目頭切開のビフォーアフター
作成日:2024.7.29
目次
目頭切開とは
目頭切開は目頭のひだ=蒙古ひだを切開して除去する手術です。 目の幅が広くなることで目が大きく華やかになります。
蒙古ひだがあると幼い顔立ちになりますが、ひだが解除されると大人っぽい印象になります。
目頭切開には手術方法は多くの種類があり、主には、単純法、W形成、Z形成、リドレープ法などがあります。
こだわりがない人は通常は王道のZ形成がおすすめです。
目頭切開の種類
【Z形成】
Z形成はもっともポピュラーな目頭切開で、三角の皮弁を入れ替えることで蒙古襞を解除する方法です。
目頭を尖らせたい方や平行二重にしたい方、後戻りさせたくない方におすすめです。
Z形成の場合は皮膚の切除をしないので、蒙古襞形成(逆Z形成)をおこなうことで元の目頭に近い状態に戻すことができるのも特徴の一つかと思います。
【リドレープ法】
リドレープ法は蒙古襞の余分な皮膚を目の下に移動して解除する方法です。
目の下に沿って切開するため傷は目立ちにくいですが、丸い印象の目頭になりやすいです。
傷を目立たせたくない方、目頭を尖らせたくない方におすすめの方法です。
また、あまり平行二重にしたくない方にもおすすめです。
【単純切除・三日月法】
目頭の蒙古襞を単純に三日月状に切除する方法です。
傷は蒙古襞に沿ってできますので拘縮が起こるとまたヒダが再発して後戻りするリスクがあります。
また、蒙古襞が強い場合は切除量や範囲が広くなるため、傷が目立ちやすくなったり丸みのある不自然な蒙古襞になりやすくなることがあります。
少量の蒙古襞を切除するには有用な方法かと思います。
【W形成】
アルファベットのWのようにジグザクと切開する方法です。
傷が目立ちにくくなり、テンションが分散されることで戻りにくく、傷がきれいに治りやすいように工夫しています。
ただ、結局単純法に近い手術方法のため、切除量が多くなると丸みのある目頭になりやすくなるリスクや後戻りしやすいリスクがあります。
目頭切開のメリットやデメリットについて、下記のコラムで詳しく解説していますのでご参照ください。
それではさっそく目頭切開の症例写真を見ていきましょう。
今回はなるべく多くの症例をみていただくために12人の方の症例写真を見てもらおうと思います。
症例写真
症例写真①
手術前→手術後
目頭切開で目の間の幅が狭くなってそのぶん目の幅が広くなりました。
目が大人っぽくなって大きく華やかになりましたね。
※この方は同時に眉下切開もおこなっているため瞼の厚みがすっきりとして二重幅もでて目元がさらに大きく明るくなっています。
症例写真②
手術前→手術後
この方も目頭切開で目の幅が広くなりました。
全体的に見ると、目と目の間の幅が近づいて目が大きくなったのがわかります。
術前は目頭が丸く幼い雰囲気ですが、術後は大人っぽくなりました。
症例写真③
手術前→手術後
今回の方は他院で一度目頭切開をされていて、効果がいまいちだったのでもう一度目頭切開をしたいとご来院され再手術した方です。
目頭切開の再手術はわりと行うことが多いです。 蒙古ひだが解除されてさらに目の幅が広くなったのがわかります。
再手術なので切開線は増えますが、傷はそれほど目立っていません。
症例写真④
手術前→手術後
この方も目頭切開で目の幅が広くなりましたね。 目が大人っぽく華やかになりました。
目頭の丸い蒙古ひだに注目すると 手術後はひだがすっかりなくなって本来の目頭の形が出てきたのがわかります。
症例写真⑤
手術前→手術後
この方も目頭切開で目の幅が広がりました。
切らない眼瞼下垂と切らないたれ目も同時におこなっているため目の開きが上下にも大きくなってデカ目効果が高まっています。
症例写真⑥
手術前→手術後
この方も目の幅が広くなりました。 目が華やかになりましたね。
少しの変化ですが、目頭切開はこのようにお顔全体の雰囲気を変えることができます。
症例写真⑦
手術前→手術後
今回の方はもともとそれほど蒙古ひだは強いわけではありませんが、少しのひだを解除しただけで雰囲気が大人っぽくなりました。
目頭切開は少しの変化で雰囲気が結構変わる手術です。
症例写真⑧
手術前→手術後
今回の方も元々は幼くかわいらしい雰囲気でしたが、目頭切開をおこなったことでぐっと雰囲気が大人っぽくなりましたね。
どういう雰囲気が良いかは好みが分かれるところはありますので、術前にシュミレーションでよく確認して手術を行っていただくと良いです。
症例写真⑨
手術前→手術後
今回の方も目の幅が広くなって目と目の間の幅とのバランスが良くなったことでぐっと目の雰囲気が良くなっています。
症例写真⑩
手術前→手術後
今回の方も目の印象が大きく華やかになりました。お顔全体のバランスも良くなりましたね。
症例写真⑪
手術前→手術後
少しの変化ですが、目の印象が大きくなりましたね。
目頭切開はデカ目効果を出すだけでなくお顔のバランスも整えてくれます。
症例写真⑫
手術前→手術後
最後の方はもともと二重が弱かったのと、目の開きも弱く眼瞼下垂気味だったため目頭切開と同時に二重の切開法と眼瞼下垂を治す挙筋前転術をおこないました。
目の幅だけでなく目の開きも良くなったことでしっかりデカ目効果が出ています。
二重の切開法と目頭切開を同時のおこなうと、上部の蒙古ひだがしっかり解除されて平行型の二重になりやすくなります。
最も平行型になりやすくなる方法ですので平行型の二重を強くご希望の方ではおすすめです。
まとめ
以上、多かったですが症例写真でした。
目頭切開は片側で0.何ミリ~数ミリの小さな変化ですが、お顔の雰囲気をかなり変えることができる施術です。
切る手術ですし、手軽にできるわけではありませんが、蒙古ひだが強くて離れ目の方では、目が大きく華やかになり、お顔のバランスもぐっと整う手術なのでおすすめです。
目頭切開をお考えの方は、メリット・デメリットやリスクなどのコラムも参考にしてもらえればと思います。