20年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。 「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
HIFU(ハイフ)のリスク・失敗について
作成日:2026.5.11
目次
HIFU(ハイフ)とは
HIFUとはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で、 日本語で言うと高密度焦点式超音波です。
超音波を虫眼鏡のように焦点させて、点で熱凝固させる施術です。
他の組織にはダメージを与えず、ターゲットは60~80℃に熱せられます。
63℃以上はタンパク質が変性を起こして戻らない温度です。
皮下のお顔の支持組織である表在性筋膜(SMAS)に数千~1万ヶ所の熱収縮を起こすことでリフトアップ・小顔効果を出します。
SMASはフェイスリフトで引き上げる部分で、切らないフェイスリフトとも呼ばれています。
ダウンタイムがあまりないのに数千か所以上の熱収縮を起こすと考えるとすごい効果ですね。
「手軽に出来て・効果が高い」これが人気の秘密になります。
HIFU(ハイフ)のリスク・失敗
①痛みのリスク
皮下の痛みを感じない部分を熱収縮させるので基本的に痛みはありませんが、骨膜、筋肉、血管・神経周囲などで痛みを感じるリスクはあります。
全然痛くなかったという方もいれば、痛かったという方もいて個人差がありますが、我慢できる範囲の痛みです。
実際に施術された方のお話によると、骨に響く痛みと、ちくちくする痛みとかがあるようです。
頬骨弓やフェイスライン付近では痛みが出やすいようです。
自分がされたときは、痛みはほとんどなく骨が響く・振動する感じがしただけでした。
②赤みのリスク
皮下に熱が発生するため赤みが出るリスクがあります。
赤みは半分くらいの人に出る可能性はありますが、当日中に落ち着きます。
③むくみのリスク
出力を強くしすぎたりすると腫れるリスクがあります。
通常の出力で行っていればむくむのは稀です。
④熱感のリスク
皮下に何千か所も点状の熱収縮を起こさせるので、熱がこもって直後は熱感がでることがあります。
当日中には引きます。
⑤筋肉痛のリスク
ターゲットするSMASは表在性の筋膜なので、そもそも表情筋繊維が含まれていおり、ハイフで熱収縮を起こすと直後から筋肉痛が出る可能性があります。
ただし、1週間以内には引いていきます。
⑥内出血
血管にハイフがあたって損傷すると出血するリスクがあります。
ただし、起こることは稀です。
起こってしまっても、1,2週間で消えていきます。
⑦ホホのコケ
HIFUはたるみを引き締める治療なので、当然ホホの部分が引き締まるとホホのコケが目立ちやすくなるリスクがあります。
それだけ引き締まっているということではありますが、 もともとホホがコケている方では注意が必要です。
⑧火傷
基本的には起こりませんが、エネルギーを上げすぎたり、ハンドピースを浮かして照射してしまうと火傷のリスクがあります。
また、骨に近い部分は反射して火傷の原因になるとも言われており、フェイスラインの骨の近いラインなどには照射しません。
火傷をすると赤み・腫れ・痛みが続いたり、水泡ができたりします。
軟膏などの処置で対応すれば徐々に落ち着いていきます。
⑨神経障害
顔には血管だけでなく神経が豊富に通っています。
ハイフが神経にあたってしまうことで神経障害がおこる可能性があります。
頻度はごくまれです。
感覚神経なら一部感覚が鈍くなったり、運動神経であれば一部の表情筋の動きが弱くなって表情が変になったりします。
基本的に神経を切断しているわけでなく、一部損傷した状態なので1か月以内に治るケースがほとんどだそうです。
HIFU(ハイフ)のリスク・失敗を減らすためには
施術への理解
火傷や神経障害のリスクは怖いですが、基本的に起こることは稀です。
丁寧に浮かないようにハンドピースを当てて、解剖学的に問題ない部分を見極めて当てていけばリスクを避けることができます。
例えば、神経障害を避けるために 感覚神経の本幹(眼窩上・眼窩下・頤神経)は避け、運動神経の終末枝が通る部分は、照射を避けたり、浅い層だけにあてることで神経障害のリスクを減らしています。
解剖学的に危険な部分をきちんと避けた照射の仕方が重要になります。
当院ではブロック麻酔やフェイスリフトなど多く行っており、神経などのリスク部位はよく把握していますのでご安心頂ければと思います。
クリニックとその他の比較
一方で、エステなどでは低出力でハイフを行っていますが、組織を熱収縮させるハイフはやはりリスクがあります。
また、セルフハイフが流行ってきていますが、人があててもリスクがあるのに、自分が当てるなどなおさら危険なことだというのはもうお分かりいただけると思います。
それらのリスクを見越しておこなうためには、相当出力を落とす必要がありますので、かなり効果が弱くなり、タンパク質変性とは程遠く、軽く温めてハリが一時的に出るレベルになるのかもしれません。
安全に効果をしっかり出したければクリニックでのハイフがおすすめです。
まとめ
痛み、赤み、むくみ、熱感、筋肉痛などのリスクは通常でも良く起こることではあり、速やかに回復するので心配はありません。
また、内出血やホホのコケも起こる可能性があるが、基本的には時間と共に落ち着いていくし、適応を見極めればそれほどリスクにはなりません。
ただし火傷や神経障害のリスクは怖いです。
しかし、きちんと解剖的に問題ない部分に照射し、ハンドピースを浮かせないように丁寧に照射すれば問題なく、頻度としてはごく稀です。
解剖的なリスクをきちんと回避した照射方法で、丁寧に照射をおこなっているクリニックを選ぶのが良いですね。
施術が気になった方は、一度当院の無料カウンセリングにお越しください。