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美容コラム/ Beauty column

目の下のクマ取り治療、脱脂のみを受けると後悔する理由 

作成日:2025.9.14

 

 

修正サムネ_目の下のクマ取り治療、脱脂のみを受けると後悔する理由

 

目の下のクマ取り治療とは

目の下のクマの原因にはいくつかありますが、一番の原因としては眼窩脂肪のふくらみとその下の縁取り部分の凹み、teartrough(ティアトラフ)という溝ですね。
そのふくらみと凹みの段差が影になってクマになります。

 

断面図解説2

 

 

この図の矢印部分になります。

 

目の下クマ画像

正面の画像で見ていただくと眼窩脂肪のふくらみは赤い部分、teartroghの凹みは青い部分になります。
このふくらみと凹みですが、当然その程度には個人差があります。
多くの方ではふくらみと凹みが両方あるケースが多いですが、膨らみだけとか凹みだけとか、どちらか一方だけ強い人もいらっしゃいます。
ちなみに先ほどの図の目の下のくぼみですが、上の方の凹みは涙袋の下の溝になります。

 

断面図解説1

このイラストの上の矢印部分ですね。

 

 

目の下クマ画像涙袋とくっついている

 

正面の画像で見ると、この部分は緑の涙袋部分と赤の眼窩脂肪部分の境目付近になります。
ここに影ができることで涙袋がくっきりして目元が若々しくメリハリが出ます。
逆に、下の方のクマ部分に影ができると疲れた感じ、老けた感じに見えてしまいます。

後は、目の下のクマの原因としては、眼輪筋のうっ血によって紫や赤黒くなってクマが強調されるのもあります。
これは、眼窩脂肪のボリュームが減って眼輪筋のうっ血が改善させれることである程度改善される可能性があります。
以上が目の下のクマの原因ですが、クマ取り治療ではこれらの原因を取り除くことでクマを改善させます。

今回は手術のクマ治療についてお話ししますが、例えば、目の下のふくらみを減らすためには、まぶたの裏から眼窩脂肪を切除して膨らみを減量します。
また、凹みに対しては太ももやお腹から脂肪を採取して脂肪を注入して埋めたり(脂肪とり・脂肪注入)、眼窩脂肪を下に移動させてへこみを埋めたりします(裏ハムラ法) このイラストのように凹凸をならすことでフラットにしてクマを取ります。

ちなみに、カウンセリングの際に、脂肪をせっかくとったのに、さらに注入するのはなんでかと質問されることがあります。
くまの凹凸というのは近い位置で隣り合っているのでイメージが分かりづらいかもしれませんが、 決して同じ部位の脂肪を入れたり出したりするわけではなく、膨らみ部分の脂肪をとって、凹み部分には脂肪を入れるんですね。
それぞれの部位は違うのは、先ほど解説したイラストなどを見ていただければおわかりいただけるかと思います。

 

 

目の下の脱脂のみおこなう場合

さて、今回のテーマの脱脂のみを受ける場合についてお話しします。

脱脂のみというのは、まぶたの裏側から目の下の眼窩脂肪を切除してボリュームを減らすことだけをおこないます。
脱脂はこんな感じで下まぶたをひっくり返して脂肪を切除します。

 

目の下の脂肪とり

その場合は、当然眼窩脂肪のボリュームが減ってふくらみが減ります。
凹凸の凸は改善されますが、凹(へこみ部分)は埋めていないので改善させることができません。
凹みがなく膨らみだけの方ではそれでよいのですが、膨らみだけという方は少数派です。
先ほどちらっと言いましたが、クマの原因は凹凸両方ある方が大半なので、多くの方では膨らみだけとると凹みが残ってしまいます。

 

