口角挙上術とは

口角挙上術は、口角を上げたい方向に切開して縫い合わせることで口角が上がったように見せる手術です。
口角が上がって見えることで気難しい疲れた感じの印象が、ほほ笑んだように明るく若々しくなります。
また年齢と共に口角は下がっていきますが、口角が上がることで若々しく見えるようになります。
手術では、図の赤線部分を切開し、縦方向に縫い合わせることで口角を延長・挙上します。
その際、口輪筋も処理することにより後戻りのリスクを減らし効果を高めます。
また、縫い合わせながら上口唇の口角部分に引き連れをつくることで、ボリュームが出て（dog ear）、口角にヒアルロン酸を入れて口角を上げるのと同じような効果を出すことができます。

口角が延長することで口の幅が広がって口を大きくする効果や、笑顔時など口が開けやすくなる効果もあります。
口を大きくしたい方にもおすすめできる施術です。

通常は、当院では皮膚切除をおこなわずに自然な感じで口角を挙上するようにしています。
ただし、口角部分で唇の上（白唇）のたるみが強い場合は、唇外側のたるみ部分（図の赤い部分）の皮膚をカットして切除し、たるみを除去します。

口角挙上術の抜糸は１週間後におこないます。
しばらくは口が閉じにくくなることがあります。