20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
最新の眉下切開の症例写真を一挙解説(Part3)
作成日:2025.5.30
これまで眉下切開の症例写真は、youtubeで2回紹介させてもらっていましたが、今回は3回目の最新の症例写真を紹介したいと思います。
眉下切開はとても効果的で人気な施術で、当院でも大変多くの方が手術をおこなっています。
まぶたの厚みをすっきりさせたい、自然な感じで二重を広くしたい、瞼のたるみが気になるという方に是非、参考にしていただければと思います。
まずは簡単に眉下切開の復習をさせてください。
目次
眉下切開とは
眉毛の下を切開して上瞼のたるみを切除する手術です。
(効果)
・眉を持ち上げたような仕上がりになる。
・上瞼のたるみが取れる
・二重が自然な感じで広くなる
・瞼の皮膚や筋肉が引き延ばされて瞼の厚ぼったさが減ってすっきりする
・目元が老けにくくなる
・傷は目立ちにくく治るのでお若い方でもやる方が多い
それではさっそく症例写真を紹介していきます。
症例写真
症例写真①
(手術前)⇒(9ヶ月後)


一人目の方です。
この方は術前はまぶたが厚く、二重も少し狭めの方でした。
瞼をすっきりさせたいとのことで眉下切開をおこないました。
術後はまぶたの厚ぼったい感じが減り、すっきりしましたね。
二重も自然な感じで広くなっています。
目全体がスッキリして華やかになり、傷はあまり目立たないですね。
人から眉下切開をしたことはバレないかと思います。
症例写真②
(手術前)⇒(1ヶ月後)


この方は二重埋没法をおこなったのですが、思ったより幅が出なかったということで眉下切開をおこないました。
もし二重埋没法でさらに二重を広くしてしまうと、瞼の厚みが強調され、不安定になり戻りやすくもなります。
眉下切開の場合は、無理なく二重を幅を広くすることができるだけでなく、瞼の厚みもすっきりさせてくれます。
術前はまぶたのたるみで二重が、とくに真ん中で狭くなりやや台形の二重でしたが、眉下切開でたるみがとれると二重幅が広くなり、台形だった二重が本来の丸くきれいな二重になりましたね。
このような感じで、眉下切開では自然な感じで二重幅を広くすることができます。
症例写真③
(手術前)⇒(6ヶ月後)


3人目の方です。
この方は、瞼の厚みが気になっていたのと、二重幅も少し広くしたいと希望されていた方です。
このような方で無理やり二重埋没法や切開法で二重を広くすると余計に厚ぼったさが目立ったり、ハム目になってしまいます。
眉下切開をおこなえば、瞼の厚みをすっきりさせて自然な感じで二重幅を広くすることができます。
術後の画像では、自然な感じで二重が広くなったのが分かりますね。
黒目やまつ毛の生え際も見えやすくなって目の全体の印象が明るくなりましたね。
半年後なので傷はほぼ完成ですが、どこを切ったのかわからないくらいきれいです。
症例写真④
(手術前)⇒(6ヶ月後)


次の症例です。
この方は瞼のたるみが気になるとご来院された方です。
この方も術前は黒目部分にたるみが乗り、二重がやや台形っぽくなっており、黒目やまつ毛の生え際もたるみに隠れて見えにくくなっていました。
術後は二重が目の形なりに丸く出るようになりましたね。
黒目やまつ毛の生え際も見えるようになり目が大きくなりました。
眉下切開はこのように自然なデカ目効果があります。
傷についてはこの方もほとんどわかりません。
症例写真⑤
(手術前)⇒(3ヶ月後)


次の方です。
この方は瞼の厚みを気にされてご来院されました。
術前は確かに二重のライン上の瞼の厚みが目立っていて、腫れぼったい瞼に見えます。
この二重の上の厚みは脂肪ではありません。
皮膚や筋肉の厚みです。
脂肪とりやROOF切除では厚みを減らすのは難しく、眉下切開をするしかありません。
なので、今回の方も眉下切開をして上まぶたのたるみをしっかり減らしました。
術後の画像を見てもらうと、上瞼の厚みがすっきりしましたね。
もともと皮膚が厚い方なので限界はありますが、それでも厚みがだいぶスッキリしたのが分かります。
二重も広くなりました。
3ヶ月後なので傷にやや赤みはありますが、もう少ししたら徐々に白く抜けてもっと目立たなくなります。
症例写真⑥
(手術前)⇒(6ヶ月後)