目の下脂肪とりのみおこなった場合

凹みの影が残るとクマの改善がいまいちになってしまうんですね。
膨らみが取れることで、長期的に目袋が悪化するリスクは減らせますが、せっかっく手術するならきちんとクマを改善させたいですよね。
通常、膨らみを減らすだけでなく凹みを埋めてフラットにする治療も同時に必要になりますが、それについてはまた後でお話しします。

症例写真

それでは、まずは、目の下の膨らみだけ採った症例について症例写真を見てもらいましょう。

脱脂のみの症例写真

術前⇒術後

脱脂のみ術前
脱脂のみ術後

 

この方は、目の下の脱脂のみをおこなった方です。
術前はクマが目立っていますが、目の下に眼窩脂肪のふくらみがだけでなく、その下にteartroughの凹みがありますね。
凹凸タイプのクマです。

 

断面図解説2

 

先ほ先ほどの断面図をもう一度見てもらうと、眼窩脂肪とteartroughの段差の矢印の部分の影が黒く見えてクマが目立ってしまっていますね。
teartroughの凹みが強いので、凹みを埋める治療も同時におこなったほうが良いのですが、ご本人ご希望により目の下の脂肪取りだけおこないました。

術後を見てください。
術後は、目の下のふくらみは取れましたが、teartroughが残っていることで全体にクマ感が残ってしまっています。
くま取り効果は今一つという感じになってしまっています。

ご本人がこの程度の改善で良ければそれはそれで良いとは思いますが、せっかくクマを採るならしっかりクマを改善させたいですよね。
脱脂だけだと、クマが良くなったかよくわからないことになることも多く、せっかくお金と時間をかけて手術しても後悔することになってしまいます。
この症例のような方の場合は、凹凸両方同時に改善させる方法が最も効果的です。

それでは、先ほど言った目の下のクマの凹凸を同時に改善させる方法についてお話しします。

目の下の凹凸を両方改善させる方法には大きく2つあります。
まず一つ目は脂肪取り・脂肪注入があります。
脂肪取り・脂肪注入はどうするかというと、目の下のふくらみは脱脂と同じようにまぶたの裏から脂肪を除去します。

目の下の脂肪とり

こんな感じでしたね。
次に凹みには、太ももやお腹から採取した脂肪を濃縮して、カニューレを使って細かく注入していきます。
目の下は脂肪が生着しやすい部位なので効果は長持ちします。
これが脂肪とり・脂肪注入です。

もう一つの方法として、ハムラ法があります。
ハムラ法は、凹み部分を眼輪筋の下で広く剥離して空間を作り、引き出した目の下の眼窩脂肪をその凹み部分に移動させます。
つまり、山を崩して谷を埋めることで目の下をフラットにする方法です。
ハムラ法には、皮膚を切開してたるみを切除する表ハムラ法と、粘膜を切開して裏側から凹凸だけを慣らす裏ハムラ法があります。
最近では、裏ハムラ法が多く行われています。
なので、大多数の方のクマ、つまり凹凸タイプのクマの方は、脂肪とり・脂肪注入か、裏ハムラ法のどちらかでクマを改善させることが多いです。

 

 

ちなみに、脂肪取り・脂肪注入と裏ハムラのどちらが良いかについては、世の中的にも議論が尽きないところですが、個人的にはどちらも良い方法だと思っており、当院ではどちらの手術もおこなっています。
どちらにもメリットデメリットがあり、ご希望に応じて選んでもらっています。
簡単に言うと、脂肪取り・脂肪注入はダメージが少なくダウンタイムが短いのが良いという方向けの治療で、裏ハムラは、ダウンタイムがある程度取れる方で、目の下だけで治療を完結させたいという方にお勧めの治療です。

こちらに関しては動画「目の下のクマ取り整形は脂肪取り・脂肪注入と裏ハムラ法のどちらを選ぶべき?」で解説していますのでご参考ください。

 

目の下のクマ取り整形は脂肪取り・脂肪注入と裏ハムラ法のどちらを選ぶべき?

