目の下のクマとり手術のメリット、デメリット

目の下のクマとは（復習）

目の下のクマの原因は主に４つあります。
・目の下の脂肪のふくらみ
・目の下の凹み
・皮膚の色（眼輪筋が透けやすい）
・色素沈着（しみ）
➡整形では凹凸を改善させることでクマを治します。
➡基本的に色味は改善できません。
（※注入治療などで若干改善できる可能性あります）
➡目の下のふくらみと凹みは残念ながら悪化して目袋になっていきます。

お若いうちからクマが目立つ方では早めの治療で目の下の老化をおさえることができます。

目の下のくまとり手術の種類（手術）

目の下のくまとりの手術方法は3つあります。

・目の下脂肪取り、目の下脂肪注入
・裏ハムラ法
・ハムラ法

目の下のくまとり手術全体のメリット・デメリット

（メリット）
・目の下のクマをしっかり改善することができる。
・手術なので効果は長持ちしやすい（半永久）

（デメリット）
・ダウンタイムが長い（1週間～）
・皮膚側に傷が残る施術もある

目の下脂肪とり・脂肪注入（目の下の脂肪とり）とは

瞼の裏側を切開して目の下の眼窩脂肪を適量除去します。
目の下の眼窩脂肪は内側・真ん中・外側に分かれており、それぞれを適量除去します。

ふくらみだけのタイプの方は目の下の脂肪とりだけおこなうことでクマを改善させることができます。

ただ、目の下のふくらみだけでなく目の下の凹みが同時にある方が多く、へこみには、内ももや下腹部から採取した脂肪を注入してボリュームを出します。

この時、脂肪細胞は細かくしたり、遠心分離をかけて濃縮することで生着しやすくします。
脂肪注入は大きな塊で入れるとしこりのリスクがあるため、小さな水玉状に少しずつ丁寧に脂肪を注入します。

目の下の脂肪は吸収されにくいので一度の注入で終わることが多いですが、再注入が必要になるケースもまれにはあります。
ダウンタイムが短く効果も長持ちしやすい施術なので当院では一番人気の施術です。

目の下脂肪とり・脂肪注入のメリット・デメリット

（メリット）
・手術の中ではダウンタイムが最も短い（3日～1週間）
・傷が残らない
・へこみを見ながら直接注入するのでへこみを微調整しやすい

（デメリット）
・目の下の脂肪をとりすぎると目の下がへこむリスク
・脂肪注入は注入しすぎるとしこりのリスクがある
・下腹部などから脂肪の採取が必要（採取部分は1週間ほど筋肉痛や内出血が出ることがあります）
・皮膚のたるみは取れない（しわになるリスク、特に笑った時）

裏ハムラ法とは

裏ハムラ法は皮膚を切らずに、瞼の裏側から切開して眼窩脂肪のふくらみを目の下の凹み部分に移動させ目の下のクマを改善させる方法です。
ふくらみを減らしへこみを埋めることで目の下がフラットになってクマを改善させることができます。

ただし、まぶたの裏側からの切開だと視野が狭いため、人によってはかなりやりづらい場合もあり、脂肪の移動が不完全になってしまうリスクがあります。
また、目の下全体に眼輪筋を剥離していき、視野が狭いので筋鈎で引っ張ったりしてダメージが大きくなりやすい傾向があり、腫れや内出血が長引きやすいです。（1～2週間）

裏ハムラ法のメリット・デメリット

（メリット）
・皮膚側に傷がつかない
・脂肪を採取する必要がなく、一度に凹凸を改善させることができる

（デメリット）
・ダウンタイムが長引きやすい
・眼窩脂肪が少ないとへこみを埋めきれない可能性
・皮膚のたるみはとれない（しわになるリスク、特に笑った時）

ハムラ法とは

ハムラ法では、下まつ毛の下の皮膚を切開して余分な眼窩脂肪を目の下の凹み部分に移動させて裏ハムラ法のように目の下の凹凸をフラットにします。
また、皮膚のたるみを切除し、眼輪筋を引き上げて固定することで目の下の皮膚のたるみを改善することができます。

皮膚側に切開線はできますが目立ちにくい傷になります。
皮膚のたるみが強い方では脂肪のボリュームだけ減らすと皮膚が緩んでしわになりやすくなったり、たるみが目立ってしまう可能性があります。
ハムラ法では皮膚切除もおこなうことで皮膚のたるみも改善させることができます。

目の下の皮膚のたるみが強い方で皮膚切除をおこなうハムラ法がおすすめです。

ハムラ法は目の下全体を剥離して手術していくためダウンタイムは長引きやすいです。

ハムラ法のメリット・デメリット

（メリット）
・皮膚のたるみを切除できるのでしわやたるみを改善することができる
・脂肪注入のように他から脂肪を採取する必要がなく、一度に凹凸を改善させることができる

（デメリット）
・ダウンタイムは長引きやすい
・外反（アッカンベー）のリスクがある
・眼窩脂肪が少ないとへこみを埋めきれない可能性

まとめ

以上が目の下のクマ取整形と、施術それぞれのメリット・デメリットでした。
それぞれの施術のイメージはおわかりいただけましたでしょうか。

ご本人のご希望によって、瞼の状態によって最適な施術は人によって違います。 今回のメリット・デメリットを見ていただいてどんなクマ取り整形が良いか参考にしていただければ幸いです。

併せて目の下のクマ（プチ整形）のメリット・デメリットのコラムもご参照下さい。