次は6人目の方です。
もともと二重埋没法を考えていた方ですが、たるみが強く、そのまま二重にしてもハム目になって二重幅も出にくいことが予想されました。
なので、まず眉下切開をおこなってたるみを取り、隠れている本来の目を出し二重を無理なくつきやすくすることにしました。
術後を見ていただくと、本来の黒目やまつ毛の生え際がしっかり見えるようになり、目が大きくなりましたね。
もともとの奥二重も少し見えるようになり目元がぐっと明るくなりましたね。
これなら二重埋没法にしなくても良さそうです。
もちろんご希望により二重を広くすることも可能です。
二重術を考えている方はまず眉下切開を考えると良いです。
ご本人は眉の傷を気にされて最初手術を躊躇していましたが、どこを切ったかもわからないくらい傷は目立たなく治っていますね。
症例写真⑦
(手術前)⇒(3ヶ月後)


次は7人目の方です。
この方は若いころからまぶたが重たかったとのことで、まぶたの重い感じ厚ぼったさを改善したいとご希望され、眉下切開をおこないました。
術後の画像を見ていただくと瞼の厚みが減り、目元が軽くすっきりしましたね。
二重も丸くはっきり見えるようになりました。 全体的に目元が明るく若返りました。
もし眉下切開をしなかったら、たるみが進行してまぶたの厚ぼったさはさらに増し、目は三角目になって重く開けづらくなるのが予想されます。
ただ、今回眉下切開でたるみを取ったため、将来的に目元は老けにくくなったかと思います。
このような感じで、眉下切開は長期的な老化予防効果もあります。
症例写真⑧
(手術前)⇒(3ヶ月後)


次は8人目の方です。
2年前に二重の埋没法をおこなっていましたが、二重が狭くなり、二重幅を無理なく出したいと眉下切開をご希望されました。
目の上にたるみがある状態だと、二重術で二重を高い位置に作っても二重幅が出にくく、無理がかかってしまいます。
眉下切開をして皮膚のたるみを切除すれば、無理なく二重を広くすることが可能です。
また、眉下切開はちょうどおでこで眉を上げたような状態にしてくれるため、目も開きやすくなって軽くなり目力もでやすくなります。
術後の画像を見ていただくと、二重が自然な感じで広くなっていますね。
また目の開きも良くなって目全体の印象が大きくなりました。
症例写真⑨
(手術前)⇒(6ヶ月後)


9人目の方です。
20代の男性の方で、瞼が重くておでこを上げる癖があり、瞼を軽くしたいとご希望されました。
一重のまま瞼を軽くして目を大きくしたいとのことでした。
術前は、まぶたの厚みが強くたるみもありました。
たるみで黒目や睫毛の生え際が隠されて、目がさらに眠たく重く見えてしまっています。
術後は、まぶたのたるみが引きあがったことで、瞼の腫れぼったさが改善しましたね。
瞼がすっきり見えるようになりました。
たるみが減ったことで黒目や睫毛の生え際も見えるようになり目も大きく明るくなりました。
二重を作ることなく目を大きくしたいというかは一定数いらっしゃいますが、そのようなご希望の方には眉下切開は良い手術になります。
症例写真⑩
(手術前)⇒(3ヶ月後)


10人目の症例の方は二重を広くしたいとのことでご来院されました。
通常であれば、二重術をおすすめして二重埋没法などで無理やり二重幅を広くすることを勧める先生は多いかと思います。
ただ今回の方は、上まぶたのたるみがややあり、自然な感じで二重を広くしたいとのことだったので、眉下切開をおすすめしておこなうことになりました。
術前はやや瞼は重く、狭めの二重でしたが、術後は二重幅が自然な感じで広くなり、厚みもすっきりしましたね。
目元の重たい印象が減って目が明るくなりました。
ご希望の通りの自然な広い二重になったかと思います。
単に二重術で二重を広くすると厚みと食い込みなどが増して不自然さが出ますが、眉下切開では本来の二重を生かして自然な感じで二重を広くすることができます。
傷は3ヶ月後なのでやや赤みはありますが、半年経って色が抜ければほとんど目立たなくなるかと思います。
症例写真⑪
(手術前)⇒(6ヶ月後)