 

 

 

どちらかのみの治療しか行っていないクリニックが多いですが、先ほどお話ししたように、当院ではどちらの治療もおこなっていますので、お悩みの方は是非ご相談していただければと思います。
それでは、先ほど脱脂のみの症例を見てもらったので、今度は凹凸同時に慣らした症例を見てもらいます。

脂肪取り・脂肪注入の症例写真

術前⇒術後3か月

脂肪取り・脂肪注入術前
脂肪取り・脂肪注入3ヶ月後

この方は目の下の脂肪取り・脂肪注入をおこなった方です。
術前は目の下に眼窩脂肪のふくらみが目立つだけでなく、その下の縁部分のteartroughの影も目立っています。
一般的な凹凸両方タイプですね。

この方はまぶたの裏から脂肪を切除して、膨らみを減らした後に、太もも内側から薄く脂肪を採取してteartroughの凹みに脂肪を注入しています。
目の下のクマの凹凸を改善させてフラットにしました。
術後の画像は3か月後の画像ですが、目の下がフラットになってクマがなくなりましたね。
目元がスッキリして印象が若々しく明るくなりました。

今回は脂肪取り・脂肪注入の症例写真ですが、基本的に裏ハムラも同じような効果が出ます。

この方のように手術でクマを改善させれば、長期的にも目元が老けにくくなります。
先ほども言ったように、多くの方は凹凸タイプなので、脂肪取り・脂肪注入や裏ハムラがお勧めです。
ただ、人によっては、ふくらみだけのタイプで脂肪取りのみで良い方もいたり、逆に凹みだけの方では脂肪注入のみで良い方もいたりします。
また、皮膚のたるみが強い方では、皮膚も切除する表ハムラ法が適している方もいらっしゃいます。
自分が何が適しているか分からない方もいらっしゃると思いますが、カウンセリングでご相談いただければと思います。

以上が、目の下のくま治療についてでしたが、脱脂だけではクマの改善がいまいちで後悔するかもしれないよ、凹凸両方ならした方が良いことが多いよということでした。

ちなみに、SNSなどで、脱脂と裏ハムラはどちらが良いか比較をしている先生がいますが、このコラムを見ていただいた方は分かるかと思いますが、ちょっと変ですね。
脱脂は凹みだけ減らすもの、裏ハムラは凹凸をならすものなので、そもそも前提が違うというか、それぞれ適している人が違うので比較できるものではないかなと。
比較するなら凹凸の両方をならす、脂肪取り・脂肪注入と裏ハムラの比較ならありかと思いますし、実際よく議論されている所です。
ただ、先ほどお話ししたように、どちらが良い悪いというものではなく、どちらも良い手術なのでその方のご希望などに合わせて選んで施術すればよいと思います。

まとめ

 お分かりいただけましたでしょうか。
一般的には脱脂だけだと効果がいまいちになってしまう方が多いですが、脱脂だけが向いている方も少数ですがいらっしゃいます。
大事なのは、キチンと目の下の状態を診てもらって、しっかりご希望も伝えて、どの手術が良いか判断してもらうことです。
その方に最適な手術方法を選んで行えば手術に失敗したり、後悔したりするリスクをぐっと減らせるかと思います。

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~執筆者紹介~

西尾 謙三郎 医師
医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴
平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
平成26年 もとび美容外科クリニック開院
資格
美容外科専門医(JSAS)
日本アンチエイジング外科学会専門医
アラガンボトックスビスタ 認定医
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本加齢医師会
日本レーザー医学会
日本美容外科医師会
18年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。
「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

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監修医師

監修医師

西尾 謙三郎 医師(院長) Kenzaburo Nishio

20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴

平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業

平成26年 もとび美容外科クリニック開院

資格

美容外科専門医(JSAS)

日本アンチエイジング外科学会専門医

アラガンボトックスビスタ 認定医

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

日本加齢医師会

日本レーザー医学会

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西尾 謙三郎 医師(院長)
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