20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
眉下切開は痛い?|手術中・術後の痛みと痛みの減らし方についても解説
作成日:2026.7.13

今回は眉下切開の痛みについてお話しします。
眉下切開は自然な感じで二重を広くしたり目を大きくしてくれて、若返り効果もあるとても良い手術ですが、切るのは怖いなとか、痛そうとか心配されている方もけっこういらっしゃいます。
そんな眉下切開の痛みについて、手術中から術後にかけてどんな痛みが出るのか解説しようと思います。
あとは、眉下切開の痛みをなるべく減らすためにはどうしたら良いかについてもお伝えしようと思います。
眉下切開をお考えの方はこのコラムを参考にしていただければと思います。
眉下切開とは
眉下切開について簡単に説明していきます。
眉毛の下を切開して上瞼のたるみを切除する手術で、 眉を持ち上げたような仕上がりになります。

特徴としては
・上瞼のたるみが取れて軽くなる
・二重が自然な感じで広くなる
・瞼の皮膚や筋肉が引き延ばされて厚みが薄くなる
・黒目やまつ毛が見えるようになり目が大きく見えるようになる
こんな感じの人気の施術でしたね。
手術について
眉下切開の手術についてご紹介します。
眉下切開の手術時間は1時間弱くらいになります。
基本的に局所麻酔でおこなうのですが、まず、局所麻酔をおこなう前に笑気ガスを吸っていただいて少しふわっとして痛みを感じにくい状態になってもらいます。
イメージとしては少し酔っぱらった状態ですね。
この笑気ガスはあまり効かない人もいれば、効きすぎて気持ち悪くなる方もいます。
気持ち悪くなった場合は濃度を薄めますので遠慮せずにすぐに言ってください。

そして、この笑気ガスが効いている間に局所麻酔を手術部位に注射します。
この際、注射器の針は31Gといってかなり細い針を使用して行うので、ハリを刺す痛みを最小限にしています。
ちにみに、このゲージの数字が大きいほど針が細くなるんですが、通常の採血に使う針は22Gだったら、ワクチンの皮下注射は26Gだったりするのですが、当院で使う麻酔の針はそれらよりぐっと細い針になります。
また、当院では麻酔の注射の仕方も工夫していて、痛みを感じやすい内側を先にブロックして少しつずつ局所麻酔の範囲を広げていくように注射します。
麻酔の広げ方も、麻酔を注射したら、その麻酔が広がった範囲内の外側部分にまた追加し、少しずつ麻酔を広げていくことで痛みを減らすように工夫しています。
局所麻酔が終わってしてしまえば手術中は痛みをもう感じることはありません。
たまに眉下切開で静脈麻酔を希望される方もいらっしゃいますが、おすすめしていません。
眉下切開は術中に目を開いて確認する必要があります。
また、静脈麻酔で点滴を入れる痛みもありますし、静脈麻酔をすると呼吸が落ちたり、脳の抑制が取れて術中に動いてしまったりと、手術中のリスクがかえって高くなってしまいます。
そのリスクを了承し、どうしてもと言うことであれば静脈麻酔は可能ではあります。
基本的に眉下切開は局所麻酔で充分痛みがコントロールできるために静脈麻酔を行うことは稀です。
そのような感じで眉下切開はおこなわれます。
先ほどお伝えしたように、1時間弱で手術は終了しますが、静脈麻酔を使わなければ術後はすぐに帰宅が可能です。
当院では、痛い時に飲むように痛み止めを処方させていただいており、適宜内服してもらっています。
以上が眉下切開の手術についてでしたが、これからは本題の痛みにフォーカスしてお伝えしていきます。
自分が眉下切開をやったわけではありませんので正確には言えないですが、患者様から聞いた話などを参考にして、どんな感じの痛みなのかというのをこれからお伝えしていきます。
術中
まずは手術中の痛みについてです。
手術中の痛みとしては、局所麻酔の際の痛みがあります。
当院では先ほど言ったように笑気ガスを嗅ぎながらおこなうので痛みは少し紛れる状態になっています。
針は31Gといってかなり細いのでチクっとありますがそこまで強い痛みではありません。
ただ、麻酔が入っていく時に少し痛みを感じます。
麻酔が入っていくと圧力がかかりますのでつねられるような痛みが出ます。
当然麻酔が入ってしまえばあとは痛みは全くなくなります。
麻酔注入の際の痛みが一番痛い所ではありますが、強い痛みではなく、我慢できる程度の痛みになります。
二重埋没法をやったことがある方では、埋没法の麻酔の方が痛かったという方もいらっしゃいました。
術直後~抜糸まで
術中の麻酔は今言ったような感じですが、麻酔は2,3時間で切れていき、少し傷の痛み、ヒリヒリしたような鈍痛が出てきます。
術後の腫れは翌日が一番強くなって数日がピークなのですが、腫れが強くなったくると腫れによるジーンとした痛みが出ます。
ぶたれた後のジーンとした感じと言う方もいらっしゃいます。
その程度の痛みのことが多いので、術後は痛み止めが処方されますが、痛み止めを飲まない方が多いです。
ただ、心配であれば痛み止めを飲めば痛みはしっかりコントロールできます。
術後の痛みは2,3日して腫れが落ち着いていくと同時に落ち着いていきます。
ただ、内出血や腫れが強く出た場合はもう少し続く可能性はあります。

