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美容コラム/ Beauty column

目頭切開の術後に後戻りしてしまう可能性はあるのか 

作成日:2025.6.10

 

【目頭切開】術後に後戻りしてしまう可能性はあるのか|施術の種類ごとに違いを解説 縮小版

今回は目頭切開の後戻りについてお伝えしたいと思います。
目頭切開をお考えの方は後戻りを心配されている方もいらっしゃるかと思いますので、参考にしていただければと思います。

 

目頭切開とは

目頭切開は蒙古襞を解除して目の幅を広くして目を華やかに見せる手術です。
蒙古襞とは目頭部分にある水かきのような皮膚のツッパリのことで、赤ちゃんや子供で発達しているため蒙古襞があると、幼く目が小さく見えます。
目頭切開では襞を切開して除去したり、解除することで隠れていた目を大きく露出し、目頭側の幅を広くして大きく見せます。
目頭切開で蒙古襞がなくなると大人っぽくなり華やかな美人系の目元になります。

 

 

目頭切開の後戻りとは


目頭切開の後戻りについてですが、なぜ後戻りするのでしょうか。
原因としてはいくつかありますが、例えば皮膚を切って縫った場合、皮膚は徐々に伸びてなじむのである程度は後戻りします。
そうやって伸びて後戻りするのが原因として一つあります。
あとは、傷というのは治るにつれて徐々に縮んで治りますが、縮むことで蒙古ひだがまた張り出して戻ってしまうというのもあります。
これについてはまた後でお伝えします。

後戻りというのはどんな手術でも多かれ少なかれしょうがない所はありますが、目頭切開の手術の種類によっても差があり、当然蒙古ひだの大きさや個人によっても差があります。
目頭切開はいくつか種類があります。
主なところで三日月法、W形成、Z形成、リドレープ法などがあります。
先ほど言ったように、目頭切開の種類によって後戻りのしやすさは違います。
これからそれぞれの手術方法をおさらいしながら、後戻りについても解説していこうと思います。

 

手術の特徴


単純法(三日月法とは)


まずは、単純法(三日月法)についてお話しします。
この手術は、蒙古ひだの形(図の緑色)を単純に三日月状に切除するシンプルな方法です。
皮膚の切除量が多いので、横だけでなく、全体に目頭が広がるので丸い目頭になりやすいです。
皮膚を切除して縫い合わせるので皮膚が伸びて後戻りのリスクがあります。
目頭は組織が薄い部分なので、後戻りとともに組織が引っ張られて薄くなって不自然に凹むリスクもあります。
また、単純法は、傷が図の赤いラインのようにひだに沿った縦のラインの傷になります。
傷というのは縮もうとするので縦に収縮すると皮膚目の方にひっぱっられてまた蒙古ひだのように張り出して後戻りしてしまいます。
なので、単純法は切除による後戻りと、傷の拘縮による後戻りが合わさって、わりと後戻りしやすい手術と言えるかと思います。
後はリスクとして、へこんだり、目頭が丸くなりやすいリスクもあります。
なので、当院ではあまりおこなっていません。

 

蒙古ヒダ解説

単純切除

 

 

W形成(内田法)とは

次にW形成術についてお話しします。
W形成の傷は図のようにジグザグになります。
単純法の様にまっすぐな傷ではなくジグザグにして戻る力を分散することで、後戻りを減らし、傷もきれいに治りやすくしようという方法です。
ただ、結局皮膚切除をおこなうことと、ジグザグも引っ張られて三日月に近い形になるので、どちらかというと単純法に近い施術ではあります。
なので、単純法と同じようなリスク、皮膚切除のぶん後戻りがあったり、弧状の傷の拘縮でも後戻りしやすくなったりします。
また、丸みが出やすいとか、凹みのリスクは同様です。
ただ、単純法よりはリスクは少し減らせるかとは思います。

 

W形成

 

 

Z形成とは


次はZ形成についてお話しします。
Z形成は、イラストのようにジグザグにカットして、三角形のフラップを移動させて蒙古ひだを解除させる方法です。
図はハーフZという方法ですが、他にもいくつかデザインがあります。
蒙古ひだを切除せずに力の方向を変えることで蒙古ひだを解除します。
皮膚を切除しないので目頭は不自然な丸みが出にくいです。
力を入れ替えるので、後戻りはあまりしません。
多くの方の目頭切開の計測をしてきましたが、あまり後戻りしない手術方法です。
Z形成は一般的に多くのドクターで好まれていて日本では主流の目頭切開になります。
ただ、Z形成は力の方向を変えて歪みができるため、まれにdogearというふくらみや、目頭の上部に凹みができるリスクがあります。