11人目の方です。
この方は二重埋没法を希望していましたが、厚ぼったいまぶたなので、そのまま二重埋没法をおこなっても食い込んだ不自然な二重になり、二重もかなり戻りやすいことが予想されました。
なので、まず眉下切開を行いたるみを減らして瞼をすっきりさせ、二重が自然な感じ出るように土台作りをすることになりました。
そして眉下切開3ヶ月後に二重埋没法をおこないました。
二重埋没法は自然な感じの幅で二重をつくりましたが、眉下切開でたるみを切除しているので、奥二重の自然な二重のラインが出ています。
術前の状態で二重埋没法をおこなっても、このような自然な二重は絶対に出ません。
眉下切開を組み合わせたことでご希望の自然な二重ができたかと思います。
ただ、眼瞼下垂があるので本来は眼瞼下垂の手術も同時におこなうとより目元が明るくて良くなったはずですが、今回はご希望により二重埋没法だけおこないました。
症例写真⑫
(手術前)⇒(6ヶ月後)


12人目の方です。
このお客様は、以前に他院で二重の全切開と眼瞼下垂をおこなっていた方です。
二重を広くしたいと希望されて来院されました。
診察させていただくと、目の上には皮膚のたるみがあり、まぶたもやや厚みがある状態でした。
なので、二重術で二重を広くするのではなく、眉下切開で上瞼のたるみを減らすことで二重幅を広くすることにしました。
目頭の二重はできれば平行型にしたいと希望があり、同時に目頭切開Z形成Park法もおこなっています。
術後の画像を見てください。
二重の幅が全体に広くなりましたね。
このように、二重術で無理やり広くしなくても自然な感じで二重を広くすることができます。
そして、たるみが取れたことで瞼の厚ぼったさもすっきりしました。
二重を広くしたい方はまず眉下切開を考えると良いです。
ちなみに、目頭の二重を見ると蒙古ひだで隠れていた二重がしっかり出て、平行型の二重になりましたね。
Park法では、上部の蒙古ひだの皮膚を切除することで通常のZ形成より平行型になりやすくすることができます。
目頭側も平行型で二重幅が全体に広くなってはっきりとしたご希望通りの二重になったかと思います。
症例写真⑬
(手術前)⇒(6ヶ月後)


最後は13人目の方です。
今回の症例の方は、瞼の厚みが気になるけれど二重を広くはしたくないとご希望された患者様です。
2年前に二重埋没法+脂肪取りをおこなっており、そこから特に厚ぼったさが気になったそうです。
まぶたの厚みを減らすために、まず眉下切開をおこないましたが眉下切開を二重が広くなるので、二重が広くならないように埋没で作った二重をリセットするために、埋没法の抜糸も同時に行いました。
そのあとに、二重埋没法の連結止めをおこなっています。
前回は広く埋没法をしたことで厚みが出たので、狭い自然な二重を希望されました。
術後を見ていただくと最終的に二重は自然な奥二重になりましたね。
眉下切開をしたことと、二重を狭くしたことで厚ぼったさが減りましたね。
ご本人のご希望通りになったのではないかと思います。
今回の方のように、眉下切開は二重の抜糸を組み合わせることで二重を狭くすることも可能です。
まとめ
以上が眉下切開の最新の症例写真パート3でした。
眉下切開の優れた効果がよく分かってもらるのではないかと思います。
眉下切開をすると、瞼の厚ぼったさを減らして自然な感じで二重を広くしてくれることができます。
デカ目効果も出て目も明るく大きくなり、将来的にも目元が老けにくくなります。
切開するので傷を気にされる方がいらっしゃいますが、眉の下の傷はきちんとしたデザインで丁寧に手術をおこなえば、今回見てもらって症例の方々のように通常傷が目立つことはありません。
ただし、たるみが少ない人やくぼみ目が強調されたり、縦じわが出やすくなったりする人では眉下切開をできないことがあります。
適応があるかはカウンセリングでしっかり診察してもらうと良いです。