抜糸
通常抜糸は1週間で最短で5日後に抜糸ですが、そのころには当然痛みはほぼ引いています。
抜糸の際の痛みですが、ピンセットで少し引っ張って糸を切ったり、抜いたりしますので、多少チクッとする感じがあります。
ただ、痛みというほど強い痛みはありません。
抜糸していて痛みを訴える方はあまりいらっしゃいません。
当院は眉下切開の外縫いは連続縫合でおこないますので、最初の結び目を解除すれば後はスムーズに抜糸ができます。
結び目部分は、糸をひぱって切ったりするので多少のチクチクはあるかと思います。
回復まで
以上が、術中と術後の痛みのイメージでした。
痛みはあったとしても抜糸までの話でそれ以降痛みを感じることはあまりないと思います。
ただ、長期経過の中で中縫いの糸や毛根が炎症を起こしてたまにニキビのようになっってしまうことがあります。
その場合、抜糸するのに麻酔でチクッとしたりすることはあるかもしれません。
以上が眉下切開の痛みについてでした。
では、眉下切開の痛みについてイメージはついたかもしれませんが、痛みをなるべく減らすにはどうしたら良いかという点についてこれからお伝えしていきます。
まず、痛みが心配な方は、術後は早めに痛み止めを飲んでいただくと安心かと思います。
痛み止めで充分コントロールできる程度の痛みなので、痛みに弱い方は我慢せず、早めに飲んでいただくと良いです。

あとは、痛みというのは、内出血とか腫れが強くなると痛みも悪化したり長引いたりしますので、術後は腫れ・内出血を抑える工夫をおこなっていただくと良いです。
例えば、術後数日間は、患部を冷やすと良いです。
冷やせば、痛みや炎症、内出血が軽減されやすくなります。
冷やす方法としては、アイスノン等をタオルに巻いて患部に当てていただければ良いです。
あとは、腫れや内出血を減らすサプリを飲んだり、塗り薬を活用していただくと良いかと思います。


当院では、腫れや内出血を抑えるためにシンエックというハーブ成分のサプリや、セベリアという塗り薬を販売しています。
お顔の手術、特に切開系の手術では、これらを内服したり、塗ったりすると腫れや内出血が悪化しにくくなります。
うちで眉下切開をおこなう大半の方が利用されています。
それでは次に、日常生活で気を付ける点についても少しお話しします。
腫れが強くなると痛みが強くなったり長引く原因にもなるので、特に数日~1週間以内の腫れやすい間は、他のお顔の手術と同じように腫れにくいように日常生活を注意していただくと良いです。
腫れにくくするために気を付けることとしては、3つあります。
術後の注意点
①血流が良くなることは控える 2,3日はなるべく安静にすると良いです。
運動、お風呂につかる、サウナ、お酒などは控えて1~2週間以降に
②頭はなるべく心臓より高い位置に 横になると腫れやすくなります。
寝る際も枕を高くするなど工夫をすると腫れにくくなります。
③塩分や水分の取りすぎないように ※とらないのはダメですが、とりすぎるとむくみやすくなります。
塩分の多い食事は控えましょう。
以上が術後に腫れが悪化しない様にするための注意点になります。
痛みはもちろん、腫れや内出血を抑えたい方は今お話しした工夫を取り入れてもらえればと思います。
まとめ
眉下切開の痛みと減らす工夫については以上になります。
今回は、眉下切開の痛みについてのお話しでしたが、眉下切開はそもそも他の手術に比べてそれほど痛みが強く出ることはありませんので、そこまで心配する必要はないです。
お薬で痛みは充分減らせますし、痛み止め自体飲まない方も多いです。
ただ、切って縫う手術ですので、痛みはゼロというわけではないです。
痛みの強さや不安には個人差があります。
過度に心配する必要はありませんが、なるべく痛みを減らしたければ、 痛み止めを使用したり冷やしたりなど腫れにくくする工夫を実践していただくと良いかと思います。
以上になります。
今後、眉下切開をお考えの方にこのコラムが参考になれば幸いです。