてたるみの進行を実感しやすくなりますよね。
フェイスラインがたるんできて、顔のむくみ感が出てきたり、若い頃のようなシャープな印象が弱くなってきます。
また、フェイスラインだけでなく目元にも変化が出ます。
上まぶたがたるんで二重が狭くなったり、まぶたが重くなったりしますし、下まぶたもたるんできて、クマや小じわが目立ちやすくなります。
さらに、ほうれい線にかかるメーラーファットのたるみも目立ち、お顔のさまざまな部位に同時に変化が現れます。
このようなたるみが気になり、美容医療を検討されている方もいらっしゃるかと思います。
今回は、たるみがある方が「避けたほうがよい施術3選」もしくは「注意が必要な」施術をご紹介します。
基本的にきちんとした手技で、きちんと適応を選んで行えば問題ございませんのでご了承下さい。
また、番外編としてその他の注意点もあわせて解説します。
若返り治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
①ホホの脂肪吸引
まず1つ目は、ホホの脂肪吸引ですね。
たるみがある方にまず注意が必要なのが、「ホホの脂肪吸引」です。
40代以降でたるみが出ている方にホホの脂肪吸引を行うと、術後にデコボコとした凹凸が生じるリスクが高くなります。
ただし、ホホの脂肪吸引はフェイスリフトなどと組み合わせて行う場合も多いので、「絶対にやってはいけない」というわけではありません。
問題となるのは、リフトアップを行わずに単体でホホの脂肪吸引を行うケースです。
この場合、凹凸が生じるリスクがあるため、慎重に行う必要があるということなんですね。
たるみがある方では、特にブルドッグの様な「ジョール(jowl)」と呼ばれる部分が厚くなり、たるみとして目立ってしまうんですが、ここを若い方と同じようにしっかり吸引してしまうと、かえって凹凸や影ができてしまうリスクがあります。
一方で、アゴ下やメーラーファット(ほうれい線上)の脂肪については、たるみがある方でも比較的安全に脂肪吸引を行うことが可能です。
ホホに関しては凹凸が出やすいため、仮に行う場合でも控えめに、慎重に吸引する必要があります。
ただし、控えめな吸引では効果が実感しづらくなるため、当院では40代以降でたるみがある方のホホ脂肪吸引は、お断りすることも少なくありません。
そのような場合は、デコボコのリスクがほとんどない「脂肪溶解注射」をおすすめすることが多いです。
②二重全切開でたるみを切除すること
たるみがある人がやってはいけない治療2つ目は、二重全切開でたるみを切除することです。
たるみが強い方の場合は眼瞼下垂の方も多くて、二重を切開して眼瞼下垂を治す際に同時に皮膚切除する先生って多いんですね。
特に保険で眼瞼下垂を治す場合は多いかもしれません。
あとは、単純に眉下切開をあまりやらない先生が、二重の切開でたるみをとることもあります。
なんで二重切開でたるみを取るのが良くないかというと、二重部分で皮膚をたくさん切除すると、厚ぼったいまぶたになって治すことができなくなってしまうんですね。
某女優さんで目元の手術をして、まぶたが厚ぼったくなって少し不自然に見えてしまっている方いらっしゃいますよね。
なんでそうなるかというと、上瞼の皮膚は上に行くほど(眉に近づくほど)皮膚がぐっと厚くなるんですね。
そこで、二重部分でたるみを取って中抜きしてしまうと、上の厚い皮膚が落ちて来て二重の上の部分の瞼が厚ぼったくなってしまうんです。
ただ、瞼の皮膚が薄い方や、少しの幅の切除だったりであれば、二重の切開でたるみを取るのは可能です。
なので、やってはいけないというよりも、基本的に、まぶたが厚ぼったくなりやすいのでおすすめできないケースが多いということなんですね。
上まぶたのたるみをとるなら基本的には眉下切開が安心です。
眉下切開は眉を上げたように、自然な皮膚の連続を保ったまま、たるみが引き上がりますので、人によっては10㎜ほど、しっかりたるみを切除しても自然な仕上がりになります。
ただ、たるんできている年齢の方では、眉下切開をすると、くぼみ目や縦じわが強調されてしまうこともしばしばあるので、適応を見極めたうえで術式を選択する必要があります。
③皮膚を切除せずにクマ取りをすること
3つ目は、皮膚切除を伴わないクマ取りです。
ただし、たるみがある方でも、その程度がそれほど強くない場合には、脂肪取り・脂肪注入や裏ハムラ法などで凹凸を整えるだけでも、たるみはあまり目立たず、きれいに仕上がることも多いです。
そのため、「たるみがある=必ず皮膚切除が必要」というわけではありません。
皮膚切除を伴わないクマ取り治療は、ある程度たるみがある方でも問題なく適応となるケースが多い施術です。
ただし、たるみが強い場合には注意が必要です。
そのようなケースでは、皮膚切除を行わないことで、かえってたるみやシワが目立ってしまう可能性があります。
はい、以上が、たるみがある人がやらない方が良い治療3選でした。
ただいまご紹介した3つの施術以外にも、たるみがある人は注意したほうが良い美容医療というのはあります。
せっかく今回こういうテーマでお話ししているので、その他の注意したほうが良い治療について、番外編としてお話しさせてもらいますのでもう少しご覧くださいね。
見落とされがちな注意すべき6つの施術
番外編として、適応に注意が必要な施術は6つあります。
少し多いですが、知っておいていただきたい内容ですので、しばしお付き合いくださいね。
①エラボトックス
まずは、エラボトックスです。
エラのボリュームが減ることで、たるみを実感しやすくなることがあります。
前にも話した、風船がしぼむ感じですね。