目頭切開Z形成(引っ張った状態)

 

 

リドレープ法


最後にリドレープ法について解説します。
リドレープ法は、簡単に言うと皮膚を剥離して蒙古ひだをずらして目の下部分で皮膚を切除する方法です。
韓国でよく行われている方法なので韓流目頭切開とも呼ばれています。
傷はイラストのように目の縁に沿った傷になるので傷が目立ちにくいのがメリットです。
リドレープ法は皮膚切除するのでやや丸みのある目頭になりやすいです。
あとは二重が平行型になりにくいというのもあります。
後戻りに関して言うと、蒙古ひだを剥離してずらしますので後戻りはダイレクトにはおこりません。
しかし皮膚を寄せて縫合したり、皮膚切除したりしますのでZ形成に比べて後戻りはあります。
なので、リドレープ法は多少の後戻りがある目頭切開と思っていただくと良いと思います。
逆に言うと多少の後戻りがあるので、自然な控えめな変化になりやすいです。

 

リドレープ法皮下剥離 
目頭切開リドレープ法傷跡

 

以上が単純法、W形成、Z形成、リドレープ法の解説とそれぞれの後戻りのしやすさについてでした。
後戻りに関しては、Z形成が一番少なくて、その次にリドレープ法、そして、W形成、単純法ということになります。

後戻りしにくくする工夫


さて、後戻りはなるべく少ない方が良いと思いますが、後戻りしたくないという方は今言ったようにZ形成を選ばれると良いかと思います。
ただし、Z形成はもともと後戻りしくい目頭切開ですが、それはきちんと手術をおこなうことが前提になります。
当院ではZ形成をなるべく戻りにくくするために工夫して手術をおこなっています。

まず一つ目の工夫としては、三角弁がぴたっと入れ込む部分に収まるように、しっかり剥離するようにしています。
しっかり剥離しないと三角弁が戻ろうとする力が残って、それで無理やり縫い寄せると、後戻りしたり、傷が汚くなってしまったりするリスクがあります。
しっかり剥離して縫う前から三角弁が移動した位置にぴたっとはまり込んで動かなければ、戻る力が加わらなくなり、後戻りしにくくなります。

また、2つ目としては、ポイントの中縫いをしっかりおこなうというのがあります。
ポイントの中縫いをおこなうことで後戻りの力をさらに抑えることができます。
戻る力を減らすことで傷もきれいに治りやすくなります。
また、凹凸のリスクを少しでも減らすこともできます。

まとめ


以上が単純法、W形成、Z形成、リドレープ法の手術と後戻りについての解説でした。
当院ではZ形成とリドレープ法で目頭切開をおこなうことが多いですが、基本的にお客様の目頭の形とか傷を目立ちにくくしたいとか、平行にしたいとか、後戻りしにくい方が良いなどのご希望を考慮して手術を選択してもらっています。
後戻りに関して言うと、Z形成もリドレープ法も後戻りは少ない手術ですが、より後戻りを少なくしたければ先ほどもお話ししたとおり、Z形成がお勧めです。
また、リドレープ法は、やや後戻りがあるということで、自然で控えめにしたいという方には逆に向いているかと思います。
今回は特に目頭切開の特徴、特に後戻りについて焦点をあてて解説しましたが、目頭切開を考えている方にご参考にしていただければ嬉しいです。 

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~執筆者紹介~

西尾 謙三郎 医師
医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴
平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
平成26年 もとび美容外科クリニック開院
資格
美容外科専門医(JSAS)
日本アンチエイジング外科学会専門医
アラガンボトックスビスタ 認定医
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本加齢医師会
日本レーザー医学会
日本美容外科医師会
18年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。
「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

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西尾 謙三郎 医師(院長) Kenzaburo Nishio

20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴

平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業

平成26年 もとび美容外科クリニック開院

資格

美容外科専門医(JSAS)

日本アンチエイジング外科学会専門医

アラガンボトックスビスタ 認定医

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

日本加齢医師会

日本レーザー医学会

日本美容外科医師会

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西尾 謙三郎 医師(院長)
西尾 謙三郎 医師(院長) Kenzaburo Nishio

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