ボリュームが減ることで、たるみを感じやすくなるリスクがあります。
特に、たるみが強い方で、かつエラの筋肉のボリュームが多い方の場合は、たるみを感じやすいリスクは高くなります。
たるみが悪化するわけではないんですが、前の風船がしぼんだお話のように、たるみを実感しやすくなってしまうんですね。
あとは、たるみはブルドッグのようにjowlに目立つんですが、エラがスッキリすることで、余計にブルドッグが目立ってしまって、たるみを感じやすくなってしまうというのもあります。
なので、たるみがある方でエラボトックスを行う際には、たるみが強調されるリスクを理解して行う必要があります。
ただ、エラボトックスは、もし気に入らなくても徐々に戻っていきますので、絶対やってはいけないというわけではありません。
やってみて気に入らなければ、続けなければ良いということですね。
②二重埋没法
はい、では番外編の2つ目は、二重埋没法です。
これも、やってはいけないというわけではありません。
たるみを取るすべがなければ、二重埋没法で二重を広くして、たるみを持ち上げるのは効果的です。
ただ、二重埋没法の場合、たるみを取り除くわけではなく対症療法なので、たるみが強くなってくると、再手術を繰り返し行う必要が出てくる可能性があります。
あとは、やっぱり後で眉下切開などでたるみを取りたいとなった場合、二重幅が広くなりすぎたり、二重のラインが浅くなりすぎたりして、後でたるみ取りがやりづらくなってしまうことがあるということを知っていただく必要があります。
なので、たるみがある方は、最初は二重埋没法ではなく、眉下切開がおすすめとなります。
③眼瞼下垂
はい、次は番外編3つ目ですね。
3つ目は、眼瞼下垂の手術です。
たるみがある方は、眼瞼下垂になっている方も多いので、眼瞼下垂の手術を行うことは多いです。
なので、やっていけないというわけではないのです。
ただ、ちょっと注意点があります。
まぶたのたるみは皮膚のたるみですよね。
まぶたの表側のたるみです。
一方、眼瞼下垂というのは、まぶたの裏側のたるみです。
まぶたの裏側は、瞼を開ける力が伝わる部分なので、この部分が伸びてくると目が開けにくくなるんですね。
なので、眼瞼下垂の手術は、まぶたの裏側のたるみを引き上げることで、目を開けやすくします。
ただ、まぶたの裏側だけ引き上げると、相対的に表側の皮膚のたるみが、もっと強くなってしまうんですね。
なので、眼瞼下垂の手術をすると、皮膚のたるみがさらに強く出てくるというのは、知っていただく必要があります。
二重が狭くなって、皮膚がもっと被ってきます。
なので、二重を切開して眼瞼下垂の手術をする際に、二重のラインで皮膚のたるみを同時に切除したりする先生も多いのですが、それだと冒頭で話したように、まぶたが不自然に厚ぼったくなってしまいます。
基本的には、眼瞼下垂でたるみもある方の場合は、まず眉下切開を行って、そのあとに眼瞼下垂も別で行う必要があります。
④くぼみ目の治療
はい、次は番外編4つ目です。
4つ目は、くぼみ目の治療ですかね。
こちらも、やってはいけないというわけではありません。
目の上は年齢と共に、たるみ、眼瞼下垂、くぼみの3つが同時に進行していきます。
なので、たるみがある方は、くぼみ目であることも多く、くぼみ目の治療が必要な場合も多いです。
ただ、くぼみ目の治療だけをした場合、例えばヒアルロン酸を入れたりした場合、くぼみで引き込まれていた皮膚が出てくることで、さらにまぶたのたるみが悪化します。
なので、たるみが強い人がくぼみ目の治療をする際は、たるみが悪化しないように、眉下切開などのたるみ治療も行う必要が出てくることも多いです。
これが、くぼみ目治療の注意点になります。
⑤たれ目術
⑥涙袋ヒアルロン酸
では、最後の番外編6つ目です。
6つ目は、涙袋ヒアルロン酸ですね。
これは以前のコラムでもお話ししている通りです。
涙袋は筋肉の厚みなんですが、年齢とともに筋肉が薄くなって、涙袋の土台が緩んできます。
そうすると、ヒアルロン酸を入れても、若い頃のようにプリっと上がりにくくなります。
上がりにくくなると、涙袋に幅が出て不自然さが出たり、涙袋下のラインがしわのように見えて、余計に老けて見えたりすることがあります。
40代を超えてくると、涙袋のヒアルロン酸はきれいに上がりにくくなるんですね。
ただ、40・50代でも涙袋のヒアルロン酸で満足される方はいらっしゃるので、やってはいけないというわけではありませんが、きれいに上がりづらい可能性は高いよというのを知っておいて行う必要があります。
まとめ
以上が、たるみがある人が「避けたほうがよい施術3選」もしくは「注意が必要な」施術でした。
トップ3として挙げたのは、ホホの脂肪吸引、二重全切開でのたるみ取り、たるみを切除しないクマ取り手術でしたね。
あとは番外編として、エラボトックス、二重埋没法、眼瞼下垂の手術、くぼみ目の治療(ヒアルロン酸など)、たれ目術、涙袋ヒアルロン酸のお話をしました。
話していくと、目元に関しての治療が多くなりましたが、目元はたるみ以外にもいろいろな老化の要素が絡んでくるので、注意が必要な部位になります。
今回挙げた、たるみがある人がやらない方が良い美容医療ですが、何度か言ったように、絶対にやってはいけないというわけではないです。
人によっては問題ないこともありますので、リスクをしっかり知って、慎重に考えた方が良いということですね。
ただ、基本的にはやはりおすすめしないことが多いです。
なので、たるみがある方で今回お話しした治療をしようと考えている方は、リスクをしっかり認識して十分に注意していただき、治療の判断や実施を検討していただくことをおすすめします。